実践国語研究 2004年9月号
説明文の新しい教材・新しい指導

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実践国語研究 2004年8・9月号説明文の新しい教材・新しい指導

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ジャンル:
国語
刊行:
2004年7月16日
対象:
小・中
仕様:
A5判 140頁
状態:
絶版
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目次

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特集 説明文の新しい教材・新しい指導
自分の考えを育てる説明文の学習指導
寺井 正憲
低学年/新しい教材「タイの小学生マナのくらし」の教材分析と授業
「タイの小学生マナのくらし」の新しさとその指導
成田 雅樹
「タイの小学生マナのくらし」の授業実践
伊ア 一夫
「タイの小学生マナのくらし」の授業提案
言葉の意味を考え、正しく理解し合うための活動に
廣井 嗣雄
情報を自分のくらしと比べ理解する読み
櫻本 明美
中学年/新しい教材「動物とくらす」の教材分析と授業
「動物とくらす」の新しさとその指導
石田 紘子
「動物とくらす」の授業実践
柳原 千明
「動物とくらす」の授業提案
自分の読みを形成するために
田口 聡子
目的を明確にした読むことの学習
古川 元視
高学年/新しい教材「まんがの方法」の教材分析と授業
「まんがの方法」の新しさとその指導
大熊 徹
「まんがの方法」の授業実践
井上 善弘
「まんがの方法」の授業提案
筆者の論理構成に目を向けさせる
藏内 保明
要約や引用の仕方を身につけさせる
土井 俊信
中学校/新しい教材「『めぐる輸』の中で生きる」の教材分析と授業
「『めぐる輪』の中で生きる」の新しさとその指導
植山 俊宏
「『めぐる輪』の中で生きる」の授業実践
杉本 直美
「『めぐる輪』の中で生きる」の授業提案
「環境」について自分の意見を持って取り組む授業
平野 栄子
語句の意味を正確にとらえ理解する
山内 修
中学校/新しい教材「ガイアの知性」の教材分析と授業
「ガイアの知性」の新しさとその指導
吉田 裕久
「ガイアの知性」の授業実践
山下 昌宏
「ガイアの知性」の授業提案
サブテキストを加工してメインテキストに挿入
黒尾 敏
ものの見方・考え方を深めさせる
大塚 みどり
平成時代/説明文指導小史
古賀 勝利
子どもの詩と物語 (第9回)
「ちょうかい山」
佐々木 雅子
自己学習を進める実践資料の展開
低学年/シリーズ作品を読んで紹介しよう
高嵜 育
中学年/お気に入りの詩と出あう
長田 麻里
高学年/書くことを通して読む力を高める
大澤 八千枝
投稿=実践研究の広場
筆者に寄りそって読み取り自分の考えを持つための手立て
岩本 初美
〜「火星に生命をさぐる」(光村・6年上)〜
「君も審査員」−読書感想文を推敲しよう−
岩本 諒子
〜「読書の楽しさ」〜
読者の声から―メール通信・前号評判記
創意工夫のある国語教室 (第15回)
確実に言葉の力を育成する学校
秋元 達也
〜鹿児島市立桜丘西小学校の実践〜
BOOK GUIDE《この本がおもしろい》
『確かな国語力をつける授業モデル(全2巻)』(井上一郎編著)
森田 真吾
『ことばの不思議ベスト20』(森山卓郎監修)
林 理香
いまさら聞けない国語の豆知識・素朴なQ&A (第15回)
ドリル学習
佐藤 きむ
書ける子を育てる (第3回)
学習を話題にして文章を書く
吉永 幸司
説明力を育てる (第9回)
表現様式の明確化(2)
井上 一郎
確かな「ことば」の学びを創る (第3回)
教材が生きる・教材を生かす−説明文教材(2)
相澤 秀夫
国語教室のつくり方入門 (第3回)
感想を活かす(1)
尾ア 靖二
教科書の中の児童文学 (第3回)
戦争児童文学とメディア・リテラシー
目黒 強
パーソナルコンピュータの活用―海外から学ぶ (第3回)
読むことの変容
市川 真文
豊かな表現を学ぶ学習指導の展開 (第3回)
読むこととの関連を図る
西辻 正副
エッセイ「金の卵―生きて学ぶ」 (第9回)
顔の喪失 その1
井上 一郎
編集後記
井上 一郎
Keyword Index

編集後記

本号は、6―7月号の文学と同様に、教科書に収録された説明文の新しい教材の魅力と新しい授業構想のあり方について提唱するものである。説明文教材は、安定して採録されているものがある一方で、改訂のたびに差し替えられることが多いのも現実である。そこで、比較的新しく収録されたものの中から、小学校3教材、中学校2教材を選び、具体に即して実践提案をいただくように構成した。

1 最初に、本誌で説明文の指導の動向を探る対談相手として、専門家の立場からご出席いただいた千葉大学寺井教授より、新しい説明文教材の特徴及び新しい指導はどのように展開されるべきか、巻頭論文として展望いただいた。

2 次に、小学校低学年・中学年・高学年・中学校から新しい教材を選択し、それぞれについて以下のような提案をいただくことにした。

(1) 研究的な立場から、各教材のどこが新しいのか、従来の教材との共通点や相違点などの特徴を捉えながら魅力を明らかにした上で、指導法として可能な方法を述べる。

(2) 新教材を活用して新しい指導法を構想し、実践後、解説を行う。多くのページを割いているので、ワークシートや写真など豊かに収録し、授業のイメージをより分かりやすく描けるように提唱する。

(3) 実践を経てもよいし、経なくともよいから、新教材の指導法の可能性を実践者の立場からとは違った視点で、ベテラン教諭や指導主事、校長などから提案する。

3 最後に、説明文教材の「新しさ」を考えるために、この十数年の動向を教材及び指導法の観点から小史としてレビューする。大きな変化は見つけにくいが、詳細に検討すると、着実に指導法が変容してきている。資料とともに、おおかたの共通理解が得られるように説明文教材の歴史研究に取り組む古賀勝利先生に執筆いただいた。

(井上一郎)

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