実践国語研究 2015年9月号
もっと書きたい!子どもの書く力を引き出す授業の工夫

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実践国語研究 2015年8・9月号もっと書きたい!子どもの書く力を引き出す授業の工夫

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ジャンル:
国語
刊行:
2015年7月16日
対象:
小・中
仕様:
B5判 81頁
状態:
絶版
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目次

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特集 もっと書きたい!子どもの書く力を引き出す授業の工夫
特集について
提言 もっと書きたい!子どもの書く力を引き出す授業の工夫
分かりやすい言葉で書く力を評価をする
吉永 幸司
適切な課題が力量を形成する
岩ア 淳
何年生にも有効な「問答法」で
野口 芳宣
「書きたい」を生み出すもの
松木 正子
書くことと自分自身との関わり
成田 信子
小学校・実践授業の展開
低学年/書くことを楽しむ単元の構想 「学校のお仕事探検隊」―絵本を作って一年生に紹介しよう―
藤村 由紀子
低学年/一年間の学習を生かして選んで書く
加藤 智子
低学年/伝え合うことで、書く力を高め合う
内丸 友之
中学年/学校紹介リーフレットを作ろう
盛 加果
中学年/自由に書く 手軽に書く 多くの児童が参加できる教材研究と付箋の活用
秦 薫
中学年/児童が「書いたことを伝えたい!」と思う授業づくり
村松 恵美子
高学年/一人一人の「ぜひ伝えたい」「もっと上手に伝えたい」を大切にした指導の工夫
児玉 奈穂美
高学年/主体的によりよい表現を探求する学習
帶川 理加
高学年/構想段階の交流で「書きたい!」を耕す随筆学習
片山 守道
中学校・実践授業の展開
1学年/「対話」を取り入れた意見文を書く学習の実例
梅田 悠紀子
1学年/生徒が取り組みやすい「書くこと」の実践
佐藤 達治
2学年/魅力的なプレゼンテーション原稿をつくろう―「話すこと・聞くこと」の活動をとおして、「書くこと」の目的を明確にする―
永野 恵美
2学年/書きたい気持ちを刺激する―人物紹介パンフレットを作ろう―
福島 教全
3学年/言葉と経験の相関
堀 裕嗣
3学年/色彩の効果的な使い方に着目し、豊かに書き表す言語活動
木 志磨人
言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第15回)
視覚資料で言語活動の充実を図る
原 勝
書評
小学校国語科 単元を貫く!「問い」のある言語活動の展開
松木 正子
国語科授業サポートBOOKS 言葉の力を育てる!堀江式 国語授業のワザ
水戸部 修治
文部科学省最新国語ニュース (第3回)
小学校学習指導要領実施状況調査結果を公表A
水戸部 修治
先進実践研究校訪問!突撃授業レポート (第9回)
沖縄県人として誇り高く生き抜く人材の育成
花田 修一
〜那覇青少年舞台プログラムを訪ねて〜
「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第21回)
【外国語科】外国語科の「書くこと」との関連
平木 裕
言葉の力を育む文学の授業 (第3回)
読解と読書
成田 信子
〜古くて新しいこの課題〜
単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第15回)
更なる広がりに向けたQ&AB
水戸部 修治
〜多様な読みができてもテストでは答えが一つです〜
言語力の育成をどうはかるか (第9回)
「言語力」の育成を図るために
大津 由紀雄
新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第15回)
国語科の目標を再考する(2)
花田 修一
〜言語意識・心情・日本語・コミュニケーション〜
編集後記
花田 修一水戸部 修治成田 信子
今月取り上げた教材
8/9月号

特集 もっと書きたい!子どもの書く力を引き出す授業の工夫

書くことは考えることであり,自分自身を表現することでもあります。また,遠くの人と思いを伝え合ったり,あるいは時代を隔てた過去の人々の思いを受け止めたり,未来の人々に自分の思いを伝えたりする手立てともなります。音声や映像では伝えられない,その時々の思いや願いを鮮やかに表現できるのもまた,書くという行為ならではのものではないでしょうか。そうしたことを考えると,たとえ情報通信技術が進んでも,写真や動画を手軽に撮影したり保存したり,加工したりできるようになっても,将来において,書くという行為がなくなってしまうということは,考えにくいことでしょう。

子どもたちの書く能力を引き出すためには,こうした「書くこと」の本質的な意義を踏まえることと同時に,実生活や実社会において,どのような文章の種類があり,どのような記述行為が求められるのかをも明らかにすることが重要です。なぜなら子どもたちは,与えられたテーマに基づいて作文を書くだけの存在にとどまるのではなく,自ら伝えたい思いや考えを明確にし,相手や目的に応じて,表現したりそれらを交流したりする存在として成長することが求められるからです。

現行の学習指導要領の「書くこと」領域においては,内容の(1)に示す指導事項が,「課題設定や取材」「構成」「記述」「推敲」「交流」などと,おおむね書くことの過程に即して系統的に示されています。また内容の(2)の言語活動例には,手紙や「疑問に思ったことを調べて,報告する文章」,「事物のよさを多くの人に伝えるための文章」など,多様な文種が例示されています。

このような学習指導要領の枠組を十分に生かし,子どもたちの書く能力を育むためには,何より,書くことに主体的に向かう意欲を引き出していくことが重要です。

本特集では,「もっと書きたい!」という子どもの課題解決の原動力となる思いや願いを重視するとともに,書く能力を引き出す授業づくりの在り方の解明を目指します。とりわけ,育成すべき書く能力が,単なる作文の機械的な練習や型の教え込みではなく,主体的な思考・判断を伴う課題解決の過程を経てこそ,確かなものとして定着するという点についても明らかにしたいと考えています。

こうした「もっと書きたい!子どもの書く力を引き出す授業の工夫」をテーマに,書く力を育む授業づくりに向けた提言と,具体的な実践例を提示することによって,全国各地において,国語科の授業改善を一層推進するための情報を発信していきたいと考えています。

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