- 特集 “理科離れ”への戦後の歩み・犯人は何か!
- “理科離れ”に至った戦後60年の歩み・原因は何か
- 近視眼的視点で百年の大計を誤った教育政策
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- 理科を切り捨てて学習指導要領改訂を行ってきた文部省・文科省
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- 本当に子ども達は「観察・実験」を通して理科を学んできたのだろうか?
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- 子どもの分かり方に寄り添う授業づくりができなかったから
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- 理科教育戦後60年の歩みを総括する
- 昭和20年代をリードした理論と実践
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- 昭和30年代をリードした理論と実践
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- 昭和40年代をリードした理論と実践
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- 昭和50年代をリードした理論と実践
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- 昭和60年代から平成初期をリードした理論と実践
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- 平成に入ってリードした理論と実践
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- 理科教育の戦後60年・どういう道を歩んだか
- 指導要領の変遷は何をもたらしたか
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- 理科関係学会の動向は何をもたらしたか
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- 理振法の動向は何をもたらしたか
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- 民間教育運動の動向は何をもたらしたか
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- 影響力のあった人物の主張は何をもたらしたか
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- “理科離れ”に陥った問題点はどこか
- 授業論に問題はなかったか
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- カリキュラム論に問題はなかったか
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- 教材論に問題はなかったか
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- 学力・評価論に問題はなかったか
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- 教科書に問題はなかったか
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- 実践研究の方法に問題はなかったか
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- 生まれてなかった世代が覗く!理科教育60年の歩み“エピソードで検証”する
- 指導要領と蛯谷調査官の影響力問題
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- 初教と筑波大附属小の実践力問題
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- 現代化と落ちこぼれキャンペーン問題
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- 低理廃止と生活科誕生の問題
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- アンチ文科省と民間教育運動の問題
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- なぜ消えた剖授業の問題
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- なぜ消えた野外活動の問題
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- なぜ消えた理科工作の問題〜工作は科学でない?〜
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- 小特集 ITは今後の理科教育をどう変えるか
- ITは教材研究を劇的に変える
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- 無線LANと携帯電話と観察・実験
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- 生徒の身近なコミュニケーションツール
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- ITの普及によって今後どんな生徒を育てていきたいか
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- とっても楽しい理科工作 (第7回)
- 火力発電機を作ろう!(2)
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- 新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第7回)
- 理科における「探究と習得」
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- 読解力を鍛える理科テスト問題づくり (第7回)
- 小学校/入門期から「発想力」を鍛え,「意見―理由」の型を身に付けさせる
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- 中学校/読解力は授業変革を求めている
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- 理科好きにする実験観察のヒント (第19回)
- 火山灰の洗い出し
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- 〜土にかくされた宝物を探す!〜
- わかる実験・わかる教え方―基礎基本が定着する授業づくり― (第7回)
- グラフを読み取る力を鍛える
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- 〜天気の変化,もののとけ方〜
- 編集後記
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- こだわり教師の実験教室―100円ショップで実験ネタ― (第7回)
- ハトメのターミナルでカイロ当てゲーム
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編集後記
○…現行の小学校学習指導要領下の理科の授業時間は,音楽・図工より,総時間数では少ないのが実態です.大事にしているかどうかは,授業時間数だけで決められないという意見もあるとは思いますが,時間が確保されていないところでは指導のしようもないのも,また厳然たる?事実です.
うわさによると,次の改訂では何が何でも「理科の授業時間数は増やす」という決死隊が組織されているともいわれますが,いずれにしても,これだけ科学技術立国ということがいわれながら,これだけ“理科離れ”が深刻になっているのはどこかに,その原因があることは間違いありません.
先進国では,サイエンス関係の雑誌が普通に駅の売店で売られているともいわれますが,わが日本では,一般読者向けのサイエンス関係の雑誌はほとんど消滅していますし,教育関係の各教科でも,理科は不人気をかこってウン十年という感じです.
そこで本号,戦後も還暦を迎えた今日,来し方を振り返り,どこに問題があったのか―を検証する中から,今後の方向性を見出していければと企画しました.
(樋口雅子)
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- 明治図書