Eduマガのヨミカタ
毎月発行される教育雑誌の中から、その時期にぜひ読んでほしい厳選記事をご紹介するコーナーです。
言語能力・情報活用能力を育てる読解力向上の授業づくり
国語教育 2017年10月号
教育zine編集部木山
2017/9/8 掲載

 『国語教育』2017年10月号の特集テーマは、「国語科授業で取り組みたい!新・読解力向上プログラム」です。

 2015年にOECDが実施した「学習到達度調査」では、前回4位だった日本の読解力は8位となり、平均点も22点減少しました。低下の原因にはCBTに移行した影響もあるようですが、文章で表された情報を的確に理解し、自分の考えの形成に生かしていけるようにすることや視覚的な情報と言葉との結びつきが希薄になり、知覚した情報の意味を吟味して読み解くことなどについての課題も浮かび上がっています。

 今号では「学習到達度調査」の結果分析のほか、言語能力や読解力を育てる授業改善のヒントについてご提言いただくとともに、読解力向上に向けた対応策として「語彙力の強化」「文章を読むプロセスに着目した学習」「情報活用の指導」「コンピュータを活用した指導」の充実につながる授業事例を紹介しました。

 新学習指導要領が目指す国語科の授業改善に役立つ内容満載の特集ですので、「読書の秋」にぜひ手に取っていただきたいと思います。
 

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