きょういくじん会議
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新製品! 防犯対策に新しいさすまた
kyoikujin
2007/10/16 掲載

 学校に不審者が侵入する事件が相次いだことで、防犯対策には随分と力を入れているのではないでしょうか。インターホンや校門のオートロック、防犯カメラの設置、来校者に対しての記帳、バッジの着用…と、様々な対策がされています。
 このような中、防犯対策の中でも需要が高いといわれているさすまたの新製品が、開発されたそうです。

 さすまたとは、U字形の鉄金具に2〜3mの柄をつけたもので、相手の喉・腕などを塀や地面に押しつけて捕える道具のことです。

 幼稚園、小中高等学校での防犯対策としては需要が高いようで、平成17年3月の文部科学省の調査からは、約5万3千の幼稚園、小中高等学校のうち、約52%がさすまたを配備していることがわかります。また、各地でさすまたの使い方の講習を行った事例もみられます。

 しかし、U字型のさすまたは、捕えた後、逃げられないように押さえつけておくことが難しいようです。そこで、今回開発されたのが三和コンベアによる「御用」シリーズ。新しいさすまたは、先端部分にバネ材のスプリング鋼を使い、犯人の胴体に当たると開き、捕まえると閉じるように工夫されていて、逃げにくくなっているのだそうです。

 従来のさすまたが1万円前後なのに比べ、2万円を超えるこのさすまたは、少々高価だといえます。「不審者を取り押さえる機会は、そんなにないだろう」とも考えられますが、いざとなったときの備えとしては、たかが1万円!? 現場の需要はいかがなものでしょうか。ちなみに、同社によると初年度は5千本の販売を見込んでいるとのことです。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
4件あります。
    • 1
    • 白夜行
    • 2007/10/17 0:18:24
    「さすまた」の使用は、相手との間合いが大切です。
    賊が肘でさすまたの内側の間合いに入ったら格闘になりますが、
    職員には落ち着いて使用してもらいたいですね。
    ほか、消火器で賊の顔を狙うとか、
    背広も刃物を持つ相手には有効です。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/10/17 10:30:10
    さすまた、試してみたことはありますが、扱いが難しいと感じました。本当に捕えられるのかと…。
    催眠スプレーを置いている学校もあるようですね。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/10/17 11:01:02
    最近、学校のガードが固くなっているせいか、校内での事件は少ないですね。
    その分、昨日の加古川といい、校外での事件が増えてきているように感じます。
    • 4
    • 松尾
    • 2008/4/23 21:15:48
    新さすまたは、自分の身の安全を守るとともに暴漢にも傷をおわすことがない、安全防具としては理想的なものだそうです。ということを、最近知りました。学校は勿論、金融機関やコンビニなどにも普及が期待されているそうです。
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