教育ニュース
文科省の報道発表から研究会参加ルポまで、知っておきたい色々なジャンルの教育情報&ニュースが読めます。
小学生の7割、もっとゆっくりすごしたい?
kyoikujin
2009/7/15 掲載

 Benesse教育研究開発センターは10日、「放課後の生活時間調査―子どもたちの時間の使い方[意識と実態]速報版」を公表した。調査結果からは、小学生の9割、中・高校生の8割が「毎日が楽しい」と感じている一方で、小学生の7割、中・高生の8割がもっとゆっくりすごしたいと考えていることなどが明らかになっている。

 この調査は、2008年11月10日から14日にかけて全国の小学5年生〜高校2年生の合計8,017名を対象に行われたもので、調査項目は「ふだんの生活時間」「習い事」「学校外の学習機会」「学習塾の利用」「部活動」などとなっている。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

  • 睡眠時間は小学生約8時間半、中学生約7時間半。夜12時以降に就寝する比率は、小学生3.2%、中学生29.7%。
  • 学習時間は小学生1時間11分、中学生は1時間36分。
  • テレビ・携帯電話・パソコンなどのメディアを利用する時間は、小学生は3時間31分、中学生は4時間45分と学年を追うごとに長くなっている。特に携帯電話、音楽パソコンの時間が増える傾向に。
  • 増やしたい時間は、小学生は「友だちとすごす」時間(約6割)、「外で遊ぶ・スポーツをする時間」(約5割)。中学生では、「睡眠時間」(約6割)、「勉強時間」(約5割)。
  • 「時間をむだに使っていると感じている」小学生は約5割、中学生は約6割。

 各地でもうすぐ夏休みが始まる。時間の使い方を学ぶ絶好のチャンスとなることを期待したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/7/19 23:24:48
    最近の夏休みはプールもラジオ体操も期間が短かいので、結構ゆとりのある感じです。
コメントの受付は終了しました。