実践国語研究 2012年9月号
「できた」を実感!やる気が膨らむ学習評価の工夫

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実践国語研究 2012年8・9月号「できた」を実感!やる気が膨らむ学習評価の工夫

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ジャンル:
国語
刊行:
2012年7月18日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「できた」を実感!やる気が膨らむ学習評価の工夫
特集について
提言「できた」を実感!やる気が膨らむ学習評価の工夫
「認めて、ほめて、励ます」評価―安心・賞賛・信頼の国語教室の創造―
吉田 裕久
指導事項を重点化し、児童生徒に学習の見通しをもたせる
西辻 正副
評価行為は、一つのコミュニケーション行為である
小久保 美子
「指導」を作る「評価問題」
田坂 文明
言語活動の実際を具体化して、ゴールを明確に
平井 佳江
子どもとつくるめあてと評価
松木 正子
国語科における評価と評価規準の設定
水戸部 修治
小学校・実践授業の展開
低学年/学習評価につながる授業改善
篠原 ふさえ
低学年/自分の言葉で演じる『たぬきの糸車』
後藤 欣子
低学年/わかる・できる・楽しい言語活動 紹介カード作りと並行読書の関連から
砂川 彩
中学年/焦点を絞った無理のない評価活動
大名 克英
中学年/学習の成果を実感し、実の場に生きる評価―資料を使って、スピーチ名人になろう―
八幡 美奈子
中学年/単元を貫く言語活動を位置づけた指導事例―三年「すがたをかえる食べ物の説明文を書こう」―
青山 桂子
高学年/「身に付けさせたい力」を明確にした指導と評価
大柴 博之
高学年/第二次での評価につなげる言語活動を
堀之内 優樹
高学年/目的や意図に応じて書けているか振り返りながら書こう―活動報告書―
深田 知子
中学校・実践授業の展開
1学年/段階毎に学習評価を取り入れる
永野 恵美
1学年/心に残る思いを伝えよう―作品を通して自分をみつめる―
三浦 直行
2学年/学びをうながす親子二人三脚の古典学習
初谷 敬子
2学年/精読から朗読劇へつなげる指導の実践
梅田 悠紀子
3学年/「話すこと・聞くこと」の授業における生きてはたらく言語の能力の育成と評価―「面接シミュレーション」を体験しよう―
三藤 敏樹
3学年/帯単元でおこなう相互評価・「ずらし」の評価
齋藤 隆彦
言語活動の充実のための教室環境のヒント (第3回)
「言語力向上を目指して」
新井 美也子樋口 貴子
書評
『「対話」で広がる子どもの学び』
小森 茂
『この“思考スキル”で高める思考力・判断力・表現力』
花田 修一
「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第3回)
【算数科】国語科で培った能力を算数で活用する
笠井 健一
国語授業・始めの一歩 (第3回)
教材研究(1)
松木 正子
単元を貫く言語活動を位置付けた国語科の授業づくり (第3回)
付けたい力にぴったりの言語活動の選定
水戸部 修治
思考力・判断力・表現力等を育成する国語科授業の改善 (第3回)
言語活動の評価と社会科等の連携
小森 茂
言葉の学び―認知心理学的な視点から― (第3回)
因果律談話生成の手段―可逆的操作
内田 伸子
新国語科授業改革論―戦後国語教育史から学ぶもの― (第3回)
文学は生きる力を支えるか
花田 修一
〜西郷竹彦の関係認識・変革の文学教育論〜
編集後記
花田 修一小森 茂水戸部 修治松木 正子
今月取り上げた教材
8/9月号

「できた」を実感!やる気が膨らむ学習評価の工夫

この度の学習指導要領の最重要課題は何か。それは、思考力・判断力・表現力等の育成です。この実践課題に取り組むために、学力の重要な要素が、「小学校学習指導要領 第1章 総則 第1の1」では次のように強調されています。

「……各学校において、児童に生きる力をはぐくむとことを目指し、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくむとともに、主体的に学習に取り組む態度を養い……」

従来以上にこのような3つの要素をバランスよく育むためには、どのような実践や創意工夫が必要でしょうか。さらに、こうした国語の能力を育成するために、従来以上に家庭との連携を図り、「学習習慣」を確立することの重要性が、指摘されています。

「その際、児童の発達の段階を考慮して、児童の言語活動を充実するとともに、家庭との連携を図りながら、児童の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。」

また、家庭との連携は、従来の評価の在り方を、次のように根本的に変えるものです。

「保護者や児童生徒に対して、学習評価に関する仕組み等について事前に説明したり、評価結果の説明を充実したりするなどして学習評価に関する情報をより積極的に提供することも重要とされています。」(「児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」(文部科学省 平成22年5月)

では、従来の評価の在り方を改善し、子どもが「できた」を実感するとともに、「もっとやりたい・もっとできる!」といった言語活動に取り組む思いや願いが膨らむ「学習評価」を実現するためには、どのような創意工夫ができるのでしょうか。

そこで本特集では、『実践国語研究』6・7月号の主張(「言語活動の充実は、あくまでも当該教科等の指導のねらいを十分に実現するための手立てとして行うもの」)を受けて、改正教育基本法、学習評価及び指導要録等を視野に、実践課題を取り上げ、ご提案いただきました。

☆本単元でどのような思考力・判断力・表現力等を育成するのか、そのために重視する基礎的・基本的な知識・技能とは、何か。また、どのようにして確実に習得させるのか。

☆本単元でどのような思考力・判断力・表現力等を育成するのか、その際重視する基礎的・基本的な知識・技能を身に付けるためには、どのような「学習評価」を創意工夫するのか。

☆その際、学校と児童・保護者とが「学習評価」を共有するためには、どのような創意工夫ができるのか。

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