- 特集 どの子も熱中する!授業ツール&アイテム大集合
- 提言 「主体的・対話的で深い学び」を実現する 国語科の授業ツール&アイテム
- [自主教材]手づくりのアイテム&ツールを活かす自主教材
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- [思考ツール]思考ツールを活用した感想文の指導方法
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- [ICT・NIE]「主体的・対話的で深い学び」の伴走者として
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- どの子も熱中する! 小学校の授業ツール&アイテム
- 授業全般
- 【自作ワーク】「言葉による見方・考え方」を深化する
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- 話すこと・聞くこと
- 【対話力トレーニング】「対話力トレーニング」で対話の効果を向上させる―対話力トレーニングの基礎基本―
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- 書くこと
- 【シンキングツール】シンキングツールでイメージを明確にする
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- 読むこと
- 【読み取りマップ】「自分で読めた」「これだけ読めた」を実感する
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- 【座標シート】物語文の読みを自覚し,対話をしたくなるツール「座標シート」
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- 言語事項
- 【漢字学習システム】子どもが自主的に学ぶ漢字学習に!
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- ICT
- 【情報学習支援ツール】パワーチェックカード・シンキングルーチンカードで実現する主体的・対話的で深い学び
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- どの子も熱中する! 中学校の授業ツール&アイテム
- 授業全般
- 【ルーブリック・振り返りシート】学習評価から授業づくりを見直す
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- 話すこと・聞くこと
- 【スターチャート】自分の考えを広げ深めるスターチャート
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- 書くこと
- 【構成ワークシート】課題設定〜構成段階のワークシート例
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- 読むこと
- 【論証構成図】説明的文章は論証を確かめる
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- 【読み深めカード】「見方・考え方」を可視化する
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- NIE
- 【新聞スクラップ】新聞スクラップで思考力・表現力を高める
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- ICT
- 【iBooks Author】デジタル教材を用いて単元全体をデザインする
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- 第2特集 「大学入学共通テスト」を見据えた新しい高校国語の授業
- 提言 「大学入学共通テスト」を見据えた高校国語の授業づくり
- 資質・能力を明確にし,計画的な育成を
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- 話すこと・聞くことの授業アイデア
- 「話し合う場面」をどう考えるか
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- 書くことの授業アイデア
- 複数の素材を結びつけて書く
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- 読むことの授業アイデア
- 知識を概念化し問いを生成する「現代の国語」
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- 変える国語授業―高大接続改革・大学入学共通テストを見据えて― (第9回)
- 高大接続改革を見据えた授業改善のポイント3(古典学習の方向性)
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- 言葉による見方・考え方を働かせる語彙学習 (第9回)
- 語彙学習の年間指導計画
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- 〜計画的かつ柔軟な語彙学習の年間指導計画〜
- 学び合いがうまくいく!教科書教材のペア&グループ学習 (第9回)
- 小学1年/1ねん1くみすきなものクイズ大かいをしよう―ともだちのはなしをよくきいて,しつもんしたりこたえたりする―
- 【話すこと・聞くこと】12月教材「『すきなものクイズ』をしよう」(東京書籍)
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- 解説
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- 小学2年/登場人物と自分をくらべながら読もう
- 【読むこと】12月教材「わたしはおねえさん」(光村図書)
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- 解説
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- 小学3年/お話のおもしろさを解き明かそう
- 【読むこと】12月教材「三年とうげ」(光村図書)
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- 解説
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- 小学4年/学び合いで編集後記を書く
- 【書くこと】12月教材「新聞でニュースを伝える」(三省堂)
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- 解説
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- 小学5年/メディアとの関わりについて,自分の考えをまとめよう
- 【読むこと】12月教材「想像力のスイッチを入れよう」(光村図書)
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- 解説
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- 小学6年/社会に発信!わたしの意見
- 【書くこと】12月教材「意見文を書こう」(教育出版)
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- 解説
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- 中学1年/文と文のつながりを読む―次の一文がある理由―
- 【読むこと】12月教材「幻の魚は生きていた」(光村図書)
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- 解説
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- 中学2年/相手の考えも踏まえた意見文をつくろう―反駁を意識したグループワーク―
- 【書くこと】12月教材「相手の考えを踏まえて発言する」(光村図書)
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- 解説
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- 中学3年/今までの話し合いを振り返り,ポイントを意識して話し合おう
- 【話すこと・聞くこと】12月教材「話し合いを効果的に進める」(光村図書)
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- 解説
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- 子どもの心を動かす!国語授業10のエンジン (第9回)
- 「まなざしエンジン」を鍛える
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- 学力形成を支える国語教師のための「話し方」教室 (第9回)
- 子供の「話し方技術」を高める指導法(上)
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- 〜「発言」の四種類〜
- 国語教育の実践情報 (第45回)
- 小学校/全国学力・学習状況調査結果を踏まえた「授業アイディア例」を公表
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- 中学校/全国学力・学習状況調査の質問紙調査結果に着目する
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- わが県の国語ソムリエ (第92回)
- 宮崎県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
教室は,たくさんの「アイテム」で溢れています。国語の教室を訪れると,黒板付近を眺めるだけでも,模造紙を使った全文掲示や教材文を抜き出した短冊,マグネットのついたイラストの切り抜き,黒板に貼るネームカードや「声のものさし」など,多くのアイテムを目にすることができます。また,子どもの机に目を向ければ,単元に応じた自作のワークシートやプリントをはじめ,教材文を一冊に再編集してある冊子,自主学習ノート,自己評価用のルーブリックなど,そのクラスの特徴的な取り組みや,先生の日常的な工夫を垣間見ることができます。教科書・ノートといった標準として備わる教材教具に加えて,このようなアイテムを教師が効果的に選択・開発・活用することで,子どもが熱中する,ワンランク上の授業が実現されています。
一方,「ツール」という言葉は,IT分野で「ある目的を手助けするためのソフトウェアやその機能」を指す言葉でもあります。先に述べたワークシートや掲示物のような具体的な「モノ」に限らず,子どもの学びを手助けする枠組みや,ねらいをもって構築された学習システム,プログラムなども,授業における「ツール」と呼べるのではないかと思います。とりわけ,「思考ツール」や「シンキングツール」は,多くの学校や先生方によって開発・研究が進められ,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて,活用の幅が広がっています。
そこで本号では,国語授業で大活躍している「ツール」「アイテム」を集め,その概要や授業での活用アイデアをご紹介いただきたいと考え,特集を企画いたしました。各領域・事項の指導に活用できるツール・アイテムに加え,新聞を活用し,国語科でも様々な実践がなされている「NIE」,そして,情報収集や交流,目当てや成果の共有,表現など様々な場面で活躍し,今や授業を支えるツールとして欠かせない存在となりつつある「ICT」についても取り上げました。
第2特集では,いよいよ来年度に実施が迫った「大学入学共通テスト」と,新しい高校国語の授業を取り上げました。新学習指導要領に先んじて実施されるこの「大学入学共通テスト」から,これからの高校国語の方向性をどのように捉え,日々の授業改善へどうつなげていけばよいのか。また,そのためにどのような授業アイデアが考えられるのか,最新のご論考をご紹介いただきました。
/大江 文武
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- 明治図書
- 実際に使える具体的アイテム(プリント・シート)が掲載されていて良かった。特に単元名などもあると、より理解が深まる。2020/5/5公立中学・国語教師