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静岡県知事がブラジル政府に教員派遣を要請へ
kyoikujin
2007/8/21 掲載

この画像はイメージです 20日の時事通信の記事によると、ブラジルを訪問中の静岡県の石川知事は、22日に予定されているアダジ教育相との会談で、在日ブラジル人へのポルトガル語教育のため、教員を日本に派遣するよう求める考えを示したとのこと。

 静岡県に限らず、南米出身の外国人が多く居住する自治体では、外国人の子どもの不就学や受け入れ体制の不備が問題となっている。在外日本人の子どもについては、憲法の定める教育の機会均等及び義務教育無償の精神に沿って、文部科学省が日本人学校に教員を派遣したり、外務省が在外教育施設の校舎借料や現地採用講師への謝礼金援助などの措置を講じており、同様の対応をブラジル政府にも求める格好だ。

 文科省の調査では、「日本語がわからないから」、「すぐに母国に帰るから」という理由で学校に通わないケースが20%を超える。母国の教員による母国語での授業を提供することができれば、上記のような理由での不就学も減少すると思われ、今後の試金石として、ブラジル政府の対応に注目したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 18:21:32
    こういう取り組みはもっと評価されるべき。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 19:52:24
    日本とブラジルの対応の違いを比べるとつくづく日本っていい国だわ。
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