実践国語研究 2005年9月号
新しい学習指導法―どのように工夫するか

O269

«前号へ

次号へ»

実践国語研究 2005年8・9月号新しい学習指導法―どのように工夫するか

紙版価格: 838円(税込)

送料無料

電子版価格: 754円(税込)

Off: ¥84-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
国語
刊行:
2005年7月15日
対象:
小・中
仕様:
A5判 142頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 新しい学習指導法―どのように工夫するか
国語科の学習指導法―どのように工夫するか
教師の協力的指導で発信できる力を付ける
井上 光枝
子どもの思いに寄り添って
高橋 ゆり子
付けたい言語能力の明確化を基点に
水戸部 修治
教務主任としての立場から
田山 淳子
課題別指導―その進め方と注意点
小学校/繰り返しが育む課題別学習
會澤 京子
小学校/興味・関心を課題へ高める手だて
橋本 大輔
小学校/表現方法を選んで主体的に読み進める
河村 祐好
中学校/系統的な課題学習の試み
笹平 みどり
中学校/新聞メディアによる音声言語の指導
野内 邦彦
習熟度別指導―その進め方と注意点
小学校/自分で選ぶコース別学習
鈴木 久美子
小学校/自己分析で「書く力」を仲ばす
弓場 順枝
小学校/手軽で効果的な少人数指導を目指して
郷原 健一郎
小学校/「書くこと」における習熟度別指導
倉ア 恵美子
中学校/「伝え合う力」を高める
山口 茂
中学校/習熟度に合わせた少人数指導の展開
新木 美知子
教師の協力的指導(TT指導)―その進め方と注意点
小学校/自分らしさを印象づけるスピーチ
滑川 圭子
小学校/学習集団の変化と交流を学習過程に組み込む
小倉 靖
小学校/学習場面ごとに形態を工夫して
杉澤 周一
中学校/家庭・地域と連携した授業づくり
柴山 与志朗
中学校/ティーム・ティーチングの可能性と課題
寺西 裕子
子どもの心と言葉を豊かにする国語教室 (第3回)
伝え合う力を伸ばす児童の育成
渋沢 忠雄
〜埼玉県・大宮東小学校〜
確かな国語力をつける実践資料の展開
低学年/メモで書くことの取材カをつける
星原 貴光
中学年/十才記念式典〜わをつくろう〜
牧野 晃
高学年/説得力のある話し方を身につけよう
若山 敏美
投稿=実践研究の広場
学んだことを生かして、動物の絵本を作ろう
村松 益美
〜「どうぶつのひみつをみんなでさぐろう ビーバーの大工事」〜
友だちのスピーチを聞こう
小野寺 邦子
〜「動物とくらす」〜
BOOK GUIDE《この本がおもしろい》
『略案・細案で見る中学校新国語科授業プラン集』(河野庸介編著)
津守 美鈴
『語源海』(杉本つとむ著)
中西 一彦
いまさら聞けない国語の豆知識・素朴なQ&A (第21回)
感想文
佐藤 きむ
子どもの言葉 (第3回)
阿部 幸子
新教科書/この教材の魅力と生かし方 (第3回)
説明文教材
光村図書「ありの行列」/構成、論理、題材、三拍子そろった典型教材
阿部 昇
東京書籍「イースター島にはなぜ森林がないのか」/生きて働く説明文の読む力を
寺井 正憲
教育出版「森のスケーターやまね」/読書への橋渡しの過程で読みの力をつける
長ア 秀昭
話す力・聞く力の基礎・基本 (第3回)
話し言葉と書き言葉の連続性と非連続性(1)
井上 一郎
確かな「ことば」の学びを創る (第9回)
学力検査の結果から見えること・考えるべきこと(1)
相澤 秀夫
国語教室のつくり方入門 (第9回)
単元を構想して取り組もう(1)
尾ア 靖二
教科書の中の児童文学 (第9回)
物語行為の創造力
目黒 強
読書活動の新しい視点 (第3回)
読書活動の国際比較
上谷 順三郎
論理的思考力を育てるための「書くこと」の学習 (第3回)
小論文作成の指導
藤井 知弘
エッセイ「金の卵―生きて学ぶ」 (第15回)
夜と昼との間に
井上 一郎
編集後記
井上 一郎
Keyword Index

編集後記

 学力の向上にとって、最も重要なのは、指導すべき内容が体系的に系統立てられていることと、その指導内容が子ども個々に応じて確実に届けられるような指導法が工夫されていることである。現在、学習指導法の工夫として、児童生徒の興味・関心に応じた指導、習熟の程度に応じた指導、補充的な学習や発展的学習、個別指導やグループ別指導、教師の協力的指導(TT指導)など少人数にしたり、教師の指導体制を改善することで新しい国語科の学習指導法を模索する動きが活発となっている。例えば、習熟度別学習は成果が上がっている一方で、教師の負担が増えたり、担任として関わる時間が減少したり、指導内容が却って後退したりするといった問題も指摘されている。

そこで、本誌では、これらの学習指導法をどのように国語科に取り入れたり、工夫したりすればよいか特集することにした。

1 国語科の学習指導法―どのように工夫するか

新しい国語科の学習指導法は、担任一人のレベルだけでは推進しにくい。そこで、校長や教務主任、研究主任、指導主事、多様な立場から構想の提案を募る。

2 課題別指導―その進め方と注意点

課題設定をどのようにするか、本人に合わせた課題選択をどのように決定するか、課題に応じた評価はどのように調節するか、など具体的な問題点を踏まえた実践を提唱する。

3 習熟度別指導―その進め方と注意点

習熟度別コースは、どのような能力から考えるか、児童・生徒がどのように納得して学習を進めるか、補充的な学習と発展的学習の単元構想はどのように進めるか、など具体的な問題点を踏まえた実践を提唱する。

4 教師の協力的指導(TT指導)―その進め方と注意点

TT指導は、相当取り組まれているが、実績が上がっていないという指摘もある。どのような所に問題があるのか、実践を通して提唱する。

(井上一郎)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ