- 特集 “学テ・新学力”補強!年間計画の改善ヒント
- 〈巻頭特集論文〉「説明させる力」を伸ばす年間計画づくり
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- 子どもの姿から足りない学習を抽出する
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- 年間計画改善のための基本方針は,向山型指導で教科書通りに教えること―「考え方・解き方」の基本を、リズムよく、テンポよく繰り返すことが学テ対策につながる―
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- 向山型をトレースすることがいちばんの早道だ
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- 基本を定着させるためには教科書をフルに活用することである
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- 全学級が教科書を教えることから改善は始まる
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- 応用力を育成する活動,教材を明記する
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- 「B型問題」を年間計画に位置づけ,早急に方策を打ち出せ!
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- ミニ特集 「教師をやってよかった!」私が手応えを感じた瞬間
- 特別支援学級における向山型算数―向山型算数の原理・原則を学べば、知的障がいのある子どもの事実も生み出すことができる―
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- 子どもの声,保護者の声が激変!
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- 優れた教材と指導法が子どもを伸ばす
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- 「教えてほめる」がドラマを生む!
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- 積み重ねが生む小さな変化がうれしい
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- 荒れた学級でも「うっとりノート」出現
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- 表紙のイラスト (第34回)
- 問題:赤色の部分の面積を求めましょう。
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- グラビア
- 向山型算数で,どの子も文章題が好きになる!!
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- 〜向山型算数セミナーIN東京 2013.11.4〜
- イラスト競演!向山型算数ハイライトシーン (第10回)
- 黒板には子どもが書く
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- びっくりドッキリ!当世教育事情 (第10回)
- 目を疑う!? 驚くような教室の掲示物
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 「かけ算九九」の習得は子どもの人生を左右する
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- 教科書3割増に対応する学年別教科書の教え方 (第21回)
- 1年「20よりおおきいかず」
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- 1年「20よりおおきいかず(たしざんとひきざん)」
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- 2年「4けたの数」
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- 2年「4けたの数(数の線)」
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- 3年「かけ算の筆算(2)(何十をかける計算)」
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- 3年「かけ算の筆算(2)(2けたの数をかける計算)」
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- 4年「がい数の表し方(がい数の表し方)」
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- 4年「がい数の表し方(がい数の計算)」
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- 5年「百分率とグラフ(割合と百分率)」
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- 5年「百分率とグラフ(百分率の問題)」
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- 6年「場合の数(並べ方)」
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- 6年「場合の数(組み合わせ方)」
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- 初心者のための基本技レベルアップ講座 (第10回)
- 子どもの学力は授業形態ではなく,教師の力に規定される
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- 「論文審査」突破力をつける (第10回)
- 向山氏の一言が,挑戦の原動力である
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- 算数教科書教材に挑戦/論文審査 (第170回)
- 指導内容を整理して構造化すること
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- 向山型算数実力急増講座 (第172回)
- 文章題を解く秘訣「部分―全体スキーマ」
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- 向山型算数WEBサロン (第166回)
- 「速さの変換」の問題は面積図で原理を導き,関係図で整理する
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- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第58回)
- 「言葉と式を使って」説明する授業は誰でもできる。書いてある通り,思考した通りに書く
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- 子どもが手こずる「がい数の表すはんい」解法スキル
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- 中・高・塾教師の告発状!学力不足がもたらす悲惨な実態 (第22回)
- 「できない」ことを隠すため「やらない」という選択肢をとる悪循環
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- 傷つき荒れた生徒たち。救えるのは向山型
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- 発達障害への林ドクター教育コーチ!教師が切れた発達障害児の言動Q&A (第58回)
- アスペルガー児への対応(個別指導で恩を着せる)
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- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第46回)
- 低学年/「7→8→9チャレラン」
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- 中学年/「長さタイルチャレラン」
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- 高学年/「割合チャレラン」
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- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第46回)
- <今月のテーマ>学年末を見すえた学級・学年ドラマづくりのヒント
- 〔低学年〕子どもが考えたパーティーを目標に
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- 〔低学年〕発表会に関連づけて力をつけていく
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- 〔中学年〕目標達成パーティーをしよう!
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- 〔中学年〕「何度でもやりたくなる」から「いつの間にか」伸びている
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- 〔高学年〕ドラマは,日常の授業の連続にある
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- 〔高学年〕パーティーを盛り上げるための3つのポイント
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- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第58回)
- 1年半かけて取った100点
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- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第34回)
- 何度やっても熱中する図形問題
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- プロが解説!教材研究「基本用語」事典 (第10回)
- キーワード「2つの定義」
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- 向山型算数セミナー
- 文章問題指導の一考察
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- 腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
- 苦手なCさんが書けた花丸
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- 算数が大好きになる向山型算数
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- 論文ランキング
- 10月号
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- TOSS最新情報
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- 読者のページ
- 教科書チェック「写した印」の衝撃
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- 編集後記
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- 「子ども算数検定」に挑戦! (第10回)
- 1月
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- 算数教科書教材に挑戦/指定教材 (第172回)
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり 「かけ算九九」の習得は子どもの人生を左右する
/向山 洋一
「かけ算九九」の習得は,小学校算数授業の大関門である。
かなりの数の子どもたちが「かけ算九九」の習得でつまずく。かけ算九九でつまずくとその後の学習をのりこえることができない。
かけ算九九でつまずけば,「かけ算」ができない。2位数と2位数のかけ算ができないのである。
当然,「わり算」もできない。「わり算」というのは,「かけ算」と「ひき算」でできているからである。
つまり,「かけ算九九」でつまずいた子は,算数・数学の学習がずっとできないのである。それは,中学に続き高校受験まで影響する。
そして,その子の人生に大きな作用を及ぼすのである。
「かけ算九九」でつまずく責任,そのほとんどはそのとき教えた担任にある。
教え方がいいかげんであったり,工夫してなかったためである。
「かけ算九九」は私も覚えた。「お経」のようにである。「実体のない」ものを「お経」によって頭に植えつけたのである。
「実体」と「言葉」が合体すれば,脳の中に明確にイメージされると考えた。
そして,「かけ算九九計算尺」を発明した。
効果は大きかった。「ものすごく大きかった」といえる。
全国からいくつものドラマが届けられる。
それまでの「お経」の「九九の学習」でだめだった子が,あっという間に「かけ算九
九」を習得したという奇跡のような出来事である。
発達障害の子にも,学習がゆっくりな子にも効果をあげる。
勉強ができる子にも,明確な映像が脳に入る。脳が活性化されるのである。
●石山先生からの報告(2013・10・24)
九九計算尺であっという間に覚えられた
今まで6の段からうろ覚えだった4年生Kさん。それが,あっという間に暗記することができた。なぜか。
聴覚よりも視覚が強い。九九表では,どこを見たらいいのかわかりにくい。ところが,九九計算尺は,答えが小さく書かれていることで視覚から答えが入りやすい。どこを見ればいいか矢印が示しているので,それだけに集中できる。改めて,九九計算尺のよさを感じた。すごい。
●溝端先生からの報告(2013・11・1)
【TOSSかけ算九九計算尺】保護者の感想
1.参観日でTOSSかけ算九九計算尺を使った授業をやった。
保護者から感想をいただいた。
「かけ算シートを使った授業を見ました。ひと目見てわかるので,いいなあと思いました。家でも喜んでやっています」
この保護者の手紙では,次の2つのことが重要である。
? 保護者からもひと目見てわかりやすいと言っていること。
? 子どもが家庭でも喜んでやっている事実。
2.私は,すぐに次のように行動した。
第1に,学級通信に掲載し,クラスに配布した。
第2に,その通信を学年にも配布する。
第3に,校内算数部会研修会でも報告する。
3.このような手立てを打つことで,かけ算九九計算尺の認知度があがる。
優れた教材は,子どもたちに力をつける。
優れた教材は,教師に楽をさせ,その余力を理解の難しい子どもたちにかけることができる。
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- 明治図書