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「理科支援員」各地で募集―小学校理科教育充実にむけて
kyoikujin
2007/9/25 掲載

 理科支援員制度が、19年度から発足した。対象は小学校5、6年生で、支援員が実験・観察の支援などをすることで、小学校理科教育の充実とともに、小学校教員の理科指導力の向上をはかることがねらい。初年度は2学期からの配置が原則ということで 大阪府などは9月から募集を始めたようだ。

  文部科学省の資料(PDF)によると、初年度の予算は20億円、全国の小学校3000校への配置が目標。具体的な募集は各都道府県や政令指定都市の教育委員会などが行う。
 ここでは、 東京都台東区の募集要項を見てみよう。応募条件は「理科が好きな、得意な大学生・大学院生または教員免許をお持ちの方」、勤務内容は「小学校5・6年生の理科の授業にかかわる支援 (観察・実験などの支援 /観察・実験の準備・後片付け)」とある。時給は1000円。台東区では応募条件をある程度限定しているが、例えば先の大阪府のように、「理科に興味関心があり、小学校で働いてみたい方は誰でも」という地区もある。

 次期指導要領では、「理数教育の充実」が「各教科での言語活動の充実」と並び大きな改善点。これから各地で本格的に導入されていく理科支援員制度が、文科省のねらいどおり、小学校理科教育の充実につながることを期待したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/9/26 14:51:57
    あまり知られていませんが良い取組みではないでしょうか。先生より年齢が近い学生と触れ合うことで色々な効果が期待できそうです。
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