著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
「魔法のアイテム」を使って、1年生に夢のように楽しい国語学習を!
鳥取県米子市立福米西小学校吉田 温子
2020/1/27 掲載

吉田 温子よしだ あつこ

鳥取市出身。鳥取大学教育学部卒業。5校目の勤務校である米子市立福米西小学校で、7年連続1年担任を務める。保護者からは「伝説の1年担任」、職員室では「魔法使い」と言われ、1年1組の教室は「温子の部屋」と呼ばれている。平成29年度鳥取県小学校教育研究会国語部会より「峰地新人賞」受賞。平成31年度鳥取県エキスパート教員認定(認定分野国語)。令和元年度文部科学大臣優秀教職員表彰。50周年を迎えるアマチュア劇団「演劇集団あり」で活動。出ずっぱりで膨大な台詞を語る役をいつも任されている。米子こども劇場の存続の危機を憂い、運営委員長を引き受けて約10年。アドラー心理学教員向け自主学習会「Smile.K.クラブ」を約30年維持している。3児の母。声楽をやる夫の歌を聴くのが趣味。

―本書の内容について、簡単にご紹介ください。

 1年生が「やりたい!」と目を輝かせ、夢中になって取り組み、「できた!」と笑顔を見せる、そんな国語の授業のための様々なアイテムをどっさり紹介しています。いろいろな先生方に使っていただいて好評だったものばかりなので、きっとお役に立てるのではないかと思います。

―吉田先生は、今年で7年連続1年生担任を務められ、職員室では「魔女」の異名をお持ちという噂も…(笑)。そんな先生にとって、1年生の「国語」の難しさとは、また楽しさとは、どんなところでしょうか?

 1年生は指示が伝わりにくいので、言葉や伝え方を選び抜き、丁寧に手間を掛けないと魔法がかかりません。でも、いったん魔法がかかると、「わあ!」と歓声を上げ、「早くやりたい!」と目をきらきらさせて、夢中になってくれるので、こっちも幸せになります。これを味わうともう、1年担任は、やめられませんね。

―本書第2章では、1年生の国語授業に役立つ32のアイテムが紹介されています。この中で、おススメのベスト1アイテムとその理由を教えてください!

 全部おススメですが、強いて挙げるなら、「漫画型ワークシート」でしょうか。書くことが苦手な子が、「ああ、楽しかった!」とつぶやき、「何が楽しかったの?」と尋ねたら、満面の笑顔で「書くのが楽しかったです!」と答えてくれた、とっておきのアイテムです。

―第3章では、本書のアイテムを活用した単元アイデアも収録しています。こちらはどのように活用ができますか?

 実際の単元では、魔法の効果をさらに上げるため、複数のアイテムを組み合わせて使うことが多いです。1学期に仕込んでおいたアイテムの効果が、2学期の終わりに発動することもあります。子どもたちに大人気の選りすぐりの単元をくわしくご紹介していますので、魔法のかけ方を具体的に知っていただけるのではないかと思います。

―最後に、読者の先生方へメッセージをお願いいたします。

 工夫次第で、国語は夢のように楽しい学習になります。わくわくしながら楽しく取り組んで、力がついたと自覚できる、そんな授業を目指して、日々工夫しています。魔法のアイテムや呪文が満載のこの本で、一緒に魔法使いになってくださるとうれしいです。

(構成:大江)
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