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開始迫る教員免許更新制、初の講習認定―文科省
kyoikujin
2009/1/14 掲載

 文部科学省は13日、平成21年度に開設される免許状更新講習の第1回認定を行ったと発表した。今回申請があった1,851講習のうち、認定されたのは83大学等による必修領域282講習、選択領域1,569講習の合わせて1,693講習だった。

 教員免許更新制は教員免許状に10年間の有効期限を設ける制度で、平成21年4月からの実施を目前に控えている。この制度は教員に最新の知識技能を身に付けさせることが目的で、免許状更新のために、有効期間満了前の2年間に大学などが開設する30時間の更新講習を受講・修了する必要がある。
 更新講習は教育職員免許法第9条の3に基づき、文部科学大臣の認定を受けて開設することなっており、今回の認定はその第1回目にあたる。

 認定された講習のテーマは多岐にわたる。例えば、認定校の一つである北海道教育大学の選択領域講習には、各教科指導法のほか、以下にあげるようなものがある。

  • 子ども・地域と防災(防犯)教育
  • 経済教育を考える
  • 日本語のしくみと日本語教育(外国人児童生徒への対応)
  • 学校における今日的な健康問題(アレルギーと医療的ケア)
  • 食育の観点をふまえた学校給食と望ましい食習慣の形成

 このほか、「円滑な対人関係を促進するためのコミュニケーション」「虐待を受けている子どもの発見法とその対応」(玉川大学)、「障害、不登校、非行、及び教師のうつの理解と対応」(東京未来大学)、「難しい子どもと保護者の理解と対応」(草苑保育専門学校)などのテーマも。

 第2回の認定申請の締め切りは1月16日で、文部科学省では、今後毎月申請を受け付ける予定だ。
 なお、平成20年12月文部科学省調査によると、平成21年度の免許状更新講習開設予定状況は、必修領域が250大学等で受入予定人数は約10万人以上、選択領域は360大学等で受入予定人数は約10万5千人以上という。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2009/1/15 8:48:47
    やっぱり有料なんですね。
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