- 特集 知りたい調べたい!情報活用能力を育てる授業づくり
- 特集について
- 提言 知りたい調べたい!情報活用能力を育てる授業づくり
- わからないことがわかること
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- 発展的指導課程に基づく授業作り
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- 情報活用能力を高める三つの視点
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- 知りたい、調べたいを育てることから始まる
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- 社会変化に対応した授業力向上を
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- これからの社会を生きる子供たちに必要な資質・能力を見据えた情報活用能力の育成
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- 小学校・実践授業の展開
- 低学年/図鑑で「すごい!」ところを探して、「どうぶつひみつクイズ大会」をひらこう
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- 低学年/動物の身の守り方を実演しよう
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- 低学年/二次で付けた力で、一年生とおにごっこ
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- 中学年/未知のものを知り、伝えたいと思うことで高まる情報活用能力
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- 中学年/マークを作って報告しよう
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- 中学年/目的に応じて要約ができる児童の育成をめざして
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- 高学年/「情報に向かう力」の育成を目指して
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- 高学年/学習材&美術館見学の情報を鑑賞文作成に活用する―六年生「『鳥獣戯画』を読む」・「この絵、わたしはこう見る」の実践―
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- 高学年/まず学び、すぐに活用
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- 中学校・実践授業の展開
- 1学年/情報を見つけ、交流し、深める古典学習―「蓬莱の玉の枝」を通して―
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- 1学年/物語の読みを深めよう―調べ学習を取り入れた物語文の読解―
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- 2学年/三点セットで情報活用能力を育成する
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- 2学年/情報を活用できる資質を
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- 3学年/新聞報道の比べ読み―述べ方に着目して国語科ならではの指導を―
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- 3学年/エッセイ集を編集する
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- 言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第11回)
- 国語の好きな子を育てる
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- 書評
- 『小学校国語 話す力・書く力をぐんぐん高めるレシピ50』
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- 『小学校国語 6年間でみるみる「思考力」がつく! 「書くこと」の授業プラン&ワークシート』
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- 先進実践研究校訪問!突撃授業レポート (第5回)
- 番外編 情報活用能力を育むベルリン市の図書館の取組
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- 〜ドイツ連邦ベルリン市シュパンダウ区図書館の実践〜
- 「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第17回)
- 【社会科】発達の段階に応じた話す・聞く・考える力の育成
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- 国語授業・始めの一歩 (第17回)
- 授業を創る
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- 単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第11回)
- その新たな展開D
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- 〜並行読書の効果と具体化の手立て〜
- 思考力・判断力・表現力等は「発問研究」「教材研究」から (第11回)
- 自分の考えの形成及び交流
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- 〜その根拠・理由は〜
- 言語力の育成をどうはかるか (第5回)
- 物語の文脈に分け入る力の育み
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- 新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第11回)
- どのように?
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- 〜疑問や問いを解決できる授業づくりを〜
- 編集後記
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- 今月取り上げた教材
- 12/1月号
特集 知りたい調べたい!情報活用能力を育てる授業づくり
文部科学省が設置する「育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容と評価の在り方に関する検討会」は,平成26年3月に,これまでの検討状況を取りまとめた「論点整理」を公表しています。ここでは次のような指摘がなされています。
@育成すべき資質・能力について
○ 自立した人格をもつ人間として,他者と協働しながら,新しい価値を創造する力を育成するため,例えば,「主体性・自律性に関わる力」「対人関係能力」「課題解決力」「学びに向かう力」「情報活用能力」「グローバル化に対応する力」「持続可能な社会づくりに関わる実践力」などを重視することが必要。
○ 受け身でなく,主体性を持って学ぶ力を育てることが重要であり,リーダーシップ,企画力・創造力,意欲や志なども重視すべき。人としての思いやりや優しさ,感性などの人間性も重要。
本特集においては,こうした資質・能力として,情報活用能力の育成を取り上げました。
情報活用能力は,これからの変化の激しい社会を生きる子供たちにとって極めて重要な力です。こうした能力は,学校の教育活動全体を通して育むものですが,国語科もまた,その育成を目指すことが求められます。その際,次のような観点から,国語科の授業の在り方を検討することが求められています。
●当該単元で育成する情報活用能力を,学習指導要領の指導事項等を基に,学年の発達段階や領域の特質に応じて系統化・重点化し,明確にとらえているか。
●どのような情報をどのように入手し,それらをどのように活用するのかといった課題を,子供自身が明確に設定したり把握したりできる学習過程が構築されているか。
●説明的な文章を読むことが,単に教材文に書かれた内容を正確に理解することにとどまらず,自らの課題に応じて,必要な情報を検索したり,比較検討して自分の考えを形成するために活用したりすることに結び付くものとなっているか。
本特集では,こうした点に留意しつつ,子供たちが主体的に情報を活用する国語の能力の育成を図るための基本的な視点を整理するとともに,全国各地の優れた実践事例を発信していただきました。
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- 明治図書