- 特集 なぜ「子ども主体」の授業がうまくいかないのか
- 特集扉
- [巻頭座談会]なぜ「子ども主体」の授業がうまくいかないのか
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- 「子ども主体」の授業がうまくいかない理由とその改善策を考えよう
- 全般
- 子どもにどこまで任せるかの基準が決まっていない
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- なかなか子どもの学習意欲が高まらない
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- 子どもが学び取る学習内容が浅すぎる
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- 授業準備
- 子どもの反応を予測した教材研究が難しい
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- 子どもに任せることで時間配分がよみにくくなってしまう
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- 教室環境
- 学び合う環境をうまく作れない
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- 学習課題・ねらい
- 一人一人に合った学習課題が設定されていない
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- 授業や単元の冒頭で,ゴールが共有されていない
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- 発問・指示
- 活動のねらいに向かわない子どもがいる
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- 発問が子どもの考えたい「問い」になっていない
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- 言葉かけ・フォロー
- 学力がついているか心配で,つい口を出してしまう
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- 話し合い
- 一部の子どもだけが活躍している
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- グループ活動
- 一部の子どもだけが活躍している
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- 板書
- 意見の表出と共有の道具であることを知らない
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- 振り返り
- 振り返りができない子どもがいる
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- 特別なニーズのある子に,どう主体的な授業参加を促すか
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- 教室の過去と未来
- 「子ども主体」の授業はどう変遷してきたか
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- 「子ども主体」の授業が進むと,教師の役割は全く変わる!?
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- 子どもが主体的に動き出すファシリテートの極意
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- 子どもが主体的に学び続ける自由進度学習って何?
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- GIGA FULNESS 授業設計×学級経営×働き方改革=子どもも教師もハッピーに (第1回)
- クラウド型授業へのシフト
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- 〜共同編集と相互参照を活用し協動的な学習の実現へ〜
- とっておき!学級経営ネタ&アイデア (第10回)
- 1月
- 低学年/自分のための目標を立てよう!
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- 中学年/残りの日数を把握した「成長のラストスパート」
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- 高学年/「競争原理→協力原理」2種類のルールでビンゴを楽しむ
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- 中学/リフレクションを見える化!
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- レベル別全解説 教師のほめる技術 (第22回)
- 聞き合う教室をつくるほめ方
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- 教育問題24時 (第10回)
- 問い直される学校給食
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- プログラムデザインで考える“逆向き”学級経営学 (第10回)
- システム思考で学級の様子を読み解く
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- トラブル防止につながる! 保護者の信頼をつかむあんしんフレーズ (第10回)
- 「想像力」と「共感力」は最大の味方
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- 仕事を“楽”にするチートスキル ICT裏ハック (第10回)
- オンラインストレージをもっと活用しよう
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- 教師のための著作権講座 (第10回)
- 学校で音楽を利用する場合どんな注意点がありますか?
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- 名著を読む―教師人生を変える1冊 (第10回)
- 『修身教授録』森信三著(致知出版社)
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- 通常学級での特別支援Q&A 困っている子に寄り添う授業・学級づくり (第10回)
- クラスメイトの理解を促すには
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- 二瓶弘行&国語“夢”塾プロデュース 言葉の力が育つ! 今月の国語授業ネタ (第10回)
- 漢字
- 低学年/進出漢字を使って作文を書こう!
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- 中学年/熟語しりとりをしよう!
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- 高学年/「〜そうな漢字選手権」をしよう!
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- 算数の個別最適な学びと協働的な学び (第10回)
- 1人1台端末を活用し,「個別最適な学び」と「協動的な学び」を目指す
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- 編集後記
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- 1人1台端末を活用した図工授業のニューモデル (第10回)
- ゴーゴー ドリームカー(第4学年)
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編集後記
「子どもが主体的に授業に取り組み,それぞれの力に応じて成長していく…」誰もが望んでいる授業ではないでしょうか。
とはいえ,私が小中学生だった数十年前は,主体的に授業に取り組むというにはほど遠く,いわゆる一斉授業の講義形式の中で,一方的に教えられたことをノートに写すというような授業もまだまだ多かったです。
しかしながら,昨今はそのような教室の景色も変わり,「子ども主体」の授業がどんどん意識されてきていると感じます。たとえば,子ども自身に問いを考えさせたり,自由進度学習を行ったりする実践を数多く見聞きするようになったと思います。また,子どもたちがかなり自由に1人1台端末を活用している学校もあるようです。
文科省の「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜(答申)」においても,あらためて「全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現」が強調されており,今後さらに子どもを主体とした授業は意識されていくと思います。
しかしながら一方で,「子ども主体」の授業を行っても,なかなかうまくいかないという声も聞きます。「ファシリテーターに徹しようと思っても,つい口を出してしまう」「黙っていれば,勝手なおしゃべりが始まり,それどころではない」「話し合いやグループ活動では,一部の子どもだけが活躍している」など……。もしかするとこのような悩みを抱えている先生方も多いのではないでしょうか。
そこで,本号では子ども主体の授業をしたいが,なかなかうまくいかないという先生方の悩みに寄り添い,ともに解決策を考えていくような特集を行いたいと考えました。子ども主体の授業への改善の方向性をご紹介するとともに,子ども主体の授業の歴史や未来まで,様々に取り上げました。
/茅野 現
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