特別支援教育の実践情報 2011年5月号
<新学期>子どもとの最高の出会いを創ろう!〜年度末

Z141

«前号へ

次号へ»

特別支援教育の実践情報 2011年4・5月号<新学期>子どもとの最高の出会いを創ろう!〜年度末

紙版価格: 1,005円(税込)

送料無料

電子版価格: 904円(税込)

Off: ¥101-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2011年3月16日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード

目次

もくじの詳細表示

特集 〈新学期〉子どもとの最高の出会いを創ろう!〜年度末から年度当初までの準備のポイント〜
特集について
宮ア 英憲
概論
マラソンランナーではなくリレーランナーとしての教師
柘植 雅義
実践
学校の経営方針
1 就学支援シートの活用で準備万端!
金井 尚志
2 『特別支援教育開き』に向けての種まきを
吉成 千夏
クラスのしくみ・ルールづくり
3 教師も子どもも新しい気持ちでスタート
小林 祐子
4 熱意を盛り込んだ学級経営計画の作成を
三坂 佳慎
5 子どもが安心して学級生活を送れるよき学級風土づくり
大河原 徹也
6 安心して新学期をスタートできるために
棟田 美佐子
7 自分の居場所だと感じ、することがはっきり理解できる教室にしよう!
桝本 伸子
8 過ごしやすい学級づくりをめざして
楠原 美保
年間指導計画作成のポイント
9 生きる力を育むための年間指導計画の作成
福江 美和
10 生活に結びついた学習に、見通しと意欲をもって取り組めるように
千葉 雅弘
引継ぎ・連携(個別の指導計画の作成)
11 「5歳児健診」を核とした、幼稚園・保育所から小学校への移行支援
齋藤 忍
12 子どもの実態をたくさんの方法でしっかりと引き継ぐ
岡田 信吾
13 個別の指導計画にひと工夫〜ITシートの活用〜
山本 公司
14 子どもたちのための通級指導教室の活用を
古谷 充
楽しく学ぶ簡単手作り教材 (第13回)
〈ろうそく消し〉誰もが主役に
象の会
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第80回)
持ちはこびラクラク! どこでもギターとアンプ
亀田 長治
提言
教育行政の視点から
山口 利幸
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
【筆算は2桁同士の計算のなかで1】「5−2進法」で数をとらえる
芳賀 雅尋
授業を面白くする手づくりグッズ
遊び方の中に見つけたヒント
桑原 康男
〜連結できたらマッチング!?〜
ひらがなの学習に向けたステップ〈5つの教材〉
小野 圭三
子ども生き生き・学習活動
【国語】紙芝居で一斉授業のよさ再発見!
高村 哲郎
〜童謡「ぞうさん」にこめられた思い〜
【算数・数学】ひき算表を用いてくり下がりのあるひき算攻略!!
小川 亮一
【音楽】『写真・吹き出し楽譜』でリズム合奏
常楽 知明
【造形】大きな「ひまわり」を描こう
成田 孝
【運動】楽しいサーキット・トレーニング
大野 裕子
【自立活動】低学年で必要な暗黙のルール10
岡田 克己
〜児童がクラスで落ち着いて過ごすために身につけたい10のルールとは?〜
コーディネーター便り (第25回)
コーディネーターとして私が大切にしていること
塩原 亜紀
障害理解教育をどう進めるか (第1回)
障害理解の基本的な考え方
徳田 克己
トピックス (第25回)
中央教育審議会初等中等教育分科会 特別支援教育の在り方に関する特別委員会 論点整理概要について
井上 昌士
フォトライブ「授業」Part21/新潟大学教育学部附属特別支援学校 (第1回)
中学部/社会生活学習 コミュニケーションの心地良さを実感する授業
横堀 壮昭
〜単元「みんなで楽しもう」〜
将来の「働く生活」を実現するキャリア教育 (第1回)
基本行動の定着を図る小学部「日常生活の指導」
橋 基子
情報機器のなるほど活用術 (第25回)
3Dの動画教材を作ろう
亀田 長治
【特総研】発達障害教育情報センター発! (第1回)
身近な教材教具・支援機器「どう使う?」
梅田 真理
子どもへの支援 手作り教材の活用例 (第1回)
ひらがなの読み方が覚えられない子ども
杉本 陽子
視覚シンボルでコミュニケーション (第1回)
「コミュニケーション」ってなんだろう?
青木 高光
【小学部低学年】文字・かずの指導のポイント 発達支援と教材・教具 (第7回)
一歩手前を充実させる
立松 英子
発達障害にかかわる医療と教育の連携 (第1回)
小児神経科医の視点から捉えた医療と教育の連携
小野 次朗
編集後記
宮ア 英憲

特集について

いよいよ新年度,各学校・学級では,新しい児童生徒との出会い,指導の開始に向けて,様々な計画・準備に取り組まれているのではないでしょうか。

新年度の準備については,各種計画の作成等,様々な内容が挙げられますが,幼稚園,小・中学校,高等学校等においては,学習指導要領の改正等も踏まえ,特別支援教育の視点からこれまでも取り組まれてきた学級経営計画や教科等の年間指導計画等を見直す必要があります。

さて,今回は「〈新学期〉子どもとの最高の出会いを創ろう!〜年度末から年度当初までの準備のポイント〜」を特集のテーマとして,各学校で特別支援教育の推進・充実を図るために,主に新学期に取り組む内容とそのポイントについて紹介します。

具体的な取組を「学校の経営方針」「クラスのしくみ・ルールづくり」「年間指導計画作成のポイント」「引継ぎと連携(個別の指導計画の作成)」の視点からまとめました。

各学校では,PDCAサイクルによる事業の実施が図られていますが,その視点からも前年度の評価(反省)を踏まえ,年度の計画を立てて具体的に実施を図る上では,この新学期の取組が重要になってきます。

さらに,特別支援教育の推進・充実を図るための取組については,校種及び学年,ケース等の違いにおいて配慮する事項は様々に異なってきます。

例えば,個別の指導計画の作成では,小学校第1学年においては,就学前機関(幼稚園・保育所等)との連携や就学相談で作成された資料の活用が重要です。中学校第1学年では,小学校で作成された個別の指導計画を含め,校種間での引継ぎ等も必要になります。

また,小学校では担任がほとんどの教科を指導しているので,担任間での引継ぎが重要になりますが,中学校は教科担任制なので,通常の学級で指導を受けている場合,担任や特別支援教育コーディネーターが中心となって,各教科担当者と引継ぎ事項の共有化を図ることが必要になります。

そこで本号では,各校種の先生方が,それぞれの学校での実践にすぐに役立つ内容を紹介するとともに,特別支援教育を推進・充実させるための取組をより計画的に進めるために,新学期に行う取組に焦点をあて,その準備の内容及び留意点を整理しました。

「特別支援教育の実践情報」編集代表/東洋大学教授

宮ア 英憲

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ