授業力&学級経営力 2022年9月号
キーワードで早わかり 先生のための“学び直し”教育学

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授業力&学級経営力 2022年9月号キーワードで早わかり 先生のための“学び直し”教育学

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PDF
ジャンル:
授業全般
刊行:
2022年8月2日
対象:
小・中
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月7日
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 キーワードで早わかり 先生のための“学び直し”教育学
特集扉
教育心理学
教育心理学とは―子どもや教師の学びや育ちのプロセスを支援する学問
秋田 喜代美
教育社会学
教育社会学とは―教育の現実と向き合って,教育の役割を探る学問
相澤 真一
教育哲学
教育哲学とは―教育という営為に誠実に取り組む人の心を支えるもの
藤井 千春
教育行政学
教育行政学とは―制度の動きとその背景にある政策や政治の動きを解明するもの
青木 栄一
教育課程
教育課程とは―学校で何のために何を教え学ぶのかの地図を描くこと
石井 英真
教育評価
教育評価とは―学習者の実態を把握し,教育の改善に役立てること
西岡 加名恵
教育工学
教育工学とは―様々な理論や技術を駆使して教育の改善を実践的に行う学問
高橋 純
生徒指導
生徒指導とは―すべての児童生徒のために全職員で行う未然防止の働きかけ
藤平 敦
教育相談
教育相談とは―子供の問題の解決と発生予防を組織的に実践すること
小野 昌彦
教育史学
教育史学とは―過去との対話で,教育の現状の理解を深める学問
小野 雅章
教師教育学
教師教育学とは―教師の職能成長プロセスとその背景を解析する学問
岩田 康之
教育経済学
教育経済学とは―「教育」を通じて豊かな社会づくりを考える学問
古松 紀子
第2特集 最高の2学期にするための「リスタート」アクティビティ
[低学年]01 からだでカタカナをつくろう!/02 3色鬼ごっこ/03 シンクロするかな,しないかな?/04 正しく置けるかな?
荒畑 美貴子
[中学年]01 「ステキな聞き方」で相手と伝え合おう/02 学級みんなで「グーチャレンジ」!/03 みんなですばやく授業開始「グラフ・フィードバック」/04 目標をきめよう!めあてカード
松山 康成
[高学年]01 以心伝心〜それ私です〜/02 口パクタイム/03 リレーメッセージ/04 ピッタリタイム・ピッタリ文字数
大野 睦仁
とっておき!学級経営ネタ&アイデア (第6回)
9月
低学年/授業のすきま時間にできる文字ゲーム&マス計算
辰巳 明子
中学年/2学期の達成目標を立てる
高橋 朋彦
高学年/「班のグランドルール」でチーム力をアップ!
飯村 友和
中学/学級通信を子どもに向けてつくる
藤永 啓吾
レベル別全解説 教師のほめる技術 (第18回)
学級全体をほめる
菊池 省三
教育問題24時 (第6回)
児童生徒の自殺
藤川 大祐
プログラムデザインで考える“逆向き”学級経営学 (第6回)
共創を活性化させる「プロジェクト活動」
青山 雄太
トラブル防止につながる! 保護者の信頼をつかむあんしんフレーズ (第6回)
実は家庭の大問題!? 宿題について考えます
林 真未有田 りりこ
仕事を“楽”にするチートスキル ICT裏ハック (第6回)
スクリーンショットで手数を減らす
前多 昌顕
教師のための著作権講座 (第6回)
著作権を気にしなくて良い場合があるのですか?
宮武 久佳
名著を読む―教師人生を変える1冊 (第6回)
『教えることと学ぶこと』(林 竹二,灰谷健次郎著,倫書房)
山中 伸之
通常学級での特別支援Q&A 困っている子に寄り添う授業・学級づくり (第6回)
行動の随伴性をとらえたポジティブ行動の支援
菊池 哲平
二瓶弘行&国語“夢”塾プロデュース 言葉の力が育つ! 今月の国語授業ネタ (第6回)
話し合い
低学年/なりきりトークをしよう!
手島 知美
中学年/危機脱出会議をしよう!
比江嶋 哲
高学年/会話をするように話し合おう!
渡部 雅憲
算数の個別最適な学びと協働的な学び (第6回)
個別最適な学びと協働的な学びを通して主体的に問題に関わり,数学的に考える資質・能力を育む
久下谷 明
編集後記
矢口 郁雄
1人1台端末を活用した図工授業のニューモデル (第6回)
木から生まれた物語(第3学年)
岩本 紅葉

編集後記

 編集の仕事をしていて,常々感じることがあります。それは,仕事にかかわる技術や能力を向上させていくには,“予め正しいとされていること”を自分の仕事に当てはめるのではなく,地道な試行の繰り返しによって“正しそうであること”を導こうとする過程が大事である,ということです。仕事には不確実な要素がたくさんあり,やったことが正しいかどうかを確認する術さえないことも多いので,自分なりの「納得パターン」の導き方を知り,それをたくさん備えておくことが重要だと思うからです。

 この先にもう1つ重要だと思うことがあります。それは,“正しそうであること”にたどり着いたら,それを裏づける理論を探してみるということです。例えば,本の紙面レイアウトをたくさんつくっていく中で,「こういうケースでは,こうつくるといい感じに仕上がるな」と感じることが多くなってきたら,書籍等でそのことについて筋道立てて説明しているものはないかを探してみる,というようなことです。そうして「これだ!」というものに行き着いたときは,確かに技術が向上したという手応えを覚えることができます。

 冒頭で,「編集の仕事をしていて」と書きましたが,これはおそらく多くの仕事に当てはまることで,小中学校現場における教育活動のように,不確実な要素が多い仕事であればあるほど,実践から理論に立ち返ることの意味は大きいのではないかと思います。

 以上のような意識に基づいて,本号では,小中学校現場で日々実践を積まれている先生方が立ち返ることのできる,教育学分野の理論や研究動向をたくさんご紹介いただきました。


   /矢口 郁雄

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 言葉は知っている、何となく分かっている・知ったつもりになっていること、なかなか学び直すことが難しいのですが、タイトル通り早分かりでとても良いです。パラパラとめくって気になるキーワードを拾っていっても学び深いです。半年以上経った今、当時あまり読めていなかったので読み返しています。
      2023/5/740代・小学校教員
    • 用語集とブックガイドとして凄く良いと思いました。
      この1冊を足がかりに、文字通り学び直しをしたいと思います。
      2022/12/830代・小学校教員
    • 大学時代、教育学が専門ではなかったため、このような特集はありがたかった。参考になった。
      2022/11/520代・中学校教員
    • 忙しい中、こういった形で学べるのはとてもありがたい。こういった切り口も、とても面白いと思いました。
      2022/9/2330代・小学校教員
    • 卒業式はとても重要な式であるために担任としてどのように振る舞うべきかを考えるとができたのでよかった
      2022/9/1920代・学生

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