著者インタビュー
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「ペップトーク」で子どもたちの心に響く言葉がけをしよう!
一般財団法人日本ペップトーク普及協会講演・研修講師三森啓文
2018/10/25 掲載
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三森 啓文みつもり ひろふみ

1954年鳥取県生まれ。中京大学体育学部体育学科卒業。
1979年〜2015年の定年退職まで、愛知県豊田市の小中学校で教諭として教壇に立つ。
生徒指導、教育相談を担当するにあたり、児童・生徒理解の一助として、1997年から個性心理學1期生として学び、現在に至る。個性に合わせた言葉がけをより効果的なものにできる、ペップトークに出会ったのが2015年。講演・研修講師の1期生として、東海地区を中心に講演・研修を実施中。「ワクワク人間関係幸座」と称して、コミュニケーションの円滑化を目的に、学校・事業所・各種団体等に広めている。

―本書のテーマである「ペップトーク」。この言葉に聞きなじみのない方も多いのではないでしょうか。「ペップトーク」とはいったいどんなものなのか、簡単に教えてください。

 ペップトークは、「目の前の大切な人を、ポジティブで、分かりやすい言葉で、その気にさせる、激励のショートスピーチ」です。「Pep」は英語で、元気・活気・活力という意味、つまり、ペップトークは、「元気・活力を与える言葉」と言えます。本来、アメリカのプロスポーツ界から生まれたトーク術ですが、目の前の大切な人という意味では、身近な家族、児童・生徒、選手、同僚・部下も同じです。大きな特徴は、前向きな言葉がけであるということです。

―もともとは海外スポーツから始まった技術ということですが、学校現場で、児童・生徒に対しても同じように効果があるものなのでしょうか?

 多くの人種が集まるアメリカのプロスポーツ界で、試合前いかに選手をその気にさせるかという問題を解決するために生まれた監督やコーチのトーク術です。
 「ポジティブで、短く、分かりやすく、相手をその気にさせる言葉がけ」。これなら、児童・生徒に通用する言葉だと思いませんか。日々の学習・生徒指導・部活指導等々、教育現場で使えないところはありませんね。

―本書では、これまでの先生ご自身の経験や、いろいろな先生方への聞き取りをもとに、学校でよくある30の指導場面で使える「ペップトーク」の具体例を解説いただいています。これらは、実際の指導にどのように役立てられるでしょうか?

 指導場面がそのまま当てはまるとは思いませんが、日々の学級経営の中で、似たような場面はあるのではないでしょうか。それぞれの先生方の、個性に合わせて活用していただければ嬉しいです。ただ1つ言えるのは、児童・生徒と先生の信頼関係がなければ、どんな良い言葉がけや手法も通用しないということです。これは多くの先生方が経験されていることと思います。30の事例はありますが、パターンはすべて同じですので、簡単に置き換えることができると思います。

―巻末には、付録として「ペップトーク作成シート」「リフレーミングシート」の2種類のワークシートが収録されています。こちらはそれぞれ、どのように活用できますか?

 世の中のすべてのことに「陰と陽」、つまり裏と表があります。リフレーミングは、まさに「裏を表」に、「表を裏」に、とらえ方を変えることです。日々の学級経営の中で、とらえ方変換をする習慣をつけるために使っていただけると嬉しいです。また、日々の学校生活の中で、ペップトーク作成シートを活用して、ご自身オリジナルのペップトークを作っておかれると、先生方の財産として生きると思います。

―最後に、全国の先生方に一言、お願いいたします。

 私自身、児童・生徒を伸ばすつもりで、感情的にきつい言葉使ったり、時には嫌味を口にしたりと、今から思うと嫌な思いをさせるだけの言葉を多く使ってきました。言葉の力の大きさを知って猛反省とともに、ペップトークを広める側に立つ使命を感じています。
 全国の先生方が、ペップトークを知り、学び、そして発信する側に立つことで、未来を担う子ども達が、自身をもって成長することを願っています。

(構成:大江)
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