- 特集 読解から読書へ広げる工夫
- 提言・読解から読書へ広げる工夫
- 一年間を通して「読解から読書へ広げる」力をつける
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- 「読書」から「読解」へと広げる工夫
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- 目的的な読書活動の推進を
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- 「教室の文化」を生かした読解指導と読書指導
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- 授業を基点として知の扉を開く
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- 読解から読書へ広げる工夫―低学年
- 教材文と関連する本を読み聞かせる
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- 読書の花を咲かせましょう
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- 読み聞かせを中心に読書環境を整える
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- アニマシオンと本の紹介活動を通して
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- 挿絵読みから読書に親しむ授業
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- 読解から読書へ広げる工夫―中学年
- 説明文を自分で書かせる
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- 作品を読み比べ、読み広げる工夫
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- 学級の友達のおすすめの本から、読書の幅を広げる
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- 読解から読書へ広げる工夫―高学年
- 詩の鑑賞から創作、そして読書の世界へ
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- 物語文を読み取るコードを知り、活用し、読書につなげる
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- 読書生活につながる読みの力を―オリジナル「夏の百選」を作ろう
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- フィンランドの国策に学ぶ現場での実践案
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- 読解から読書へ広げる工夫―中学校
- 古典から読書を広げる
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- 作品との出会いは作者との出会い
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- 日常的な授業の中に長編の読書活動を組み入れる工夫
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- 授業展開の工夫を通して読書へと誘う
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- 授業の振り返りを「読書」に生かす
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- 学校図書館の活用を教える
- 人がいる 本が動く 授業が変わる
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- 読解力関連の読書と学校図書館
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- 実生活に結びつく図書館活用
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- 必要な話をする場所でもある
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第66回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第66回)
- 図書の時間に読書の幅を広げる指導の工夫
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- 書評
- 『国語科の授業はこう変わる』(東田昌樹他 著)
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- 『授業が楽しくなる技』(河田孝文他 編著)
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- 国語教育人物誌 (第209回)
- 東京都
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- 神奈川県
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- 茨城県
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- 長野県
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- 国語教育時評
- 読解力と人間力の充実を拓く読書活動
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第126回)
- 人権尊重の教育は国語教育が原点起点
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- 分析批評で「批評力」を育てる (第6回)
- 批評(クリティカル)・読み(リーディング)
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- 基礎的国語能力を鍛える (第6回)
- 討論の授業は、なぜ、大切なのか
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- 新学習指導要領国語科をどう理解するか (第6回)
- 「伝統的な言語文化」の教材(下)
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- 〜世田谷区の『日本語』(五・六年)の教材〜
- 思考力・判断力・表現力等の育成と授業改善 (第6回)
- 思考力・判断力・表現力等を育成する「本時の学習指導案」(3)
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- 〜「理科」と連携する授業改善〜
- 続・これからの国語科教育 (第6回)
- 国語科改善の考え方と方向性
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- 〜中教審答申6〜
- 編集後記
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編集後記
〇…今回の学習指導要領改訂の特色の一つとして、「活用型」の学習により「実社会・実生活に生きる力」の育成を期して、基本的知識・技能の習得型の学習を強調している意見も委員の中から出ています。特にわが国語科教育の役割は「言語文化を継承・発展させる大きな使命を持つ」とまで強調されています。中でも読書活動の推進を図るとともに学校図書館の充実を図ることが緊急課題として浮上しています。
〇…去る一月に公表された中教審の答申でも次のように強調されています。「言語に関する能力をはぐくむに当たっては、読書活動が不可欠である。」「小学校では児童が日常的に読書に親しむための指導内容を、中学校においては生徒の読書をより豊かなものにするための指導内容をそれぞれ位置付けるなど、各教科等において、発達の段階を踏まえた指導のねらいを明確にし、読書活動を推進することが重要である」と。
〇…さらに「学校図書館の活用や学校における言語環境の整備の重要性」を強調し、「言語に関する能力の育成に当たっては、辞書・新聞の活用や図書館の利用などについて指導し、子どもたちがこれらを通して更に情報を得、思考を深めることが重要である」としています。
〇…関連して「伝統や文化に関する教育」について、「国語は、長い歴史の中で形成されてきた我が国の文化の基盤を成すものであり、」「国語の一つ一つの言葉には、我々の先人の情感や感動が集積されており、伝統的な文化を理解・継承し、新しい文化を創造・発展させるためには、国語は欠くことのできないものである」との中教審の提言も無視できないでしょう。本号はそのため提言集を特集しました。
(江部 満)
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