- 特集 体育プロ教師発:年間単元計画づくり
- 特集の解説
- 体育プロ教師発:年間単元計画づくり
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- 年間単元計画づくりの手順と留意点
- 絵に描いた餅にしない!
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- 学校として落ち込んでいる項目を引き上げるポイント
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- 「所時物の原則」で計画をチェック
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- 安全面・運動量・技能の三点の配慮
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- 行事,運動量,全校体制を反映させる
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- 行事と対応させ、同じ時期に同じ単元を割り振る
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- 各運動領域の特性を考慮した年間単元計画
- 体つくり運動の特性を考慮した年間単元計画
- 運動の楽しさや気づきを大事にした体つくり運動
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- 器械運動の特性を考慮した年間単元計画
- 鉄棒運動では一斉に指導する技を選ぶ。選んだ技をステップを踏んで指導する
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- 陸上運動の特性を考慮した年間単元計画
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- ボール運動の特性を考慮した年間単元計画
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- 表現運動の特性を考慮した年間単元計画
- 「自己肯定感を高める」ために単元を位置づける
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- 小規模校における体育館・運動場併用計画
- 年間を通して基礎体力の向上をめざす
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- 中規模校における体育館・運動場併用計画
- こうすれば体育館連続使用を可能にできる
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- 大規模校における体育館・運動場併用計画
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特集の解説 体育プロ教師発:年間単元計画づくり
TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄
来年度に向けて、年間単元計画づくりを行うことが必要である。本年度の実践を踏まえ、学校の実態に合った年間単元計画づくりをどのように作成したらよいのかという問題がある。
県や市から出されている場合がある。それらを参考にして、学校独自の年間単元計画が必要になる。次のような理由からである。
1 子どもの実態が意図的に指導に組み込める。
2 施設・用具が計画的・効率的に使える。
3 学校行事を考えて単元構成が行える。
4 調和のとれた計画に構成できる。
5 教師の研究がしやすい。
6 教材の季節配分が計画的に行える。
以上の理由のために、学校の実態に応じた年間単元計画づくりが求められている。
それでは、年間単元計画づくりの手順や方法は、どのようにしたらよいのであろうか。
1 時間数を決める。
(1) 年間時間数の確保、週授業時数
(2) 各領域の割合の決定
(3) 重点教材の決定
2 内容を決める。
(1) 運動の特性
(2) 子どもの能力、施設・用具
(3) 教師の指導力
3 単元構成する。
各運動領域の特性からみた構成
(1) 陸上 リレーは継続的に行う。
(2) ボール運動 まとまりとして構成する。低・中学年は他領域と組み合わせる。
(3) 体力つくり 年間を通じて継続的に行う。
4 内容の配列をする。(実施時期)
(1) 季節と運動関連を適切に配列する。
(2) 学校行事や生活との関連を図る。
(3) 施設・用具が効果的に使えるようにする。
最初は時間数を決める。年間授業時数は決まっているので、各学校の実態に合わせて各月、各学期の時間数を決定する。
次は、内容を決める。子どもの能力、施設・用具、地域の実態を考慮して決める。雪や氷のある地域など、自然条件も加味する。
時間数、内容が決定したら、単元構成をする。各運動領域の特性からみた構成をする。
最後に、内容の配列をする。季節と運動の関連、学校行事や生活との関連、施設・用具との関連などから決定する。
今回の特集では、以上のような考え方をもとにして、「さすが!といわれる年間単元計画」のつくり方が、次のような項目で紹介されている。
1 学校の実態:学級数、児童数
教員数、施設・用具
2 子どもの実態:関心・意欲・技能・態度・体力
3 地域の実態:工業・商業・農業・住居・季節
4 学校の教育目標
5 学校における体育科重点事項・教材
6 学校の年間単元計画
7 実施しての成果と課題
8 参考文献
-
- 明治図書