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出生率は2年連続で上昇、出生数は再び減少―厚生労働省
kyoikujin
2008/6/5 掲載

 厚生労働省が4日、公表した人口動態統計の月報(PDF)によると、2007年の合計特殊出生率は1.34で、2006年を0.02上回り、2年連続で上昇したことが分かった。

 出生数は108万9745人で前年より2929人減少。母の年齢別では、前年は増加していた20〜24歳、30〜34歳で再び減少したが、35歳以上では2年連続で増加、第3子の出生も引き続き増加した。図に示すように、20歳代での出生数が減少し続ける一方で、30歳代での出生数は緩やかではあるが増加傾向にあることが分かる。

母の年齢階級別出生数の推移

 また、婚姻件数は71万9801組で、前年より1万1170組減少。平均初婚年齢は夫30.1歳、妻28.3歳で、ともに前年より0.1歳上昇した。晩婚化が進行していることも、出産の高年齢化の要因と言えよう。

 このような傾向の背景としては、ライフスタイルの変化や、雇用や景気などへの先行き不安感など、様々に言われているが、毎日新聞が5日の記事で伝えているように、政府の少子化対策が十分でないことも一因と言えるのかもしれない。安心して子どもを生み育てられる社会の実現を望みたい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/6/9 12:43:55
    高齢出産はリスクが大きいと聞きます。
    体力的にも若いうちに産み、育てるのがベターなんでしょうけど・・・。

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