- 先生のための『ほめ言葉手帳』
- 教師力・仕事術
絶賛発売中である「ほめ言葉手帳」!
前回の記事では、2017年度版のリニューアルポイントをお伝えしましたが、今回は監修者でいらっしゃる菊池省三先生へのインタビューをお届けいたします。
菊池先生が2017年度版の手帳に込められた思いや、注目してほしい改訂ポイントなど、盛りだくさんでお届けします。
やさしさとやわらかさを感じました。「ほめ言葉」という言葉にぴったりの感覚を感じました。活用される先生のやさしさとあたたかさが、この手帳に毎日記されるのだと思うとあたたかい気持ちになりました。
そして、活用される先生方の笑顔あふれる学級の子どもたちの様子が、自然と目に浮かんできました。
「ほめ言葉手帳を使っています」「自分なりにアレンジして使っています」…といった言葉をいただくことがあります。会場で開いて使われている先生も多いですね。私も思わず「ありがとうございます」とお声をかけさせていただいています。手帳をながめながらの会話も弾みます。びっしりと書き込まれている内容に圧倒されることもあります。
私は、学級開きの時間に、「必ず全員をほめる」…ということを意識していました。ほめて認めることで、教師と子ども一人ひとりとの関係を築こうと考えていました。特に、前年度までに「気になる子」と言われてきた子どもに対しては、どんな小さなことでも見逃さないで、その行為を価値づけて認めようとしていました。このようなことを意識して、「一人も見捨てない」学級をつくろうと覚悟を新たにしていました。
今回も菊池道場広島支部の先生方のお力で、素敵な価値語録ができました。本当に感謝しています。価値語には、子どもを成長へと導く力があります。一人ひとりの子どもや学級集団の考え方や行動、生活態度、友達関係などです。子どもたちは驚くほど成長していきます。そして、「言葉の力」に気づき、自らその力を鍛え育てようとしていきます。
手に取っていただき、本当にありがとうございました。子ども一人ひとりを「ほめて認めて信じる」ことの素晴らしさを、このほめ言葉手帳を活用する中で、より強く感じ取っていただけたらうれしいです。毎日の教室の中であふれる子どもたちの素敵な事実を、先生の目と心を通して書き残してください。先生も子どもたちも笑顔あふれる教室になることでしょう。心からそう信じています。
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