
インターネットで「理科実験教室」とキーワードを入れて検索を行うと、多くの団体や企業の名前がヒットする。つい10年前には考えられないくらいの件数でだ。対象は就学前の子どもから小・中高生とさまざまで、それぞれの年齢の子どもが楽しめる内容になるよう各社、工夫を凝らしている。
検索結果を見てみると、幼児期の早い段階から科学に触れる事を目的とした理科実験や、中学受験を意識した実験教室などが、学校が休みの週末や長期休みを利用して、各地で行われている。
理科実験教室ヒューマンでは、「なぜ?」「どうして?」を大切に感じる力を育てる理科実験教室として、磁石・水・空気など身近なものを扱う内容となっている。他にも、アルファ実験教室では中学受験用の理科実験教室を開いている。中学受験でよく問われる内容を中心に、講義だけでなく実際に体験することで身につけることを目的としているらしい。
さらに、6月12日の産経新聞の記事によると、ベネッセサイエンス教室は平成18年から理科実験の取り組みをはじめている。「問題解決のプロセスを通して科学的思考力を身につける」ことをコンセプトに各地で教室を開いているとのこと。他にも、親子で参加できるものや合宿型の教室など期間も内容も多種多様である。
もちろん、理科の実験は、学校の授業の中でも行われている。しかし、先生の中でも、特に小学校の先生達は必ずしも理科の専科とは限らない。さらに、授業時間の短縮も伴って、実験に費やす時間が十分に取れないこともあるようだ。そこで、民間企業や塾が開催する理科の実験教室に注目が集まるようになったのだろう。
平成23年には、新指導要領が実施され理数科目の授業時間が大幅に増加する。これによって、学校での理科実験が今よりも充実することを期待したい。加えて、民間企業が理科の実験教室を開催する事は、生徒達が科学に興味を持つ良いきっかけになるかもしれない。
- 出前授業―教室で実験、教員との研修会など試み様々(2008/3/8)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20080120

少人数で、結構器具をそろえてやってくれるんですよね。
学校でも、ぜひと思います。
生活経験が以前に比べて乏しく、マッチをすることがなかなかできないなど、指導事項が多い。実験以前に時間がかかりすぎる。予算も十分でないので現状では厳しい。