「震度6強で倒壊の可能性があります。」
といっても、記憶に新しいマンションの耐震強度偽装問題ではない。今回の調査ターゲットは学校の校舎だ。
　文部科学省より、全国の公立学校の耐震診断の結果が明らかになったが、８日の朝日新聞記事小中校4328棟「地震で倒壊」耐震性、使用禁止相当によると、震度６強で倒壊の危険性の高い学校数が多い都道府県は、トップが東京、続いて北海道、大阪、兵庫となっている。

　調査結果は公立学校施設の耐震改修状況調査の結果についてに詳しいが、調査した1万9343棟のうち、耐震強度0.5（震度6強程度で倒壊する恐れあり）の学校が、4328棟もあったそうだ。
　青森の小学校では、この診断で指摘を受け、校舎の閉鎖と取り壊しに至っている。

　こんな報道があると、当然、「うちの学校は大丈夫か？」という不安が出るわけだが、文科省によると、学校名をあげて公表しているのは13市町村にとどまるとのこと。

　とりあえず、今すぐできることとして、「おかし」は子どもたちにしっかり教えたい。ちなみにこれは避難時の合言葉。「おはし」（は＝「はしらない」）だったり「おかしも」（「もどらない」が追加）だったり…、他にも学校によって色々あるようだ。