実践国語研究 2008年9月号
書くことの能力の育成―改訂と具体化

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実践国語研究 2008年8・9月号書くことの能力の育成―改訂と具体化

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ジャンル:
国語
刊行:
2008年7月17日
対象:
小・中
仕様:
A5判 142頁
状態:
絶版
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目次

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特集 書くことの能力の育成−改訂と具体化
書くことの改訂の意義と具体化
小学校/日常生活に生きる「書く力」の育成
水戸部 修治
中学校/指導過程を意識した新しい枠組み
堀江 祐爾
小学校/新学習指導要領「書くこと」の年間指導計画と授業構想
【低学年】「書くこと」の年間指導計画―学習者を文章生活へと誘うために
森田 真吾
第1学年「書くこと」の授業構想―活用を生む表現方法の獲得をめざして
金崎 知子
第2学年「書くこと」の授業構想―各教科と関連付けた書く力の育成
小松 尚子
【中学年】「書くこと」の年間指導計画―年間指導計画作成のポイント
松永 立志
第3学年「書くこと」の授業構想―複合単元で書くことの能力を伸ばす
野口 幸司
第4学年「書くこと」の授業構想―『説明のワザ』をメタ認知する
石井 裕子
【高学年】「書くこと」の年間指導計画―「言語活動の具体化」を重視した年間指導計画
原田 義則
第5学年「書くこと」の授業構想―事実に裏づけられた意見文を書く
藤瀬 雅胤
第6学年「書くこと」の授業構想―雑誌の編集で書く力を向上させる
池田 健介
新学習指導要領「書くこと」の領域の内容一覧
中学校
実践国語研究編集部
小学校
実践国語研究編集部
中学校/新学習指導要領「書くこと」の年間指導計画と授業構想
【第1学年】「書くこと」の年間指導計画―言語活動と関連させた年間指導計画
門戸 千幸
第1学年「書くこと」の授業構想―「論理力」を働かせて書く
矢原 豊祥
第1学年「書くこと」の授業構想―「入力−思考−出力」を意識する
加藤 咲子
【第2学年】「書くこと」の年間指導計画―目標や内容の系統性に留意した年間指導計画
田沼 良宣
第2学年「書くこと」の授業構想―社会生活から話材を選んで書く単元
佐藤 佐敏
第2学年「書くこと」の授業構想―日本国憲法の書き換え作文をしよう
佐藤 典靖
【第3学年】「書くこと」の年間指導計画―「批評」「編集」を通して書く力を身に付ける
菊地 高夫
第3学年「書くこと」の授業構想―批評・論理・説得力、こんな授業を
舟橋 秀晃
第3学年「書くこと」の授業構想―「過去から未来」を見通して「書く」
宮内 征人
実生活・実社会に生きる国語教室 (第3回)
自分の思いや考えを伝え合う子どもの育成
田上 邦宏
〜熊本県阿蘇市立碧水小学校〜
確かな国語力をつける実践資料の展開
低学年/書き方を問う発問へ変える
川本 哲嗣
中学年/国語力の発揮、獲得の場を保障する
岡崎 聡
高学年/文章を解釈する力を育てる
田山 淳子
投稿=実践研究の広場
横断的学習により、書くことへの意欲を高める
岡田 清
協同的な学び、ジグソー学習を通して「書く」力をつける
小嵜 麻由
BOOK GUIDE 《この本がおもしろい》
学級文庫に入れてほしい絵本
神明 照子
友達にも薦めたいこの本
井上 光枝
新しい「国語」を学校で具体化する (第3回)
確かな学力は確かな階段づくりから
近藤 信彦
中学校の国語を改革する (第9回)
言語活動例を有機的に関連付ける
田沼 良宣
言語文化と国語の特質の理解 (第3回)
言語の多様な働き(一)
島田 康行
子どもの言葉 (第21回)
阿部 幸子
これからの国語教育の課題と具体化【小学校】 (第3回)
子どもの実態から見えてくる国語教育の方向 2
井上 一郎
これからの国語教育の課題と具体化【中学校】 (第3回)
「書くこと」の内容
冨山 哲也
自ら学ぶ子どもを育てる国語の授業 (第3回)
情報・資料を活用し再構成する力を付けるための工夫
八戸 理恵
小・中学校における書くことの領域の系統化 (第3回)
教科書教材の表現様式の系統
水戸部 修治
実践/教科国語と結びついた読書活動の展開 (第3回)
多読を核に豊かな読書生活を築く
渡邊 眞弓
小学校の外国語活動(英語活動) (第3回)
『英語ノート』で何を目指すのか
菅 正隆
編集後記
井上 一郎
Keyword Index

編集後記

二〇〇八年三月、平成二十年版の学習指導要領が告示されました。これらを受けて、各学校では、新しい教育課程についての検討が始まります。平成二十一年度から移行措置に入り、国語科の年間指導計画などの再検討も行われます。

新学習指導要領の国語では、三領域と〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕で構成しています。

本誌では、書くことの領域に関してどのような能力の育成を目指すべきなのか、またどのように年間指導計画や授業改善を進めればよいのかなどについて特集します。

書くことの領域は、次のように構成されています。


1 課題や取材についての指導事項

2 構成についての指導事項

3 記述についての指導事項

4 推敲についての指導事項

5 交流についての指導事項


これらに加え、各学年にふさわしい言語活動を例示し系統的に指導できるようになっています。課題に応じて表現様式を確定し、書くプロセスを重視しながら指導していきます。単元は、大単元や小単元、複合単元などを活用して年間指導計画に位置付け、繰り返しながら定着させていきます。

執筆に当たっては、年間指導計画や授業改善を図る提案をお願いしました。また、新学習指導要領の考え方に立ちながら、現段階でどのようなカリキュラムや授業改善が必要なのかを実例に即してご執筆いただきました。

(井上一郎)

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