きょういくじん会議
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橋下大阪府知事も提案―全国で広がる公立の中高一貫校
kyoikujin
2008/2/7 掲載
橋下徹「まっとう勝負」

 6日の毎日新聞の記事によると、先日の選挙で圧勝し、大阪府知事に就任した橋下徹氏が、母校の府立北野高校を中高一貫校にするよう大阪府に提案していることが分かった。

全国に広がる公立の中高一貫校

 公立の中高一貫校は、1999年に制度化され、2007年までに数県を除く全国の都道府県に257校が設置されており、今後も各地で設置が続く見通しだ。
 設置形態にはいくつかのタイプがあるが、その中でも、人気を博しているのが、「併設型」と「中等教育学校」と呼ばれる設置形態だ。
 「併設型」とは、既存の公立高校に中学校が併設される設置形態。これまで、進学実績が各都道府県の中〜上位に位置づけられる高校に中学校が併設されるケースが多かったが、2008年度から、全国でもトップクラスの進学校として知られる県立千葉高校に併設中学校が開校することになり、競争率27倍と大変な人気を博している。このたび橋下氏が提案した府立北野高校も、毎年京都大学などの難関大学に多数の合格者を輩出する関西圏では有名な進学校であり、実現すればこちらも話題を呼びそうだ。
 また、都立小石川中等教育学校のように、完全な中高一貫カリキュラムを導入した設置形態が「中等教育学校」だ。都立小石川中等教育学校の母体である都立小石川高校は、東京府立第五中学校を前身とする伝統校で、中等教育学校への改組には反対の声もあったが、同校は2011年に閉校となり、中等教育学校に一本化される見通しだ。
 また、設置者については、そのほとんどが都道府県だが、千代田区(区立九段中等教育学校)や沼津市(市立沼津高等学校中等部)のように、市区レベルで設置している自治体もある。

私立の中高一貫校との違いは?

 公立の中高一貫校の魅力は、やはり何と言っても私立と比較すると格段に安い教育費で、私立同様の中高一貫教育を受けられることだろう。特に、毎月の授業料に加えて、初年度納付金と寄付金、学校債だけで100万円以上収めなければならない私立中、高校が多い東京、大阪などの大都市圏では大きな魅力と言えるだろう。
 しかし、以前の記事でも一部お伝えしたが、公立の中高一貫校でも、ほとんどの学校では「適性検査」と呼ばれる選抜試験が行われている。全国の進学塾で「適性検査」に特化した対策模試などが実施され、「適性検査」対策問題集なども数多く出版されており、公立とは言え、人気の高い学校は、もはや中学受験の1つの選択肢として定着した感もある。入学後にかかる教育費は低く抑えられるとしても、私立中学の受験同様、合格するためには、ある程度の出費を覚悟しなければならないというのが実情のようだ。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
3件あります。
    • 1
    • 夢子
    • 2008/2/7 20:23:20
    なぜ 大阪府だけ中高一貫校を作る予定が 今までなかったのかと思っていました。なので 今回の橋下さんの意見はうれしく思います
    • 2
    • sakura
    • 2008/2/10 11:41:30
    若さとやる気で頑張ってください。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2008/2/10 17:16:03
    しがらみがないから 言える意見なのだと 思います
    橋下さん 大阪府民のためにがんばってほしいです
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