- 特集 実力派教師の“難用語・概念”わかる教え方
- 理科教師としての実力どこに現れるか―と聞かれたら
- 認識の順序性を踏まえた発問が決め手
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- 理科の教師は“モノ(教材)”と“流れ(授業展開)”で語る
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- 理科学習指導における科学用語の取り扱い
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- 導入・課題提示できる教師の実力!
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- “この用語”の500字定義&理解度チェック&わかる教え方
- 音
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- 光
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- 電気
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- 磁石
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- 燃焼
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- 金属
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- 空気
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- 水
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- 溶解
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- 力
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- 熱
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- 運動
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- 分子
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- 原子
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- 宇宙
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- 星
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- 太陽
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- 授業の腕試し=自己診断の目安はどこか
- 導入でひきつける力
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- 体験と結びつける力
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- 発想・発言を引き出す力
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- 確かな観察力の育成
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- ノートを活用する力
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- 小特集 「食育基本法」を理科授業で考える
- 栽培意欲を高め,諸感覚を磨き,理科で養う能力の活用を図る
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- 食の視点から理科授業を見直す
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- 食用作物「イネ」を教材として
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- 味の不思議
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- 理科として側面支援を!!
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- 「だから〜なんだ」の実感を理科で
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- 教室で使える写真集 (第10回)
- 豆電球の内部
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- <往復書簡>科学概念の基本をどう教えるか (第10回)
- 往信 どんな「ことば」で表現させたいのか
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- 復信 事実ではなく理論で関わる授業
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- 理科カリキュラム改革への提言 (第10回)
- 新学力観・ゆとり路線は破綻したのか
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- 子どもに教える!新教科書の使い方・基本スキル (第10回)
- 3年「あかりをつけよう」を教科書と応用編で組み立てる
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- <すぐに使える科学読み物>科学史における日本の貢献―人物中心に― (第10回)
- 電気を通すプラスチックの発明
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- 理科好きにする実験観察のヒント (第10回)
- 空気中の水蒸気を調べよう「空気中の水蒸気と湿度」
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- <コピーしてすぐ使える>エピソード記憶でしっかり定着の“この重要概念”
- 3年/「回路」を教える知的アドベンチャー体験?
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- 4年/自然界での水の変化
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- 5年/尿素の結晶で,雪の花を咲かそう
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- 6年/電磁石のはたらき
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- 中学1分野/電流の単位に使われているアンドレ・マリー・アンペール―磁界―
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- 中学2分野/細胞と呼吸〜生きるエネルギーを生み出すしくみ〜
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- 編集後記
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- プロ級の理科工作―カタログ&製作ヒント― (第10回)
- コイルと磁石で振り続ける振り子を作ろう
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編集後記
○…何気なく使っている用語も,ちゃんとした定義を求められると,
「はたしてこれで大丈夫なのかな?」と不安になる問題が少なくないように思います.
改めて考えてみると,教科書でというか,指導要領で示されている用語の概念規定や定義が,きちんとした形で,子どものなかに定着しているだろうか?となると,かなり疑問に思われる事態もあるように思います.
もちろん,同じ用語でも,科学的定義と文学的?定義とでは,指し示す範囲というか意味合いが違うということもあると思います.
たとえば,「音」という用語の定義を,理科の時間に学習するのと,国語の時間に学習するのとでは当然ちがうわけですが,学習者である子どもはその区分というか,区別をするというより,統一した形で理解するほうが自然?という気もします.
ですから,その用語についての,理科的説明を求めているにもかかわらず,ごっちゃごちゃにしたような理解を示すことも起こりうるのではないでしょうか.
本号では,必ず学習し,しかも概念規定があいまいになる危険があるのではないかと思われる用語を,今回は17あげて,そのわかる教え方をご教示いただければと考えました.
(樋口雅子)
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- 明治図書