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国立天文台、固武慶助教おススメ! 星と森と絵本の家
kyoikujin
2009/7/31 掲載

国立天文台・固武慶(こたけけい)さん 7月22日の日食は終わってしまったものの、今年はせっかくの世界天文年。夏休みに親子で天文に親しめるそんな素敵な場所―「星と森と絵本の家」を、国立天文台助教、固武慶(こたけけい)さんにご紹介いただきました。

―「星と森と絵本の家」というお名前を聞くだけですごく素敵な場所を想像してしまいますが、いったいどんな場所なのでしょうか。

固武:この家は、もともとは大正時代に建てられた国立天文台の旧1号官舎なんです。国立天文台のある三鷹市の「みたか・子どもと絵本プロジェクト」に参加するため、この官舎を三鷹市に譲渡しました。その建物を三鷹市さんが一度解体して建て直し、くつろいで絵本を読める畳の部屋を中心とした絵本の家に生まれ変わりました。

―絵本は何冊くらいあるのでしょうか。

固武:そうですね。星や自然をテーマとした絵本が約2000冊蔵書されているそうです。

―特に固武さん、おススメの絵本はありますか?

固武:現在は、「月とおつきさま」をテーマに月にまつわる絵本が多数展示されています。子供のころに読んだ「おつきさまこんばんは」や、夜空に輝く星や月を詩情たっぷりに紹介した「星と月のコレクション」などがおススメです。

おつきさまこんばんは(福音館 あかちゃんの絵本) 星と月のコレクション(ふしぎコレクション)

―最後に、あらためて星と森と絵本の家の魅力をお聞かせください。

固武:やはり、国立天文台内の豊かな自然に佇む大正時代の趣を残す建物の中で、星や自然についての絵本をゆっくりと読むことができるのが魅力ではないでしょうか。


 また、国立天文台も全面的にバックアップしています。国立天文台では、毎月2回、第2土曜日の前日と第4土曜日の夜、観望会を実施して、惑星や星団、二重星などその時期に見やすい天体を多くの皆さんにご覧いただいています(日程はこちらでご確認ください)。是非、この夏休みに親子で、国立天文台に気軽に足を運んでいただければ幸いです。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/8/2 13:54:21
    天文に関連した絵本を紹介するという企画は各地でやっているようですが、国立天文台がバックアップとなると一段と楽しみですね。もう少し近ければすぐにも子どもと行きたいのですが・・・。
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