著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
子どもが主体的に学ぶ国語授業がすぐにできる参加型板書とは?
宇都宮大学教育学部附属小学校八巻 修
2015/6/4 掲載
 今回は八巻修先生に、新刊『国語授業がアクティブに変わる!参加型板書システム&アイデア』について伺いました。

八巻 修やまき おさむ

宮城教育大学卒業、現在宇都宮大学教育学部附属小学校勤務。生活科、総合的な学習、家庭科の専科を経て、現在は研究主任兼国語専科をつとめる。TOSSスタンダード代表として教育研究会を開催するほか、公開研究会の充実と教師の技量向上及び「楽しく力がつく国語」を目指し、日々取り組んでいる。

―参加型板書とはどのようなものですか? 簡単にご説明下さい。

 ズバリ「子ども」が板書することを参加型板書と呼んでいます。従来からの教師が独占するものではなく「黒板を子どもが学ぶために自ら使う道具にする」というものです!

―「国語授業がアクティブに変わる!」とありますが、参加型板書を行うと、どのような授業が展開されるのですか?

 授業の中に「前に出る」「書く」「意見が見える」といった動きが生まれ、平板な授業が立体的になります。子ども同士で「解く」「創る」「比べる」「参考にする」といった活発な交流が生まれ、積極的に問題を解決しようとする姿が急増します。

―参加型板書を授業に取り入れる際のポイントを簡単に教えて下さい。

 3つのステップのポイントを押さえて行うだけで、誰でもすぐにできます。

  1. 複数の答えが予想される課題を出す
  2. 各自で自分の考えをノートに書く(時間差が生まれる)
  3. 早く終わった子(または指名された子)が板書する

 本当にこれだけです!

―本書には、国語授業だけでなく学級経営にも使える参加型板書のアイデアが掲載されています。特におすすめのものについてご紹介下さい。

  夏休み明けを一気に盛り上げる板書と給食当番システムをまとめたミニ黒板がおすすめです。学級を楽しく演出したり、混乱なくスムーズに配膳をしたりするためには欠かせないものです!

―最後に全国の先生にメッセージをお願いします。

 「これほどまでに授業が楽しく活発になるんだ!」と驚きました。「国語の授業を楽しくしたい! 子どもに力をつけたい!」という方に参加型板書は大きなヒントを与えてくれるはずです。

(構成:木山)
コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • 平山勇輔
    • 2015/6/29 22:38:24
    八巻実践を読み、黒板が教師からのワンウェイではなく、教師と子どものツーウェイだけでなく、子ども同士の交流の場としての多方向的な活用であると学びました。
    また、黒板を子どもに開放することで生まれる子供同士の学び合いは、まさにアクティラーニングの一助として機能していくと感じました。
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