卒業式シーズンになりました。
　そこで、以前はなかった新たな検討事項として「マスク問題」があります。
　文部科学省からは、2月10日に、卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方について（通知）が示されました。
　これを見ると、「入退場、式辞・祝辞等、卒業証書授与、送辞・答辞の場面など、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とする。」とあります。国歌・校歌等の斉唱、合唱、呼びかけの時は、マスクの着用など一定の感染症対策を講じた上て実施、とありますが、それ以外は、基本的にノーマスク、というスタンスのようです。
　マスク生活が当たり前になった中でも、特別の日はみんなの笑顔が見たい。特に、今年中学校や高校を卒業する子どもたちは、入学してからの3年間、ほぼずっとマスク生活なので、最後だけはマスクを取りたい。そんな思いも聞かれる一方で、これまで集団生活の中ではマスクを着用していたのに、卒業式のように人が集まる中でマスクを外して本当に大丈夫なのだろうか、という不安の声も上がっているようです。
　どちらの思いも納得できて悩ましいところですが…　文科省からの通知に関して、先生方はどう考えますか？