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グローバル社会に「発信力」―高校英語6科目を統合
kyoikujin
2007/8/28 掲載

 28日の時事通信の記事によると、中央教育審議会の外国語専門部会は27日、高校英語で「話す」「書く」能力を重点的に育成するため、現行科目をすべて統合し「コミュニケーション英語(仮称)」を新設する方針を決めたとのことだ。

 新科目は、現行の「英語T・U」「オーラル・コミュニケーション(OC)T・U」「リーディング」「ライティング」を統合するもので、偏りがあると指摘されていた現行の指導方法を見直す。4つの領域、「読むこと」「書くこと」「聞くこと」「話すこと」の言語活動の統合を図ることで、グローバル社会に対応した「発信力」の向上を目指している。

 今年3月発表の、「英語教育改善実施状況調査結果概要(高等学校)」によると、英語教員が備えておくべき英語力の目標値※を達成している教員は48.4%と少ない。新科目が重視する、実践的なコミュニケーション能力を有効に指導するためには、より一層の英語教員の資質の向上や、ALTやネイティブの採用も視野に入れた指導体制の充実などが、今後の課題となるようだ。

※平成14年に策定。英検準1級、TOEFL550点、TOEIC730点程度。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
3件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/8/28 22:45:32
    英語ペラペラでも話す内容がしっかりしていないと、グローバル化社会に対応するのは厳しいと思います。話す内容をしっかり確立して、英語で発信できるようになりたいです。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/8/29 12:53:56
    統合する意義はわかりますが、出口側の大学入試が変わらないと、指導する側は大変だと思います。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/8/29 13:14:54
    >2
    まさにそうですよね。
    英語以外の教科も、いくら文科省が新たな学力観をぶち上げたところで、入試が変わらないと、という部分は大きいですよね。
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