- 特集 私はこう思う,あなたは?目的を明確にした交流の工夫
- 特集について
- 提言 私はこう思う、あなたは?目的を明確にした交流の工夫
- 異なる意見を生み出す課題設定の重要性
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- 互いに学び合い思考を深め合う交流活動とするために
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- 相互理解か、合意形成かを明確に
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- スクールカーストを壊すアクションプラン
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- 何のための「交流」か
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- 違いを交流し新知見を深める力を―相互交流力と問題解決力と―
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- 交流学習(註)に必要な能力とは?―それは総合的な国語能力―
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- 小学校・実践授業の展開
- 低学年
- 親和的対話能力を育てるために―〜考えたものを紹介する「こんなものがほしいなあ(二年)」〜の実践より―
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- 目的を明確にした言語活動で学習が変わる―児童の思いを学習の起点に―
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- 「言葉」を手がかりに自分の言葉で語る
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- 中学年
- 母の日に詩をプレゼントしよう「ミニミニ文集」で交流する詩の学習
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- 読書会で手応えのある読みの交流を
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- 日本の良さを話し合おう―帰国児童教育学級の話し合い活動―
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- 高学年
- 書く前に交流して材を耕す
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- 本の推薦理由を決めるための交流
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- 単元を貫く言語活動を位置付けた授業実践―「わらぐつの中の神様」―
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- 中学校・実践授業の展開
- 1学年
- アイデアを出し合える基盤作り
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- 討論を通して、考えをまとめる―条件語句に気をつけて、メモする―
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- 2学年
- 「話すこと・聞くこと」に係る継続的な学習活動の実践について―毎時間三分間のスピーチ学習を通して―
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- 「味見読書」でコミュニケーション!
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- 3学年
- 飯田龍太の俳句の魅力に迫る―俳句を批評する―
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- 「書く活動」における交流の工夫
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- 言語活動の充実を図る教室環境の整備 (第3回)
- 言語活動をつむぐ学舎づくり
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- 書評
- 『目指せ!国語の達人 魔法の「スピーチネタ」50』
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- 『教師コミュニケーション力―場面別・伝え合いの極意―』
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- 「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第9回)
- 【音楽科】表現や鑑賞の学習を充実するために、国語科との関連的な指導を図る
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- 国語授業・始めの一歩 (第9回)
- 教師の「話し方」をめぐって
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- 単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第3回)
- その更なる展開に向けて
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- 〜単元を貫く言語活動を通した学習評価の改善〜
- 思考力・判断力・表現力等は「発問」「教材研究」から (第3回)
- 「登場人物」を読み取り考え表現する―再度『スイミー』の場合―(註)
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- 今、なぜ単元学習なのか―挑戦と展開― (第3回)
- 単元は四次元の多重構造体
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- 〜言語活動と学習教材候補からの学習材化で〜
- 新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第3回)
- 説明と描写と意見を中核とした授業づくりを
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- 〜「書くこと」の授業力の向上〜
- 編集後記
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- 今月取り上げた教材
- 8/9月号
特集 私はこう思う,あなたは?目的を明確にした交流の工夫
この度の学習指導要領のキーワードは,言語活動,活用などが挙げられます。その中でも「伝え合う」ということばは,重要な要素です。「合う」ということばは,「話し合う」「伝え合う」にとどまらず,言語活動例として「連絡し合う」「意見を述べ合う」などが示されています。中学では,「質問」「助言」「対話」「討論」「説得」といった具体的な活動が求められています。
「……特に,言葉を通して的確に理解し,論理的に思考し,表現する能力,互いの立場や考えを尊重して言葉で伝え合う能力を育成することや,我が国の言語文化に触れて感性や情緒をはぐくむことを重視する。……」とは,中央教育審議会答申の以下の国語科の改訂における基本方針でもあります。これを受けて教育現場での校内研究では「伝え合う」を重視したテーマが立てられました。今この成果が出てきています。一方,「合う」という指導に困難を感じているという例も聞かれるようになりました。
従来のスピーチや報告という調べ学習や発表原稿作りに重点をあてた指導では,「合う」という「交流する」部分に手応えがないということが分かってきました。「交流させる」ためには,子どもたちが課題に対して目的意識や主体意識を自覚していることが必要です。そのためにどのようなことに配慮して実践する必要があるのでしょうか。また有効な教材研究や教材の開発についても知りたいという要望があります。
本特集では,「私はこう思う,あなたは?目的を明確にした交流の工夫」をテーマとして「交流活動」についての提言や実効ある実践をご紹介したいと考えました。
そこで,次のような観点で,全国の研究者によるご提言や学校現場でご活躍の小・中の先生方の新味と工夫のある授業提案をご報告いただきました。
☆「交流活動」で培われる言葉の力について考察する。
☆学習に有効な交流場面を取り入れるには,どんな学習を計画するとよいのか。
☆互いに学び合い実効ある交流活動にするための創意工夫のある実践にするために必要な配慮事項とは何だろうか。
☆「交流活動」における評価のあり方とその工夫。
子どもたちが互いに学び合う教室にするためのヒントとなるようにしたいと考えています。明日からの実践国語研究や授業づくりにお役立てくだされば幸せです。
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- 明治図書