国語教育 2025年9月号
「ごんぎつね」の授業 THE BEST

B909

«前号へ

次号へ»

国語教育 2025年9月号「ごんぎつね」の授業 THE BEST

紙版価格: 850円(税込)

送料無料

当日発送

電子版価格: 765円(税込)

Off: ¥85-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
国語
刊行:
2025年8月4日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2025年9月11日
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 「ごんぎつね」の授業 THE BEST
[巻頭提言]「ごんぎつね」はなぜ私たちを惹きつけてやまないのか
消失した語り手が見せてくれたもの
府川 源一郎
「ごんぎつね」の授業 THE BESTセレクション
物語全文を俯瞰する読みから,ごんの変容に迫る読み
白石 範孝
「つぐないの数」から作品を解釈する
青山 由紀
二つのごんぎつねで劇的な探究活動
岩下 修
「ごんぎつね」は連続ドラマで
櫛谷 孝徳
草稿「権狐」との比べ読みの授業
小川 高広
自分だけの「ごんぎつねの世界」を表現する
沼田 拓弥
構造をとらえ、問いを深める
樋口 綾香
自由進度学習を通して、自分の考えをアップデートする
難波 駿
どこで子どもは“誤読”するのか―「ごんぎつね」の難しさ
土居 正博
すぐに使える!「ごんぎつね」全板書 光村図書
石川 培
田中 翔一郎
第2特集 令和7年度 全国学力・学習状況調査の見方・活かし方
小学校 全国学力・学習状況調査の見方・活かし方
調査問題の出題の趣旨と活用のポイント
平山 道大
中学校 全国学力・学習状況調査の見方・活かし方
学習指導を改善するための視点
山内 裕介
おもしろすぎて誰かに話したくなる教室から広がるオノマトペ (第6回)
宮沢賢治のオノマトペ
秋田 喜美
言葉による見方・考え方を働かせる学習課題 (第6回)
理論/「言葉による見方・考え方」と個別最適な学び,および,協働的な学び
小林 康宏
小1/やくそく(光村図書)
岩本 陽介
小2/ニャーゴ(東京書籍)
小栗 幸樹
小3/グループの合い言葉を決めよう(東京書籍)
田村 竜士
小4/クラスで話し合って決めよう(東京書籍)
北山 有希
小5/心の動きを短歌で表そう(東京書籍)
福田 雄太
小6/模型のまち(東京書籍)
眞壁 朝陽
中1/星の花が降るころに(光村図書)
北村 凌
中2/ヒューマノイド(光村図書)
峯 容子
中3/故郷(光村図書ほか)
粉川 新哉
学びが見える!今月の国語板書録 (第6回)
サーカスのライオン(東京書籍3年)
平垣 聖大
ごんぎつね(東京書籍・教育出版・光村図書4年)
平垣 聖大
日本語学が拓く国語科教材分析 (第6回)
文法的観点から分析する
清田 朗裕
生成AI vs. 作文教育 (第6回)
リクエストリーディングの紹介
池田 修
国語教育の実践情報 (第114回)
小学校/令和7年度全国学力・学習状況調査問題について〜大問3〜
大塚 健太郎
中学校/学習指導要領を踏まえた授業づくり
鈴木 太郎
わが県の国語ソムリエ (第160回)
三重県
中條 敦仁
編集後記
林 知里
今月号 掲載教材一覧

編集後記

 小誌ではここ数年、「徹底研究「ごんぎつね」「故郷」の授業」(2022年9月号)、「徹底研究「大造じいさんとガン」「走れメロス」の授業」(2023年11月号)、「徹底研究「海の命」「少年の日の思い出」の授業」(2025年1月号)と三回にわたって特定の教材に特化した特集を組んできました。

 当初は、あまりに間口が狭いのではないか…という懸念もありましたが、蓋を開けてみればかつてないほどの反響・ご好評をいただき、連続企画となりました。定番教材で研究しつくされている…と思いきや、いただいた原稿からは、読めば読むほど新しい発見があり、その魅力に虜になるという、教材の底力を感じるとともに、ご執筆いただいた先生はもちろん、ご感想をお寄せくださった先生みなさまの、教材への熱い思いも感じられました。

 ――といった経緯もありまして、今号でも、「ごんぎつね」を再び取り上げてみようと思いました。「ごんぎつね」は、書籍・論文といった先行研究はもちろんですが、SNSで検索しても、板書例からちょっとしたつぶやきまで、山のようにヒットします。私も含め、ですが、多くの先生方が「ごんぎつね」が大好きなんだなとあらためて思いました。ゆえに、今回は既刊号とはちょっと趣を変えて、それぞれの先生の「ごんぎつね、大好き!」が感じられる項目立てにしてみました。バックナンバーとも見比べながら、ぜひ「ごんぎつね」の魅力を再発見いただき、授業づくりに役立てていただきたいと思っています。



   /林 知里

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ