楽しい理科授業 2009年3月号
なぜ理科を学ぶのか―楽しいトーク27

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楽しい理科授業 2009年3月号なぜ理科を学ぶのか―楽しいトーク27

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ジャンル:
理科
刊行:
2009年2月9日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 なぜ理科を学ぶのか 楽しいトーク27
子どもに伝えたい“ノーベル賞科学者の言葉”
自然に学べ
田村 学
未来の姿を描く学習としての理科教育
降旗 信一
科学の芽を心に育てよう
鷲見 辰美
最後までやり遂げる
大石 隆示
理科のどこが面白いか 意外だった“子どものひと言”
「いっぱい,穴があいたの」
脇 規洋
「えっ! どっちでもいいの?」「じゃあ,どうして変えてあるの?」
渡辺 径子
科学とは自由な発想を試すこと
若林 克治
理科が好き・「わかった」までには道がある
黒田 篤志
なぜ理科を学ぶのか うってつけのエピソード紹介
自然や人間を問い直す力をもつために
石渡 正志
やっぱり「理科は楽しい」
興治 文子
「学ぶこと」を学ぶこと,よりよく考え,判断する力が身につくからである
傳幸 朝香
子どもの素朴思考と重なる科学史のエピソード紹介
天然痘ワクチンの開発
大塚 直樹
歴史に学ぶことは何か
遠西 昭寿
「食べ方が汚い」遺伝子ってあるの?
草場 信
科学への憧れを醸成する楽しい小話
それでも地球は回っている!
猪狩 英究
メダカには理科が詰まっている
増田 和明
教室がシーンとなる“私のトーク” 先生はなぜ理科教師の道を選んだのか
不思議に思う気持ちと出会いから
薗部 幸枝
知らず知らず引きつけられるもの
奥村 豊美
人間が好き・理科が好きなら理科の先生に!
鈴木 勝浩
学年最後の授業=科学の面白さを伝える授業
3年:科学の面白さを伝える最後の授業
中田 晋介
4年:科学の面白さを伝える最後の授業
上木 朋子
5年:科学の面白さを伝える最後の授業
舛田 安生
6年:科学の面白さを伝える最後の授業
池田 和夫
中学1年:科学の面白さを伝える最後の授業
青野 裕幸
中学2年:科学の面白さを伝える最後の授業
長山 知直
中学3年:科学の面白さを伝える最後の授業
岡村 幸保
《理系キャリア入門》 理系進路へのお誘い=どんなお仕事があるのか
藤川 大祐
小特集 通知表所見欄“励まし表記”の工夫例
励ましは,努力したくなる言葉,努力させたくなる言葉
小田 泰史
子どものよさを伝える所見のポイント
藤井 総一郎
「励まし表記」は教師の思いを伝えるI(アイ)メッセージで
立石 佳史
個性を伸ばし,やる気を引き出す書き方を
森 康行
よさを認め,方向を示す所見が子どもを励ます
城者 貴典
通知表の文章は教師の自己申告書である
小林 幸雄
理科室を“子どものサイエンス・ミュージアム”にしよう (第12回)
07年夏休み板橋科学館ミニexploに毎日800名が来訪人気
竹内 幸一
体験&体感できる!大人気の自然博物館&施設 (第12回)
京都大学総合博物館
大野 照文
理科新指導要領 重点指導事項の事例集 (第12回)
第3学年B区分「身近な自然の観察」
角屋 重樹
小学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第12回)
「理論負荷性」に学ぶ「逆思考」の問題解決
佐々木 昭弘
中学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第12回)
エネルギー・環境問題を扱う授業
岩田 秀雄
理科でする―習得型・活用型・探究型学力づくり (第12回)
プライドある教師人生
西川 純
科学に恋する? 女子生徒―育ててみませんか (第12回)
理科に恋する大学院生から理科好きにするヒントを学ぶ
三好 美覚
コピーしてすぐ使える サイエンス版 ペーパーチャレラン (第12回)
飛べ! オリガミ飛行機チャレラン
加藤 俊博
続・新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第36回)
小学校理科第6学年の新A区分の目標と内容
日置 光久
編集後記
樋口 雅子
(続)一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第24回)
天気図と雲画像から日本の天気を学ぶ!
松田 佳久

編集後記

○…いま,静かなるベストセラー本『16歳の教科書―なぜ学び,なにを学ぶのか』で,数学担当の高濱正伸氏がこうい

うことをいっています.

・数学が嫌いな人がよく口にする「数学なんて,出来なくても社会に出て困らない」というのはとんでもない間違い.

・数字こそ使わないけど,私たちの日常生活では常に数学的能力が試されている.

・予備校の人気講師たちは,この辺の話をしっかりする.「そもそも数学とは」という問題意識を常に維持しながら,授業を進めてくれる.そうすると数学をやる意味や意義がわかるようになるわけです.

 たしかに,面倒になると,つい,「これを勉強したって,何の役に立つのだろう?」というへ理屈をつけて怠けようとすることはよくあることだと思います.

 常に,原点というか,出発点に立ち返ることが,学習する力をキープすることにつながるのだという指摘は,説得力がある主張だと思います.

 数学に比べると?理科では,「そもそも理科とは」とか,「そもそも科学とは」というような疑問?は,比較的少ないのではないかと思います.ただ,目に見えないもの,例えば,空気などの学習になると俄然?こういう意識が浮上してくるようです.

 ところで,ノーべル賞の受賞があいついで,科学への関心が高まる?と期待したいところですが,どういう理論なのか?多くの人には説明をされても?なことが多いだけに,逆に?我々には“難しくてわからない世界”となりそうな気配さえあるように思います.

 学年末の最後の授業に向けて,このような問題についてのメッセージをどう発していけばよいのか,ご教示いただきました.

(樋口雅子)

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