実践国語研究 2014年11月号
もっと読みたい! 読書に親しむ授業づくり

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実践国語研究 2014年10・11月号もっと読みたい! 読書に親しむ授業づくり

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ジャンル:
国語
刊行:
2014年9月17日
対象:
小・中
仕様:
B5判 81頁
状態:
絶版
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目次

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特集 もっと読みたい!読書に親しむ授業づくり
特集について
提言 もっと読みたい!読書に親しむ授業づくり
再読の喜び、多読の楽しみ
上谷 順三郎
国語の授業で読書好きを増やす
細川 太輔
本を選ぶための支援を保証して
邑上 裕子
コミュニケーション活動で読書を楽しく
稲田 八穂
学校図書館を活用した授業を進めよう
天野 聖子
読書環境を整える
松木 正子
小学校・実践授業の展開
低学年/「どうぶつの赤ちゃん」の実践を通して
山ア 清美
低学年/紹介ボックスを使って「本の中の友達」を紹介しよう
下井田 智彦
低学年/本を読む楽しさを実感できる授業づくり
舘岡 佐代子
中学年/生き物っておもしろいな―すごい! ふしぎ! びっくり! 生き物大発見レポーター―
平田 理香
中学年/「お話ガイドボックス」でおすすめの本を紹介しよう
安部 詠子
中学年/単元を貫く言語活動と読書活動―読書活動の効果的な位置付け方について―
中塚 良久
高学年/課題意識が「もっと読みたい!」につながる―読書を生かしたテレビ番組作り―
黒田 英津子
高学年/効果的な並行読書のあり方
小野田 順子
高学年/アニマシオンを利用して交流を楽しむ
有田 洋嗣
中学校・実践授業の展開
1学年/好きな詩を集めて「オリジナル詩集」を作ろう!―図書館と連携した国語科学習指導の実践例―
石田 周一
1学年/読書の世界を広げよう
勝部 明美
2学年/読んで書いて読書への関心を高める
大角 弥生
2学年/生き方を広げる読書指導
福島 教全
3学年/文豪の作品の批評に挑戦しよう!
阿部 伸泰
3学年/自らの生き方につなげるための読書指導
神ア 友子
言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第10回)
伝統的な言語文化を通して主体的な思考・判断等を発動する学習活動の創造
谷口 亜由紀
〜言語活動の充実とその具体化〜
書評
『小学校国語科「単元を貫く言語活動」を位置付けた学習指導案パーフェクトガイド』(1・2年/3・4年/5・6年)
松木 正子
『白石範孝の国語授業 おさえておきたい指導の要点&技術50』
花田 修一
先進実践研究校訪問!突撃授業レポート (第4回)
白川町立白川小学校の学習発表会
松木 正子
〜「読書の町・白川町(岐阜県加茂郡)の取り組み」に支えられて〜
「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第16回)
【体育〔保健〕科】生涯を通じて健康を保持増進する実践力の育成を目指して
森 良一
国語授業・始めの一歩 (第16回)
「伝統的な言語文化」から学ぶ
松木 正子
単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第10回)
その新たな展開C
水戸部 修治
〜単元を貫く言語活動を位置付けた単元構想モデルCサンドイッチ方式〜
思考力・判断力・表現力等は「発問研究」「教材研究」から (第10回)
どこを・どのように音読するのか
小森 茂
〜その理由は〜
言語力の育成をどうはかるか (第4回)
文学を分かち合う場に参与する力の育み
松山 雅子
新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第10回)
なぜ? なにを?
花田 修一
〜疑問や問いを発見できる授業づくりを〜
編集後記
花田 修一小森 茂水戸部 修治松木 正子
今月取り上げた教材
10/11月号

特集 もっと読みたい!読書に親しむ授業づくり

「子どもの読書活動の推進に関する法律」が平成13年に成立しました。いわゆる「推進法」です。これは,子どもの読書活動が「言葉を学び,感性を磨き,表現力を高め,想像力を豊かなものにし,人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであり,社会全体で積極的にそのための環境の整備を推進していくことはきわめて重要であること」から制定されたとしています(「基本的な計画,はじめに」から)。

これにより,子どもの読書活動の推進に国及び地方公共団体の責務が明らかになったといえます。読書指導のための環境整備が法律面からも整えられたのは好ましいことです。このような支えを受けて「言語活動を重視する」現行の学習指導要領のなかで教室での「読書活動」の充実がこれまで以上に重視されています。

国語の授業においては,「単元を貫く言語活動」がいわれています。この授業計画の中でも読書環境を整え効果的に活用する実践例が示されています。実際に多くの教室現場では単元に関連した図書を教室や学年スペースなどに配置し,学習の折々に読書を組み入れるといった実践がみられるようになってきました。一方では,「読書」を国語の授業に取り入れたときに時間配分や個人差への対応などに戸惑いの声があるのも事実です。そのような疑問に答えるためにも,効果的に取り入れた実践例が求められます。

●求められる「読む能力」を育てるために読書をどのように生かしているか。

●子どもの「もっと読みたい!」を育てる読書指導のためにあるべき方法を明確に示すことができるか。

●子どもに目的を自覚させ,自ら読書に取り組むようにするためにどのように計画するといいのか。

本特集では,これまでの「読書指導」にとどまらず,子どもの「読書活動」を活発にする実践例や,授業の中で「読書」を生かす工夫や課題を明確にし,皆様の「読書指導」の一助となることを期待し全国各地において,「読書を生かした」国語科の授業改善を一層推進するための情報を発信していただきました。

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