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「心を育むための5つの提案」を公表―塩谷文科相
kyoikujin
2009/2/3 掲載

 塩谷文部科学相は3日、4月から小中学校で新学習指導要領による道徳の時間が先行実施されることに関連して、「心を育むための5つの提案」を公表した。

 提案は以下の5つ。今後、具体策を検討していくとのことだ。

  1. 読み書きそろばん・外遊びを推進する
  2. 校訓を見詰め直し実践する
  3. 先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ
  4. 家庭で生活の基本的ルールをつくる
  5. 地域の力で教育を支える

 新学習指導要領は、教科を問わず道徳教育との関連が明記されるなど道徳教育の充実を前面に打ち出しており、小中学校で指導される道徳の内容は以下の4つの視点から整理されている。

  • 主として自分自身に関すること
  • 主として他の人とのかかわりに関すること
  • 主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること
  • 主として集団や社会とのかかわりに関すること

 文科相による「5つの提案」はこれらの視点を踏まえ、4月から学校全体で道徳教育を充実していく上での目標を示したものと言えそうだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/2/4 12:47:53
    あまりにありふれているし、今後ろくな具体的が出てくるとは思えない。文科省がいくら旗を振っても影響力・指導力がないのははっきりしているんだから、あれこれ打ち上げる前に地道に実効性のある政策に取り組んで欲しい。
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