楽しい理科授業 2006年9月号
“教えて考えさせる”授業設計のヒント

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楽しい理科授業 2006年9月号“教えて考えさせる”授業設計のヒント

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ジャンル:
理科
刊行:
2006年8月1日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “教えて考えさせる”授業設計のヒント
【特別寄稿】「教えて考えさせる授業」をなぜ提唱し続けたのか
/市川 伸一
中教審の“教えて考えさせよう”提言を考える
「探究」するために「活用するため」の知識を教える
/清水 欽也
教えるべきは教え,育てるべきは育てる
/川上 昭吾
教えは考えることを促す
/田中 淳一
子どもが生き生きと主体的に学ぶ授業
/五島 政一
<誌上シンポジュウム>“教えて考えさせる”―授業モデルを提案する―
提案
/鏑木 良夫
意見
教科書通りでここまで盛り上がる授業
/河合 滋
先行学習によって,科学的な思考力を育成する
/松本 誠
先行学習で素朴概念と科学的概念の間に生じる矛盾を意識させる
/吉野 巌
教師によって育みたい『理科学習習慣』
/平野 俊英
子どもたちの視点を明確化し学習意欲を高める
/冨山 忍
意見を読んで
「分かる」ことを保証しない限り理科授業の進展はない
/鏑木 良夫
“教えてよい場面”で“考えさせる授業”―授業参観の体験から思うこと―
考えさせるために何を教えるかで,授業者の「分かり」が見える
/新保 修
経験のないところに疑問は生まれない
/森 一夫
“教えて考えさせる”―授業のどこを変えるか
ことば,ゆさぶり,そして待つこと
/大辻 永
何をいつ教え,何をどう考えさせるのか
/岩田 秀雄
小さな仲間わけを学び,大きな仲間わけを考える
/こうの にしき
予備知識づくりへの近道 教科書を使った“予習宿題”のヒント
活用できる予備知識を教科書から
/佐々木 昭弘
教科書・実験のページをそっくり写す
/吉田 る実
考えさせる授業づくりへの近道 討論のある授業づくりのヒント
討論の授業をするための指導のポイント
/藤井 総一郎
脱・観察カード! 記録文を箇条書きさせ,「指名なし発表」で鍛える!
/千葉 雄二
3年“教えて考えさせる”単元構成への提言
単元「あかりをつけよう」を例に
/三浦 広志
4年“教えて考えさせる”単元構成への提言
単元「空気と水」を例に
/藤縄 英治
5年“教えて考えさせる”単元構成への提言
単元「植物の実や種子のでき方」を例に
/善能寺 正美
6年“教えて考えさせる”単元構成への提言
単元「ものが燃えるとき」を例に
/石原 保行
中学1分野“教えて考えさせる”単元構成への提言
単元「化学変化と分子・原子」を例に
/根本 千勝
中学2分野“教えて考えさせる”単元構成への提言
単元「生物の細胞とふえ方」を例に
/鈴木 勝浩
小特集 理科で絶対必要な知識とは―指導要領改訂への提言―
系統的な科学知識の習得が重要である
/遠西 昭寿
「創成力」「科学的リテラシー」「技術的リテラシー」育成に向けて他教科・総合等との連携を重視した理科教育改革への期待
/山崎 貞登
ドイツの初等科学(理科)教育の変遷から学ぶ?
/田中 賢二
本物の知をたのしくわかるように学べるように
/左巻 健男
とっても楽しい理科工作 (第6回)
火力発電機を作ろう!(1)
/安岡 昭和
新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第6回)
理科における「言葉の重視」と「体験の充実」
/日置 光久
読解力を鍛える理科テスト問題づくり (第6回)
小学校/実際の授業で熟考したものから作成する
/小林 幸雄
中学校/科学的な探究の過程を意識した問題で鍛える
/鈴木 勝浩
理科好きにする実験観察のヒント (第18回)
昆虫の生態
/横須賀 篤
〜フタホシコオロギを飼育して,教室で脱皮や産卵を観察しよう!〜
わかる実験・わかる教え方―基礎基本が定着する授業づくり― (第6回)
あきるまでの実験・観察を保障しよう
/山田 淳
〜光であそぼう〜
編集後記
/樋口 雅子
こだわり教師の実験教室―100円ショップで実験ネタ― (第6回)
プラパックとフィルムケースで聴診器
/田中 康善

編集後記

○…中教審・教育課程部会の審議経過報告の2「教育内容等の改善の方向」という章に,「指導要領全体の見直しについては,“読み・書き・計算”などの基礎基本を確実に定着させ,教えて考えさせる教育を基本として〜」という文言があります.

 この文言を見たとき,埼玉県の鏑木良夫校長先生のご主張を思い出しました.

 先生が2年前に出された「理科を大好きにするラクラク予備知識の与え方」に「“教えてもよい場面なのに考えさせている”実践を見るにつけ,指導方法の危機を感じている」という指摘が印象に残っていたからです.

 どこかで鏑木先生に問題提起をしていただきたいと思っていた矢先,日本教育新聞で,東大の市川伸一先生(中教審委員)がなんと,鏑木校長の学校で自ら授業をされたという報道があり,「教えて考えさせる授業」実現への実感・感触を探られたようです.

 ところで前述の鏑木著のなかに,6年「水溶液」の塩酸にアルミニウムを入れた反応を見せる場面を例に,

 <予備知識がない場合>→現象の面白さに目が向く.

 「何で試験管を使うのかな」「塩酸って透明なんだ」「このアルミは1円玉と同じだっけ」

 <予備知識がある場合>→変化の過程・因果・時系列で見ようとする.

 「アルミを溶かす力がある,塩酸ってすごいなあ」「アワがどんどん出て行く.最初は少なかったのに」「アルミが小さくなっていく」

 というように,予備知識がない場合は,面白さへの関心が一段落しないと先へ進まず,視点も定まらない,と指摘されています.

 今後の授業を構築していく上での,大きな目安となる問題提起ではないかと思います.(樋口雅子)

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