著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
合唱指導でやるべきことを見極めて、より効果的な練習で一気呵成に仕上げる!
合唱指揮者黒川 和伸
2019/11/23 掲載

黒川 和伸くろかわ かずのぶ

 合唱指揮者。1979年生まれ。千葉県出身。市川市立南行徳中学校合唱部での田中安茂氏との邂逅により合唱を始める。千葉大学教育学部音楽科、および東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。東京藝術大学大学院修士課程(音楽教育専攻)修了。音楽教育を佐野靖、声楽を多田羅迪夫、福島明也、指揮法を高階正光、樋本英一、ヴォイストレーニングを永田孝志の各氏に師事。

―本書の内容について、簡単にご紹介ください。

 筆者にとっての2冊目の本になります。前作『中学校音楽サポートBOOKS 超一流の指揮者がやさしく書いた合唱指導の本』の続編として、より実践的な練習メニューをたくさん詰め込みました、これを全部やったらかなり実力がつくと思います。

―本書の練習メニューの中で、先生が日頃実践されて特に効果があると感じられているメニューがありましたら、お教えください。

 Part2の「歌唱力」を鍛える練習メニューは、自分が指導するときにもこの内容で発声練習をしていきます。やることが決まっていると、指導を受ける側も積み重ねを意識しやすいかと思います。

―合唱をさらにレベルアップさせる方法として、コラムの中で「合唱4技能(聴く、歌う、読む、書く)」という考え方をお示しいただきましたが、具体的にはどのような指導が考えられるでしょうか。

 合唱練習ですから一般的に「歌う」ことはやるわけですが、音楽ですので「聴く」こと、そして楽譜を「読む」ことも重要視しています。
 特におすすめしたいのは「書く」こと、つまり写譜です。写譜すると経験上、楽典のルールを学ぶのに役立つ他、読むこと、聴くこと、歌うことによい影響が出てきます。

―部活動の活動時間や部活動を通して生徒たちが得るべきものも変化し、「時短練習」が求められる時代の中、指導者は何を大切にすればよいでしょうか。

 「選択と集中」練習は回数も時間も限られています。やるべきことを見極めて、一気呵成に仕上げるのがコツだと思います。

―黒川先生の教える合唱団の中に、声を出すのが苦手な生徒がいたとします。そのようなとき、先生はまずどのようなアプローチをとられますか。

 まずは、大きな声で自己紹介をしてもらいます。次に、大きな声で詩を読んでもらいます。大きな声でじゃんけんをしたり、あっち向いてホイをしたりするのもおすすめです。

―最後に、読者の先生方へメッセージをお願いいたします。

 先生方と子どもたちの合唱活動をより豊かにするために、この本が少しでもお役に立ちましたら幸いです。ぜひ多くの方々に手に取っていただけたら嬉しいです。

(構成:赤木)
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