国語教育 2022年2月号
国語教育 2022年の論点

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国語教育 2022年2月号国語教育 2022年の論点

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2/6刊行予定

ジャンル:
国語
刊行:
2022年1月6日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2022年1月21日
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目次

もくじの詳細表示

特集 国語教育 2022年の論点
教育施策
論点1 国語科で実現を目指す「個別最適な学び・協働的な学び」とは
高木 展郎
論点2 「主体的に学習に取り組む態度」をいかに評価するか
菊池 英慈
論点3 高校国語 新科目編成で求められる授業観の転換とは
島田 康行
論点4 大学入学共通テスト「記述式」はなぜ見送られたか
間瀬 茂夫
GIGAスクール
論点5 「1人1台端末」導入の次に考えるべきこととは
野中 潤
論点6 デジタル教科書の活用で国語の学びはどう変わるか
加藤 直樹谷川 航
論点7 ハイブリッド型授業で何ができるか,できないか
三井 一希
論点8 学校図書館における電子書籍利用はどう進むか
植村 八潮
学び
論点9 文学教育の未来をどう眺めるか
伊藤 氏貴
論点10 withコロナ時代に求められる「言語コミュニケーション教育」とは
山元 悦子
論点11 ICT時代に担う「手書き」の学習の意味・役割とは
鈴木 慶子
論点12 語彙指導のさらなる充実にどう取り組むか
河内 昭浩
論点13 今,問い直される古典学習の意義とは
菅原 利晃
論点14 「学び続ける子供」を育てるための国語の評価とは
高瀬 裕人
論点15 これからの情報リテラシー教育には何が求められるか
羽田 潤
論点16 クリティカル・シンキングを国語科でどう育むか
酒井 雅子
論点17 国語科授業のインクルーシブ化に向けた視点とは
原田 大介
論点18 国語科における「詩創作指導」の可能性とは
中井 悠加
小特集 私が選ぶ“国語本”ベスト3
山元悦子『発達モデルに依拠した言語コミュニケーション能力育成のための実践開発と評価』/三宮真智子『誤解の心理学―コミュニケーションのメタ認知』/茅野政徳編著『指導と評価を一体化する 小学校国語実践事例集』
大村 幸子
田近洵一『読み手を育てる―読者論から読書行為論へ』/松本修『文学の読みと交流のナラトロジー』/田中実・須貝千里編『文学の力×教材の力』シリーズ
岩崎 直哉
佐藤功『教科書御用達小説の主人公はクズでヘタレばかり』/伊藤弘了『仕事と人生に効く教養としての映画』/竹柏会「心の花」編集部『心の花』
山本 純人
石井順治『「学び合う学び」が生まれるとき』/町田守弘編著『サブカル国語教育学―「楽しく,力のつく」境界線上の教材と授業』/温又柔『「国語」から旅立って』
松永 和也
幸田弘子『朗読の楽しみ―美しい日本語を体で味わうために』/見坊豪紀『辞書をつくる―現代の日本語』/野村敏夫『国語政策の戦後史』
野村 耕一郎
編集部が選ぶW国語本W【番外編】
『国語教育』編集部
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国語教育 2022年の論点
特集(扉)
GIGAスクール時代の国語授業づくり (第11回)
ICTの活用による「指導と評価の一体化」を目指した授業実践
高井 太郎
教科書教材で実践! 今月の板書&発問講座 (第11回)
小学1年/「これは,なんでしょう」(光村図書)
岩崎 直哉
小学2年/「楽しかったよ,二年生」(光村図書)
宍戸 寛昌
小学3年/「ゆうすげ村の小さな旅館―ウサギのダイコン」(東京書籍)
藤井 大助
小学4年/「つながりに気をつけよう」(光村図書)
山本 真司
小学5年/「資料で見て考えたことを話そう」(東京書籍)
小林 康宏
小学6年/「伊能忠敬」(教育出版)
長屋 樹廣
中学1年/「構成や描写を工夫して書こう 体験を基に随筆を書く」(光村図書)
人見 誠
中学2年/「走れメロス」(光村図書他)
上田 浩嗣
中学3年/「話し合いで意見をまとめよう―合意形成を目指す話し合い」(東京書籍)
菅原 和朗
青木伸生の国語授業指導スキル大全 (第11回)
漢字指導のスキル
青木 伸生
野口芳宏の国語授業四方山ばなし (第23回)
幼児教育の現場からの学び(中)
野口 芳宏
〜「教え」「教わる」大切さ〜
国語教育の実践情報 (第71回)
小学校/令和3年度全国学力・学習状況調査授業アイデア例について2
大塚 健太郎
中学校/令和3年度教育課程実践検証協力校の取組
杉本 直美
わが県の国語ソムリエ (第117回)
栃木県
森田 香緒里
編集後記
大江 文武
今月号 掲載教材一覧

編集後記

 国語教育関係の学会や研究会に参加すると,専門の研究者ではない身である私にとっては,同じ「国語教育」という枠組みの中でもこれほどたくさんのテーマ設定や問題意識,アプローチが存在するのかと,毎回発見があります。とはいえ,そうしたテーマの一つ一つ全てを普段の特集の中で取り上げることは現実的ではなく,興味深さを感じつつも,なかなか具体的に取り扱う機会が少ない話題も多いというのが正直なところです。

 一方で,世間に目を向けると,国語教育・国語授業を取り巻く環境の変化や新たな議論の展開は,この一年でますます進んでいるように思います。中でも代表的なのは,「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜(答申)」(令和3年1月26日,中央教育審議会)の中で示された今後の学びの方向性,そして,GIGAスクールによる1人1台端末環境の実現でしょう。この一年,現場のニーズに応える形で,これまでには考えられなかったペースでICT活用関連書籍が刊行されています。また,四月には新課程が実施となる高等学校国語科の新カリキュラムや,大学入学共通テストをはじめとした高大接続改革に関連しては,ここ数年にわたって様々な場で批評・討論の場が設けられました。さらに,コロナ禍を契機として,既存の観念にとらわれず,予測不能なこれからの社会に向けて,学びの在り方・意義を改めて問い直す向きも加速しています。

 こうした事情を踏まえて,本号では「国語教育 2022年の論点」と題して,世間的な注目度の高いテーマから,普段は取り上げることの少ないテーマまで,国語教育にかかわる様々な「論点」を取り上げました。「教育施策」「GIGAスクール」「学び」という大きく三つの分類で,計18の「論点」について,様々な見地からご提言いただいています。担当編集としても,いつもの号に増して読み応えのある,学びの多い一号でした。本号を一つの契機として,国語教育の現在地を確かめるとともに,二〇二二年以降の国語教育を考え,形作るための足場としていただくことができましたら幸いです。

 また小特集では,現場での実践経験の豊富な先生方に,国語教師に勧めたい「マイベスト“国語本”」をご紹介いただきました。こちらも,いわゆる「教育書」の枠組みにとらわれない選書が多いのが印象的でした。願わくは,本誌をお読み下さった皆さんにもぜひ「マイベスト“国語本”」をお選びいただき,読書の輪を広げていっていただきたいと思っています。


   /大江 文武


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