著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
効果的な家庭学習指導で、生徒の英語力がぐんぐんアップ!
広島県福山市立福山中・高等学校上山 晋平
2011/11/1 掲載

上山 晋平かみやま しんぺい

広島県福山市立福山中・高等学校教諭
1978年広島県福山市生まれ。山口大学教育学部に入学。2000年からオーストラリア・キャンベラ大学に交換留学。その後、庄原市立東城中学校、福山市立福山中・高等学校に勤務しながら谷口幸夫氏に賛同し、英語教育達人セミナー等の研修会で実践発表を行う。著書に、『21世紀型授業づくり105 中学英語! 到達目標に達しない生徒への指導支援 基礎基本から4技能習得まで』(分担執筆、明治図書)などがある。

―家庭学習指導=宿題というイメージを持つ方も多いと思うのですが、先生が本書で紹介している家庭学習はどのようなものを指すのでしょう?

 本書における「家庭学習」とは、「宿題」と「宿題以外の学習」を含んだものです。ですから、家庭における 「自主的な学習」や「家庭教師との学習」、そして、学校で行う「放課後学習」などもその中に含んでいます。ちなみにあるデータによると、「宿題」だけ、もしくは「自主的な学習」だけよりも、その両方に取り組む方が学習効果が高くなるそうです。では、その両方をどのように指導していけばよいのか。本書でそのコツをご紹介しました。

―本書で紹介されている家庭学習指導を行うことによって、生徒はどのように変化するのでしょうか?

 「なかなか家庭学習を毎日しない」と悩みながら、それでも生徒の「学力向上」を目指して、日々取り組まれている先生方も多いと思います。本書でご紹介する取り組みは、「学習内容」の定着と同時に、「学習方法」と「学習習慣」の定着を目指す取り組みです。この3つの力を身に付けた生徒は、「英語学習への不安」が減り、「自学する力」がついてきます。高校でも役立つ力をつける指導ができるのです。

―家庭学習指導が必ず成功する3つのキーワード(3原則)を教えてください!

 家庭学習は一朝一夕には定着しないので、継続的な指導が必要です。このとき家庭学習を習慣にするために外せないキーワードがあります。 「体験」「仕組み」「サポート」の3つです。以下簡単にご説明します。

  1. 家庭学習のやり方を「体験」させる。
  2. 生徒が続ける「仕組み」をつくる。
  3. 時間をかけて「サポート」する。

 これが、家庭学習を定着させる「家庭学習指導3原則」です。

―コラムという形で、6人の先生が家庭学習について紹介してくださっていますが、このコラムを取り入れた理由は何でしょう?

 指導で大切なのは、本などで学んだ「原則」を踏まえながら、実践するときは、生徒や自分に合うよう部分調節(マイナーチェンジ)することです。その意味で、より多くの先生方の家庭学習指導の成功事例をご紹介することが、そこに共通する点や長所に気づいていただく機会となり、読者の先生方のご指導に役立つのではと考え、家庭学習に特に力を入れておられる全国の先生方に執筆をお願いしました。

―最後に全国で英語を教える先生方へ、一言メッセージをお願いします!

 新指導要領でも強調された家庭学習指導。「生徒に力をつけたい」と思い、その方法を多くの先生が模索されています。本書はそんな先生方に、「家庭学習指導の原則や具体的な指導のコツ」、「家庭学習と授業やテストとの上手なリンクの仕方」などをご紹介することで、先生方の指導の「たたき台」になれたらと思いまとめたものです。またご紹介した家庭学習指導のアイデアは中学生だけでなく、高校生にも活用可能です! 意欲的に英語学習に取り組む生徒が増えるよう、みんなでがんばっていきましょう!

コメントの一覧
1件あります。
    • 1
    • カミヤン
    • 2011/12/4 9:37:05
    購入し中をめくってみました。英語のことはよくわかりませんが、これでいいなら明日からちょっと勉強してみようかなと思わせるような内容でした。塾には多くの生徒が行っているようですが、家庭で自分一人で学習を進めることがだんだん難しくなってきていますし、学校もどうせ塾でも学習するからと逃げ場を準備しながらの宿題の量と中身になっているようですし、宿題そのものも出さない学校が多くなってきているように感じます。少しやる気が出てきました。
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