著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
「ペップトーク」はより良い人間関係を築く最強ツール!
一般財団法人日本ペップトーク普及協会講演・研修講師三森 啓文
2021/2/8 掲載

三森 啓文みつもり ひろふみ

1954年鳥取県生まれ。中京大学体育学部体育学科卒業。
1979年〜2015年の定年退職まで、愛知県豊田市の小中学校で教諭として教壇に立つ。
生徒指導、教育相談を担当するにあたり、児童・生徒理解の一助として、1997年から個性心理學1期生として学び、現在に至る。個性に合わせた言葉がけを、より効果的なものにできる、ペップトークに出会ったのが2015年。講演・研修講師の1期生として、東海地区を中心に講演・研修を実施中。「ワクワク人間関係幸座」と称して、コミュニケーションの円滑化を目的に、学校・事業所・各種団体等に広めている。

―本書は、『教師のための「ペップトーク」入門』(2018年)に続く、ペップトーク本第2弾です。今回は「トレーニングBOOK」ということですが、どのような内容になっているのでしょうか?

 前回はペップトークに初めて触れる先生方に、「ペップトークとは何か」という視点で、私の経験や、周りの先生方の言葉掛けをもとに、日ごろの指導場面におけるペップトークの例を紹介しました。今回は、学校生活の5つの場面(学級経営・学習指導・部活指導・学校行事・生徒指導)の中で、具体的なシチェーションを挙げ、3種類の声掛けから望ましいものを選ぶという3択のクイズ形式にし、楽しめるようになっています。

―実際に問題を見てみると、それぞれ、シチュエーションがとても具体的ですね。これらは、実際のエピソードをもとにして作られているのでしょうか?

 実際の学校現場の、先生方の声掛けや私の体験をもとにしています。書いていて気づいたのは、35年の教員生活の中で、「指導力がある」と周りから言われていた先生は、児童・生徒のやる気を引き出す言葉を上手に使っていたということです。そんな先生方のキラッと光る指導場面を紹介しています。また、成果を上げている先生方から、成功例や失敗から成功に導いた例の話を聞きながらまとめました。

―「ペップトーク」をしっかり身に付けていくために、本書の3択クイズを解く際に意識してほしいポイントなどはありますか?

 特に意識してほしいのは、「とらえ方変換」で、ポジティブ発想にさせているか「してほしい変換」でどう行動すればよいかが分かるかということです。3択クイズですから、「正解」を設けてありますが、「他のものはダメ」ということではありません。本書の中でも述べていますが、言葉の使い方以上に、先生と児童・生徒の信頼関係が築かれていなければ、どんな言葉も響かないことだってありますね。

―withコロナの時代が続く中で、社会全体が暗い空気に包まれています。こんな時にこそ、「ペップトーク」でできることとは何でしょうか?

 「コロナのせいで…」
 「コロナのお陰で…」
 未来が明るいのはどちらだと思われますか? 

 コロナ禍で苦しんでいる人はたくさんいます。その中でも新たな動きで力強く前に進んでいる人もいます。未来を担う児童・生徒のためにも、「コロナのお陰で…」という気持ちで日々の教育活動を進めてみませんか。
 「コロナのお陰で、○○なことができました」
 「ペップトーク」を多用することで、「お陰」が増えると思いませんか。

―最後に、全国の先生方に一言、お願いいたします。

 最近「風の時代」という言葉を耳にすることはありませんか。「心の喜び、シェア○○、個性化、ボーダレス、横のつながり」等々…形のないものに対して価値を見出す。「風の時代」は、人とのつながりが大切です。コミュニケーションのスタートは言葉。「ペップトーク」は、より良い人間関係を築く最強のツールかもしれません。一緒に「ペップトーク」を学びませんか。「ペップトーク」を児童・生徒に広めましょう。日本の未来が変わります。

(構成:大江)
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