楽しい理科授業 2006年8月号
“教科書教材と実生活”どう結びつけるか

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楽しい理科授業 2006年8月号“教科書教材と実生活”どう結びつけるか

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ジャンル:
理科
刊行:
2006年7月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “教科書教材と実生活”どう結びつけるか
実生活・体験の中で自然現象の不思議に気づかせるコツ
部活に科学を!
安東 宏
疑問を抱いてもいいんだよ
松山 巌
キーワードで,好奇心を持った探索を!
瀧川 光治
学校現場における「考える力」をつけさせる一つの方法
井戸 仁
教科書教材を“実生活・体験”の中で再確認させる!―子どもの素朴でガンコな概念をどう打破するか
「太陽って東から昇ってくるの?」等を打破するヒント
小石川 秀一
「あの実験装置だから出来る」を打破するヒント
小田 泰史
「あれはあれ,これはこれ」を打破するヒント
堀 哲夫
“教科書教材と実生活・体験”の結びつき海外の工夫紹介
アメリカ
熊野 善介
イギリス
磯ア 哲夫
ドイツ
藤井 浩樹
実生活・体験の中で感ずる“自然現象の不思議”に答える 子どもにする1000字作文的トークのネタ
1日が24時間なわけ
神門 誠司
四季があるわけ
田中 忠
コンピュータの原理
小田切 真
インターネットの仕組み
青野 裕幸
花がさくわけ
三浦 秀行
鳥が飛べるわけ
内山 裕之
体温計の原理
西村 一夫
犬がペットになったわけ
藤縄 英治
物が燃えるわけ
平松 大樹
雲の中ってどうなってるの
中谷 康博
眠くなるわけ
木色 泰樹
ゴキブリが繁盛しているわけ
松藤 司
カラスが増えたわけ
塩沢 博之
乾電池の中身と働き
鬼頭 衛
水って何だ・性質
藤井 総一郎
光って何だ・性質
立石 佳史
火山が出来たわけ
田安 規良
地球の特徴って何だ
渡部 敬
地球内部ってどうなっているの
西村 一洋
地球温暖化がなんで大問題なの
佐々木 清
教科書教材を実生活・体験とどう関連づけるか
3年「この単元」実生活・体験とどう関連づけるか
白數 哲久
4年「この単元」実生活・体験とどう関連づけるか
佐藤 陽一
5年「この単元」実生活・体験とどう関連づけるか
戸井 和彦
6年「この単元」実生活・体験とどう関連づけるか
生田 国一
中学1分野「この単元」実生活・体験とどう関連づけるか
三好 美覚
中学2分野「この単元」実生活・体験とどう関連づけるか
林 秀次
小特集 行ってよかった!楽しく為になる博物館・科学館の紹介
何度行っても飽きないロンドンの自然史博物館と日本科学未来館
中山 迅
感性を育む科学博物館
小川 義和
子ども達を引きつけて放さない日本科学未来館
野池 徹哉
体験や実験が満載の科学館!! 体験して楽しく学べる!!
小林 仁
「ふれる」「ためす」科学館
末永 賢行
県内の生きものや化石・岩石調べは,ぜひ,ここで!
串間 研之
とっても楽しい理科工作 (第5回)
水力発電機を作ろう!(2)
安岡 昭和
新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第5回)
自然と科学(下)
日置 光久
〜「科学をつくる」授業づくりのポイント〜
読解力を鍛える理科テスト問題づくり (第5回)
小学校/条件を考えさせる問題で読解力を鍛える
迫田 一弘
中学校/理科の授業のなかで読解力を高める
秋間 崇
理科好きにする実験観察のヒント (第17回)
カルシウムの仲間たち
横須賀 篤
〜石灰石や貝殻を使って調べよう!〜
わかる実験・わかる教え方―基礎基本が定着する授業づくり― (第5回)
条件制御の力はノート指導で鍛える
山田 淳
〜5年生で育てる問題解決の能力〜
編集後記
樋口 雅子
こだわり教師の実験教室―100円ショップで実験ネタ― (第5回)
電磁石と永久磁石で電池チェッカー作り
田中 康善

編集後記

○…今年2月13日に公表された中教審の審議経過報告に,「各教科ごとに身につけさせたい力として,

@ 体験から感じ取ったことを表現する力(感性や想像力を生かす)

A 情報を獲得し,思考し,表現する力(言語や情報を活用する)

B 知識・技能を実生活で活用する力(知識や技能を活用する)

C 構想を立て,実践し,評価・改善する力(課題探求の技法を活用する)

があるとし,いずれも,言葉の重視,体験の充実と深く関連する力である.」としています.

 マスコミ報道では,言葉の重視,体験の充実が大きく報じられていました.

 ところで,理科では以前から,教室で体験したことと,実生活の上で体験したことを切り離すというか,関連づけて考えない子どもが少なくないと指摘されています.

 「あの実験でああなったのは,あの装置をつかったから―」というような認識も少なくないとも言われます.

 ま,それだけ,便利な世の中になり,切実な疑問を持たなくても済むということなのかも知れません.よく言う,「電気がつかなくなって初めて,“どうしてだろう”」という疑問が生まれるようなもの―と言えるのかも知れません.

 PISAのような問題が苦手となった背景にも,こういう時代の流れがあると言えるのかも知れません.しかし,では,座して眺めていればいいのだとならないことは言うまでもないことだと思います.

 知的好奇心・探究心にあふれた子どもを育てることが,理科にとっては第一の使命だとも言えると思うからです.

 本号は,そういう意味で,実生活でふと感じた疑問にどう答えるか―と含めてご教示いただきました.

(樋口雅子)

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