- 特集 “いじめの芽”気づき・潰す日常実践の布石
- いじめをめぐる新情報/確認情報
- 人類の脳といじめ
- 「向山塾爬虫類の脳」の話より
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- 編集部5分間「いじめ」インタビュー
- 谷 和樹(玉川大学教職大学院准教授)氏に伺いました
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- いじめの芽―気づき・潰す!瞬発力発揮のポイント
- いじめと喧嘩―どこでどう区別してますか?
- 瞬時に見る「三つの観点」そして日常の観察・情報網が大切だ
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- 業間休みにいじめの芽が潜む!
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- いじめとは何かを再考する
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- 隣の子の机をちょっと離した子―どんな対応をしますか?
- 小さな差別の事実を取り上げ闘う
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- たたみかけるように追及する
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- 冷やかす発言を毎時間瞬間的に潰す〜たった一言で子どもを制す〜
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- 校舎に死角:どこにいくつあり―どう対応してますか?
- 死角をつくらないシステムをつくる
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- 教師がいない 教室が危ない
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- 現場に足を運ぶからいじめが見える
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- どんな活動帯・時間帯で起こりやすいですか?
- 休み時間。「いじり」か「いじめ」か
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- いじめが行われる男性教師の死角
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- 見えないいじめ「靴隠し」
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- いじめを潰す教師のキメ台詞って何ですか?
- 出合いの時にこそ潰す
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- 人をいじめて喜ぶなんて、つまらん人生だなあ
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- 言わない子は、賛成なのですね
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- いじめが起こりようがない!日常実践の布石
- 子どもの変化に気づく教師目線とは
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- アドバルーン発言とそれへの瞬時対応とは
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- 子どもへの声かけしながらの学校歩哨とは
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- 日記指導で子どもとつながるコツ
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- 靴箱チェック!学級の荒れ感知のヒント
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- “クスクス笑い・ひそひそ話”禁止=年間を貫く実践レポート
- 実践提案―“前兆”を見逃さない!中学のセンチネル(歩哨)活動
- クスクス笑い・ひそひそ話をしない生徒を育てる
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- 実践を読んで
- 思いやりと正義の学級風土に!/「前兆を見つけたらどうするのか」/いじめをなくす教師の指導力/前進だとは思うけれど/休み時間が勝負!生徒の観察を!/「いじめ」は教師だけがなくせる
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- いじめと対極=楽しい実践づくりのポイント
- 子どもが熱中する授業をつくるポイント
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- 授業で逆転現象をつくるポイント
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- 遅れがちな子の出番をつくるポイント
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- 特別支援の子に成功体験をつくるポイント
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- 学級イベントをつくるポイント
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- 学級に裏文化をつくるポイント
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- いじめの芽発見のチェックポイントはここだ!
- 掃除―いじめの芽発見のチェックポイント
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- 当番―いじめの芽発見のチェックポイント
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- 給食―いじめの芽発見のチェックポイント
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- 係活動―いじめの芽発見のチェックポイント
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- 部活動―いじめの芽発見のチェックポイント
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- 休み時間―いじめの目発見のチェックポイント
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- いじめ―起こりようがない学級はどこが違うか●実力派教師の日常実践―ステルス布石のヒミツ
- 教室にいる生徒すべてに目が行き届いているだろうか?
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- 具体的な調査データと観察事実を結びつける
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- 子どもたちからの信頼がすべて
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- 子どもの満足感と教師の信念
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- いじめの芽に気づき・潰す日常実践の布石
- 小学1年
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- 小学2年
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- 小学3年
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- 小学4年
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- 小学5年
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- 小学6年
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- 中学1年
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- 中学2年
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- 中学3年
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- いじめ発生?!“ハインリッヒの法則”で深層を紐解く―背後にある実践危機の芽を考える
- 子どもの友達関係―ヒヤリ&ハッと現象レポート
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- 子どもと担任の関係―ヒヤリ&ハッと現象レポート
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- 子どもと保護者の関係―ヒヤリ&ハッと現象レポート
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- 職場の人間関係―ヒヤリ&ハッと現象レポート
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- 小特集 子どもの“もめごと”―学級会でどう取り上げるか
- 「クラス会議」でもめごとの扱い方を学ぶ
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- もめごとがみんなを繋げる
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- 学級会では「クラスの方向・方針」を討議する
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- やればできる!“もめごとが起きない”学級づくり
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- 私の教室環境づくり―ポイントはここだ (第11回)
- 「子どもたちを思いやる」ということを具体的に環境化する
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- 私のクラスの“学級通信”or“学級新聞” (第11回)
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- 表紙の絵・目次の作品 (第11回)
- 読書感想画への道11/【読書感想画】
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- 授業と学級づくりのインターフェース=今月の先回り布石 (第11回)
- 〈1・2年〉板書作文に挑戦しよう 2
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- 〈3・4年〉大切なのは教科書の進度
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- 〈5・6年〉教室中が笑顔になる「みんなのよいところさがし」
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- 〜最終コーナーでこのクラスでよかったという場面を!〜
- 谷和樹プロデュース ビギナーズ・泣き笑い道場 (第11回)
- この指導案=ここを赤ペン添削すると大成功!
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- 〜ひと目で単元を見渡せる。ビジュアル系デザインを工夫した指導案〜
- この学級経営案=ここを赤ペン添削すると大変身!
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- 〜自己肯定感、自尊感情を上げる手立てを数多く入れた学級経営案〜
- 「係・当番・日直にリズムとテンポ」 (第11回)
- 2月の重点:教師の出場(でば)を少なくせよ
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- 今月の学校イベント=企画〜本番の準備・組み立てシナリオ (第11回)
- [入試業務]見通しを立てる・高校入試編
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- 実物紹介=今月の生活目標 (第11回)
- 外で元気に遊ぼう
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- 今月のしつけ・重点目標はここだ! (第11回)
- 人間関係ができた今だからこそ……
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- 師尾喜代子プロデュース“ルールとモラル”を樹立する教室づくり (第11回)
- 【今月のルールづくり】ルールを守らない子への対応
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- 〜社会で許されない行為は、学校でも許されない〜
- 【今月のモラルづくり】年度末―別れの語り
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- 〜学級をまとめる語り〜
- 生徒指導主任日誌=教師の本気度こそが試されているのだ! (第11回)
- 生徒間暴力に対応する
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- 特別支援教育に正対する=教師の剣が峰はここだ! (第11回)
- 指示の言葉で子どもの動きが変わる
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- 編集後記
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- スキマ時間に使えるトレンド情報 (第11回)
- “昆虫精密画”を描いてみよう!
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編集後記
ある先生から、「いじめが起こった学校だけがクローズアップされ、学校の廊下も生徒に声をかけながら歩くような地道な努力を当たり前に積み重ねている学校の日常の実践が埋もれている…」というお話を聞きました。たしかに、そういう地道な実践を積み重ねているところでは、いじめも芽の段階で潰しているのだろうと思います。
この夏、開催された教師対象の「いじめシンポ」のアンケートにこういう現場の先生の声がありました。
・となりの子と教室の机を離した子に理由を聞くと、「何となく離しました」「○○君が嫌いだからです」といわれると、それだけで、どう対応したらいいのか、私はひるんでしまいます。
・その一瞬のひるみに子どもはつけ込んでくるのだと思います。だから子どもにバカにされてしまう。
たしかに、「嫌いです」という言葉ほどやっかいなものはありません。何で嫌いなのと突っ込めば突っ込むほど、事態が悪化しかねないだけでなく、「理由なんて特にありません」がオチではないかと思います。ダメなものはダメです、「ならぬものはならぬ」という会津藩の7つの掟のような対応も必要なのではないか―と思ったりし。
アメリカでは49の州で「反いじめ法」というものがあり、いじめ(禁止行為)の定義や、学校の義務などのいじめ防止プログラムがあるといいます。日本でも広がっているといわれるネットいじめについても、「証拠を残す」などの対応が示されているようです。
漫画家・西原理恵子著『生きる悪知恵』に「女子にキモイといわれています」という高校男子の悩みに、
・女子は集団で何かをする。こっちを見て、みんなでくすくす笑いながらひそひそ話をするものなの。
・君のことなんか誰もみていない。中2から高2ぐらいの男子って、そこにいるだけで邪魔っていうか、世間から無視されている。なのに自意識だけはニラニラ溢れ出ているでしょ。そういう状態がキモイといわれているんで、君がたまたまその代表に選ばれただけ。
こういう、被害者のメタ認知にも役立つだろう提言も事例として沢山、出るようになるといいなーと思ったりしました。
(樋口 雅子)
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- 明治図書