- 先生のための『ほめ言葉手帳』
- 教師力・仕事術
大好評発売中の「ほめ言葉手帳」!
今回も、前回に引き続き、製作スタッフ自らが『ほめ言葉手帳』のこだわりポイントについて語ります。前回の「スケジュール関連のページ」編に続き、『ほめ言葉手帳』を最も特徴づける子どもの記録を残すページについて、その魅力を伝えたいと思います。
■「子どもの記録」ページ
『ほめ言葉手帳』はスケジュール管理の機能も充実していますが、他の手帳との一番の違いは「ほめるための工夫」が随所に盛り込まれていることです。
一人一人の良いところを見つけ伝え合う「ほめ言葉のシャワー」実践は、教師が子どもの良いところを見つけるところから始まります。事実(行動)+価値付け(その行動のどこが良いか)でほめる必要があるため、子どもの記録を残すことはとても重要なのです。
子どもたちの良いところ、ほめたい場面をストックしていくことで、事実にもとづいた「ほめ言葉」を伝えられるようになり、子どもたちの確かな自信へと繋がります。子どものほめたい姿をストックし、「ほめ言葉のシャワー」実践をより豊かなものしていただくために、『ほめ言葉手帳』には「子どもの記録」ページが欠かせないと考えました。
ほめた場面・ほめたい場面がたっぷり書ける方眼の自由スペースを、3学期分ご用意。1年を通してその子の成長に気づくことができ、通知表の「行動の記録」にも生かせます。誕生日や係活動、クラブ活動などのパーソナルデータを書く欄もあり、手帳1冊でクラス全員のことを把握することができます。
44名分の記録欄を設けていますが、さらに必要な場合はこちらの特設ページからデータをダウンロードすることができます。転校生が来るときや、複数のクラスを受け持つ際でもご活用いただけます。
■「座席表」「名簿」
さらに注目いただきたいページが「座席表」ページです。授業中、教壇から気づいたことをパッと書き込むことができる、他には類を見ないページです。一人一人の記録だけでなく、ペアやグループ単位でメモを残すことができて便利です!
こちらのページもデータをダウンロード可能ですので、印刷して上から貼りつければ、席替えをたくさんしても安心です。
記録を残すページといえば、冒頭には「名簿」ページもご用意しています。とてもシンプルなつくりですが、それにはねらいがあり、先生が本来使われている名簿をペタリと貼るページとして想定しています。
こちらのページももちろんダウンロード可能です!
■「コラム」「価値語録」
さらに、『ほめ言葉手帳』に盛り込まれた「ほめるための工夫」で忘れてはならないのが、毎月の菊池先生のコラムと、ウィークリーページに掲載されている「価値語録」です。
菊池先生のコラムでは、「ほめ言葉のシャワー」実践を行う上で気をつけたいこと、忘れてはいけないことを語っていただきました。子どもを豊かにほめ、あたたかいクラスをつくるためのヒントが満載です。
教師と子どもの「ほめる」言葉を豊かにする「価値語」の収集は、菊池道場広島支部の先生方にご協力いただきました。「見えない自分の殻を破ろう」「行動の敬語」「美しい涙」など、背筋がピンとなり、そして前向きになれる言葉をたくさん掲載しています。
どちらも「ほめ言葉のシャワー」実践に取り組まれる先生を強力にサポートする内容です。ぜひ、来年度は『ほめ言葉手帳』を使って、明るく優しいクラスづくりにチャレンジしてみてください!