- 特集 書けない子どもを書けるようにする
- 書けない子どもの悩みを聞く―あるクラスのアンケート結果から
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- 書けない子どものつまずき―何が問題か科学する
- 題材の取り出し方と書かざるを得ない場の設定という問題
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- 課題意識をはぐくむ「書くこと」の指導
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- 書けない生徒の信念を揺さぶる
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- 書けない原因とその克服法
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- 書けない子どもを書けるようにする小学校の授業
- 動くおもちゃの作り方を教えよう
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- 心をひらく詩の帯単元
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- 読み手を意識した表現活動の工夫
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- つたえたいな!じどう車のひみつ
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- 『ふしぎ発見動物事典』をつくろう
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- 目的意識・相手意識をもたせ、意欲を高める
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- コラム/書けない子どもにどのように向き合ったか
- 帯時間を設定し、基本文型を繰り返し指導
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- 子ども個々の状況に照らして分析する
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- 技術を具体的に指導する
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- 書くということがないという状態を作らない
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- 書けない子どもを書けるようにする中学校の授業
- 自ら問う姿勢を育み、書く力を培う
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- 短作文練習で書くコツを身に付けさせる
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- 短歌をもとに「歌物語」を書こう
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- 筆談で自己内対話能力を育てる
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- 書くことを日常化する
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- 日常学習や補充学習でどのように取り組むか
- 小学校/文づくりの基礎を養う
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- 小学校/言葉の紹介文を書く
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- 中学校/「書けるんだ」という気にさせる
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- 中学校/年間を通して行う意見文指導
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- 子どもの詩と物語 (第11回)
- 「ほたるとり」
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- 自己学習を進める実践資料の展開
- 低学年/気持ちを考えながら読み進めてみよう
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- 中学年/昔のことを調べよう
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- 高学年/主体的に書くための工夫
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- 〜「ガイドブッックを作ろう」(6年・光村)〜
- 投稿=実践研究の広場
- 市長さんにお願いの手紙を書こう
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- 〜「あったらいいなこんな公園」小学校4年〜
- 対象を分析し、説明力をつける
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- 〜「我が家の風土記新聞をつくろう」〜
- 読者の声から―メール通信・前号評判記
- 創意工夫のある国語教室 (第17回)
- 「伝え合う」力を高める国語教室
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- 〜和歌山県清水小学校・学文路小・中学校の実践〜
- BOOK GUIDE《この本がおもしろい》
- 『石川啄木歌集外短歌評釈T』『啄木短歌の読み方』(望月善次著)
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- 『数え方の辞典』(飯田朝子著・町田健監修)
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- いまさら聞けない国語の豆知識・素朴なQ&A (第17回)
- 方言
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- 書ける子を育てる (第5回)
- 読むことに書く活動を生かす
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- 説明力を育てる (第11回)
- 相手と一緒に歩むナビゲーション
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- 確かな「ことば」の学びを創る (第5回)
- 国語教師の基礎・基本―自明のことを問い直す(2)
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- 国語教室のつくり方入門 (第5回)
- ワークシートを創る
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- 教科書の中の児童文学 (第5回)
- 児童文学における自然観
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- パーソナルコンピュータの活用―海外から学ぶ (第5回)
- 拡張するネットワーク
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- 豊かな表現を学ぶ学習指導の展開 (第5回)
- 推敲―自己評価・相互評価で文章を見直す
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- エッセイ「金の卵―生きて学ぶ」 (第11回)
- 初恋
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- 編集後記
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- Keyword Index
編集後記
〈個に応じた指導の一層の充実〉が求められている。個に応じるためには、指導内容の構想を明確にすることと、指導方法を改革することが必要となる。補充学習や発展学習においても、これらの二面性に配慮した工夫が必要である。
本号では、このような個に応じた学習の中でも、指導の手だてが必要な子どもについて取り上げることにしたい。とりわけ、書くことの領域における「書けない子ども」の問題が最も重要な課題となっていることに応えて、「書けない子ども」をどのようにすれば書ける子どもに育てられるのか特集することにする。単元ごとに行われる評価においても、書くことの領域の結果が最も厳しいものとなっており、書けない子どもにどのように対応していけばよいのかが課題となっていることが分かるのである。
本特集は、次のように構成した。
1 書けない子どもの悩みを聞く―あるクラスのアンケート結果から
書けない子どもは、どのような悩みを抱えているのか、子どもに対するアンケート結果から直接の声を聞き、指導法の改善を探る。
2 書けない子どものつまずき―何が問題か科学する
書けない子どものつまずきは何に由来するのか、研究的立場から科学的に論述する。単なる印象や思いつきでは根本的な改善は図れない。そこで、研究史も繙きながら、どのような問題が存在するのか、どのような指導法の工夫が必要なのか視点を展望する。
3・4 書けない子どもを書けるようにする小学校・中学校の授業
実際に行った年間指導や単元の指導、補助教材としてのワークシートや評価メモなどについて分かりやすく報告する。
【コラム 書けない子どもにどのように向き合ったか】
かつての実践も含めて、どのように向き合ったか、最も重要なエッセンスを簡潔に論じる。
5 日常学習や補充学習でどのように取り組むか
書けない子どもは、まとまった単元の中だけの指導では不十分である。日常学習や補充的な学習での取り組みを紹介する。
(井上一郎)
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- 明治図書