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文部科学大臣に川端達夫氏が就任―高校実質無償化へ
kyoikujin
2009/9/17 掲載

 16日に鳩山内閣が発足し、文部科学相には民主党副代表の川端達夫衆院議員が就任した。川端氏は1945年1月24日生まれの64歳。滋賀県出身で京都大学工学部卒業、同大学院修了。当選8回。

 川端氏は東レに入社後、1974年に武村正義氏が滋賀県知事選に立候補した際の選挙支援に加わるなど政治への関わりを強め、武村氏の国政進出と同じ1986年に民社党から初当選した。当選後は、新進党などを経て民主党に参加。国対委員長や次の内閣総務大臣などを歴任し2006年9月からは党副代表を務めている。

 これまで文部科学行政にはあまり接点がなく、川端氏のWebサイトに掲載されている政策を見ても、教育分野については「高校は実質無償化。大学は奨学金を大幅拡充。」「伝統文化を大切に、新時代の人材を育成します。」と民主党のマニュフェストでもある高校の実質無償化や奨学金の充実以外にはあまり具体的な方向性は見えず、教育行政に対する考え方は未知数。

 就任後の記者会見では、高校の実質無償化や国立メディア芸術総合センターの見直しなど民主党が強く打ち出していた方針については強い意欲を見せたが、全員参加の全国学力テストや教員免許更新講習については否定的な考えを示しながらも、幅広く意見を聞きながら検討したいと慎重な姿勢を見せていた。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/9/25 17:50:24
    保護者に現金給付しないと言っていますが、保護者が無駄遣いする代わりに、自治体が無駄遣いするので、効率は同じです。だったら、余計な中間費用はカットして、補助金ではなく最終利用者に直接給付して使い道を任せようという考え方が民主党の基本の考えだったはずです。農家への個別補償や子ども手当など。さっそく官僚のレクにやられてブレてしまっているようですね・・・。
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