学級経営サポートBOOKS
教師のための「ペップトーク」入門 子どものやる気を120%引き出すミラクルフレーズ

学級経営サポートBOOKS教師のための「ペップトーク」入門 子どものやる気を120%引き出すミラクルフレーズ

新刊

総合10位

インタビュー掲載中

たった1分で劇的に変わる!子どもの心に火をつける話し方

たった1分で相手をやる気にさせるアメリカ発祥の激励術「ペップトーク」。学級経営から学校行事、受験、部活指導まで、あらゆる場面で子どもの不安や緊張を解き、心を動かす話し方の秘訣を具体的な事例とともに紹介。自分だけのペップトークが作れるワークシート付き。


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ISBN:
978-4-18-272913-3
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 120頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年12月17日
新学習指導要領解説書籍
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 おさえておきたい!ペップトークの基礎知識
1 ペップトークとは?
2 日本にやってきたペップトーク
3 ペップトークの特徴
4 ペップトークとプッペトーク
5 ペップトークに大切なこと
6 学校におけるペップトーク
Column 日本の「言霊」,アメリカの「ペップトーク」
第2章 4ステップで簡単!ペップトークの作り方
1 ペップトークの4ステップ
2 ステップ1 受容(事実の受け入れ)
3 ステップ2 承認(とらえかた変換)
4 ステップ3 行動(してほしい変換)
5 ステップ4 激励(背中のひと押し)
6 ペップトークを効果的に活用するには
Column 褒め言葉を使って,子どもに自信をもたせる
第3章 子どものやる気を引き出す!場面別ペップトーク集
できる感スイッチでやる気を引き出す
1 朝のあいさつをしっかりさせたい
2 5分前行動を促したい
3 テストで目標を達成させたい
4 苦手なことに挑戦させたい
5 合唱祭で真剣に歌わせたい
6 掃除をきちんとやらせたい
7 友達同士仲良くさせたい
8 学芸会(学習発表会)に真剣に取り組ませたい
9 作文にしっかり取り組ませたい
10 家事を自分でやらせたい
ワクワク感スイッチでやる気を引き出す
11 教室に入れさせたい
12 部活動の試合前に激励したい
13 授業参観の緊張をほぐしたい
14 体育祭でクラスをまとめたい
15 卒業式の練習に気持ちを入れさせたい
16 授業で満足感を得られるようにしたい
17 部活動での反省を次の頑張りにつなげたい
18 催しごとを自主的に考えさせたい
19 授業を活発化させたい
20 整理整とんをしっかりさせたい
安心感スイッチでやる気を引き出す
21 発表での緊張を和らげたい
22 プールを怖がる子を安心して入らせたい
23 ケンカした子どもを仲直りさせたい
24 失敗した子どもを慰めたい
25 嘘を正直に告白させたい
26 家庭の悩みを和らげたい
27 進路について考えさせたい
28 自己アピールをしっかりさせたい
29 「ありがとう」が飛び交う学級にしたい
30 学級の事件を解決したい
Column あなたは「言葉の力」を信じますか
付録 あなただけのペップトークを作る!ワークシート集
ワークシートの使い方
ペップトーク作成シート
リフレーミングシート
おわりに

はじめに

 今の自分があるのは,あの時のあの人の言葉があるからだ。という話をよく聞きませんか。教員として教壇に立ったのは,あの時のあの言葉が…。

 私が教職という道を考え始めた出来事が高校時代にありました。私は高校を卒業したら,就職をして自立するという思いで,工業高校を選びました。昭和45年ですから,就職も大変良い状況でした。

 私の名前は「啓文(ひろふみ)」ですが,初めて会う人に,「ひろふみ」と呼んでもらえることがありませんでした。高校2年生の現代国語の最初の授業で,一人ずつ名前を呼ばれて,コメントをもらった時のことをはっきり覚えています。私の番になり,「みつもりひろふみ」と呼ばれ,「ハイ!」。生まれて初めて,正しく呼ばれたのです。その時のコメントが,「君は,教師になるといい名前だな。『文を啓める』学んだことを伝えるという役目がある」でした。初めて,名前をきちんと呼ばれたことと,「啓文」には,そんな意味が込められていたことを知った瞬間でした。

 この先生のお陰で,自分の名前に自信をもち,そして教職の道も選択肢の中の一つになりました。

 たった一言の言葉が,人生を左右する言葉として,残ることがあるわけです。みなさんにも,きっとそんな経験があるのではないでしょうか。

 その後,体育教師を目指し,中京大学体育学部体育学科へ。卒業後3年間の講師生活の後,教員試験に合格。愛知県教員として教壇に立つことになりました。

 小学校勤務を経て,中学校に変わり陸上部の顧問を任され,努力してきました。自分としても,指導には自信をもち,実績も上げてきたつもりでした。

 卒業を数日後に控えたある日,一人の陸上部の女子生徒が,私のところに来て発したひと言,

 「私は,先生につぶされました」

 彼女は,くるりと背を向けて,去っていきました。呆然と見送る私。

 私にとって,あまりにも,衝撃的な言葉でしたが,卒業後もなぜか,心にひっかかるものがありました。力のある優秀な選手でしたので,全国大会での活躍を目指して一方的な練習メニューを課していました。彼女の体調や都合を全く考えない対応でした。

 「言うことを聞いていれば,強くなる」

 私の指導は正しい。きちんとこなせば強くなれる。ただそれだけでした。部活動中の言葉は乱暴。当時の私は,「押しつけ」こそ,部活動を強くする方法だと信じていたのです。自分自身が,高校・大学で学んできたことをそのまま,中学生に押しつけていたのです。

 考えてみれば,彼女にとって,信頼関係もないのに,私の言葉の一つ一つが入るはずがありません。反感をもつだけになります。そこに気づかなかった私の目を覚まさせてくれたのが,彼女の「私は,先生につぶされました」です。

 彼女の一言のお陰で,生徒を大事に思う気持ちをもつようになりました。呼び捨てしかしなかった私が,「君,さん」をつけて呼ぶようになりました。定着するのに,半年を要した記憶があります。

 「君,さん」が定着してくると,自分の中に気づきがありました。

 「君,さん」をつけるだけで,生徒を大事に思うことができる。大事に思えるようになると,生徒の言動をしっかり受け止めることができる。しっかり受け止めることができるようになると,仮に問題行動があっても,その背景を見つめることができる。背景を見つめるようになると,問題の本質が見えてくる。

 その後の部活指導はもちろん,生徒指導でも「言葉の力」を強く感じながら教育活動を進めることができました。

 言葉を意識すると,他の先生方や,保護者,研修会や講演会で聴く言葉の中で,キラリと響く言葉を見つけることができるようになります。


  2018年9月   /三森 啓文

著者紹介

三森 啓文(みつもり ひろふみ)著書を検索»

1954年鳥取県生まれ。中京大学体育学部体育学科卒業。

1979年〜2015年の定年退職まで,愛知県豊田市の小中学校で教諭として教壇に立つ。

生徒指導,教育相談を担当するにあたり,児童・生徒理解の一助として,1997年から個性心理學1期生として学び,現在に至る。個性に合わせた言葉がけを,より効果的なものにできる,ペップトークに出会ったのが2015年。講演・研修講師の1期生として,東海地区を中心に講演・研修を実施中。「ワクワク人間関係幸座」と称して,コミュニケーションの円滑化を目的に,学校・事業所・各種団体等に広めている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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