特別支援教育の実践情報 2019年9月号
新学習指導要領「学びの連続性」を踏まえた国語,算数・数学の指導

Z191

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特別支援教育の実践情報 2019年8・9月号新学習指導要領「学びの連続性」を踏まえた国語,算数・数学の指導

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電子版予価: 825円+税

9/17刊行予定

ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2019年7月17日
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 74頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年8月21日

目次

もくじの詳細表示

特集 新学習指導要領「学びの連続性」を踏まえた国語,算数・数学の指導
特集について
新学習指導要領の各教科等の指導と学びの連続性
中村 大介
特別支援学校(知的障害)における教科別・領域別指導と各教科等を合わせた指導
一木 薫
【新学習指導要領】「算数・数学」の学びの連続性と系統性
橋 玲
【新学習指導要領】育成を目指す資質・能力を踏まえた「国語,算数・数学」の授業モデル
(1)特別支援学校 小学部【国語・算数】
生活との結びつき,活用を目指して
亀山 純子
(2)特別支援学校 小学部【算数】
図形の指導「ぴったりあわせてかたちをつくろう」
松本 優
(3)特別支援学校 中学部【国語・数学】
自立活動を土台にした国語・数学の授業実践
添田 和久
(4)特別支援学校 中学部【国語】
活動経験を基に文章題に取り組んだ学習
遠藤 翔
(5)特別支援学校 高等部【国語】
問題解決的な話し合いの学習
奥田 隼人
(6)特別支援学校 高等部【数学】
コンピテンシー・ベイスの数学の授業モデル「重さを量って比べよう」
新井 雅明
(7)小学校 特別支援学級【国語】
つないでお話を作ろう
小島 久昌
(8)小学校 特別支援学級【算数】
下学年の教科書を活用した授業の実践
佐藤 歩
(9)中学校 特別支援学級【数学】
個に応じたグループ学習の実践
千葉 孝充
(10)小学校 通常の学級【国語】
書くことへの支援
田中 博司
(11)中学校 通常の学級【数学】
作図が苦手な生徒への支援
森 真由
新学習指導要領を学ぶ! 校内研修のシカケ
城田 和晃
トピックス (第75回)
通級による指導のガイドの作成に関する検討会議 ほか
神山 努
わたしと特別支援教育 (第21回)
教育は人づくり
和嶋 延寿
〜子どもの成長過程を支えるということ〜
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
SDGsを通して社会とつながる「econnect project」
小川 亮
タブレット端末を活用しよう!
相根 良平
授業を面白くする手作りグッズ
「せつじつさ」へ寄り添うために
佐々木 敏幸
子ども生き生き学習活動
【作業学習】木製プランター作り
藤原 伸元
〜作って,使って,また作る!〜
写真で見る 工夫がキラリ★教室環境づくり・校内環境づくり (第9回)
併置校の強味を生かし子どもたちの可能性を追求する学校を目指して
篠崎 友誉
手と目で話そう! 言葉の前のことばとしての教材教具 (第9回)
イメージを育てる(1)
立松 英子
最前線レポート:「高校の通級」 (第2回)
「高校生らしい通級」を目指して
伊東 和
はじめて通級指導教室の担任になったら―Q&Aでズバッと解決! (第3回)
どのように授業を計画したらよいですか?
才丸 千鶴子
行動問題の読み取り方&対応法 (第3回)
こだわりの強い子の自傷行動
小笠原 恵
不器用な子どもに効果抜群の感覚運動あそび&学習支援 (第3回)
クリアファイルで苦手をクリア!
松本 政悦
〜見ること・見分けること/書くこと・描くこと〜
児童発達支援事業・放課後等デイサービスとの連携 (第3回)
LITALICO ジュニアにおける実践
野口 晃菜
どの子も楽しく! 指導のポイントがバッチリわかるわくわく造形活動 (第9回)
自分だけの模様が生まれる!モダンテクニック マーブリング
今井 真理
特別支援教育最前線―紹介します,わが県のホープ&エース (第9回)
高知県
高知県特別支援学校長会
編集後記
是枝 喜代治喜多 好一

編集後記

 特別支援教育における各教科等の指導については,これまで特別支援学校をはじめとして,様々な校種において教育実践が積み上げられてきています。特に特別支援学校や特別支援学級では,個々の児童生徒の障害の特性や障害の程度,発達段階等を踏まえ,個別指導計画に基づいた各教科の指導が充実してきています。小中学校の通常の学級においても,発達障害の児童生徒の在籍が増えてきていることから,全ての子供にとって分かりやすい授業や学級経営の在り方に関する実践や研究等が進んでいます。

 しかし,近年,特別支援学校では,在籍数が年々増加傾向にあるとともに,中学校の特別支援学級を卒業した生徒が高等部に入学するケースが増加していることへの対応や多様な就労や進学へ対応できる指導の在り方が課題となっています。また特別支援学級では,平成25年度に就学制度が改正され,障害の程度の重い子供たちも特別支援学級で学ぶケースが増え,その対応が求められているところです。小中学校では,医療や支援機器等の進展により,様々な障害のある児童生徒が通常の学級に在籍することが増えていて,障害等に応じた指導の工夫も必要となってきています。さらに,インクルーシブ教育システムの推進により,例えば,特別支援学校から小学校へ,小学校から特別支援学校へ転学をするといった,児童生徒の学びの場の選択が柔軟に行われるようになり,前籍校での指導や支援を継続的に行うことも重要になってきています。

 このような現状と課題を解決するため,新しい特別支援学校学習指導要領及び小学校・中学校・高等学校学習指導要領では,異校種間における学習指導相互の連続性を考慮した改訂になっています。特に知的障害者の特別支援学校学習指導要領は,小中高等学校と同様に,育成を目指す三つの柱に基づいて,各教科の目標や内容が整理されました。

 このようなことからも,特別支援学校と特別支援学級においては,小中高等学校の学習指導要領の各教科等の目標や内容との学びの連続性を意識した各教科等の指導を行うことが必要になります。

 本特集では,新しい学習指導要領における各教科等の指導と学びの連続性,知的障害のある子への各教科等の指導のポイントを識者により解説していただくとともに,各校種における各教科等の指導実践を紹介いたします。

 現在,新学習指導要領の実施に向けた移行期であることからも,特別支援教育における各教科の指導は大きな転換期を迎えています。今回の特集を通して,改めて今後の教科指導の方向性を理解していただくとともに,自らの各教科の指導実践を新しい学習指導要領の視点で見直し,指導力の向上を図る機会にしていただければ幸いです。


   /是枝 喜代治・喜多 好一

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