- 特集 頭を働かせた!実感する熱中授業14選
- 「子どもが熱中する授業」づくりに挑戦せよ
- 自分で考え自分でつくりあげていく授業 その「型」と「手順」がハッキリすると子どもは熱中する
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- この発問で子どもは「頭を働かせる」
- 「見れども見れず」を見抜く目を持とう
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- この仕掛けで子どもは「頭を働かせる」
- 短文をモデルに説明文のポイントを見つけさせる
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- この指導で子どもは「頭を働かせる」
- 個別評定で一人残らず頭がフル回転
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- 「できない」→「できる」ようになる授業の工夫
- 向山型暗唱指導で暗唱できるようになる
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- 「できない」→「できる」授業システム
- 「毎日同じことを繰り返す」ことを愚直に続ける
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- 「できない」→「できる」ステップ設定のポイント
- 黒い目のきれいな女の子
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- 国語授業に取り入れたいゲーム要素
- 全ての子どもに勝利のチャンスがあるゲーム
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- 自学学習のできる国語ゲーム
- 子どもたちが熱中した「五色百人一首」と「国語版難問・良問一問選択システム」
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- 自分で考え、作り出す場面を入れた授業
- 「自分で考え、作りだす」討論の授業が、子どもを変えた!
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- 想像性を発揮させる指導ステップ
- 「逆からも読める熟語」の授業化で子どもが熱中する
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- 「漢字スキル」のシステムを授業に応用する
- 自分で学んでいくシステムをつくり、できるようになったことを実感できる、漢字の総復習テストのさせ方
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- 「要約」のシステムを授業に応用する
- 全文要約―作業を通して答えが明確になるから熱中する
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- 「うつしまるくん」のシステムを授業に応用する
- 「そっくり写させる」ことで子どもを鍛える あるがままを受け入れる素直さと集中力を育てる
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- ミニ特集 子どもの語彙力を高める仕掛け
- 一年生→「話す」「聞く」「読む」「書く」全ての活動で語彙力を高める
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- 二年生→子どもたちの語彙力を高める手立ては三つある。第一に、入力していくこと。第二に、出力の場をつくること。第三に、出力できたら褒めること
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- 三年生→辞書が楽しい、辞書が好きになる、おススメ授業5
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- 四年生→必要な語句やことばを集め、活用することで語彙力が高まる
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- 五年生→趣意説明・確認・激励を仕掛けの要素とする
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- 六年生→二万二千語を学ぶ言葉の学習
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- 中学生→ゲーム感覚で楽しく覚える「五色名文・格言暗唱かるた」
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- 高校生→古語フラッシュカードの活用と可能性
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- 向国ライブあの体験で教室の実践が変わった
- 基本を押さえ、あれども見えずの発問で思考させていく授業
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- 設定だけでも盛り上がる授業ができた
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- 私のクラスでウケた保護者参観授業 (第16回)
- 知的興奮! 五年生国語保護者参観「要約指導の授業」
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- グラビア
- 大好評! 向山型国語入門講座
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- 〜「文章教材をどのような組み立てで授業するか」〜
- 巻頭コラム
- 授業に一気に突入するフラッシュカード(TOSSが作り出した新しい教育文化)
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- 巻頭論文
- 向山実践から熱中する要素を抽出し、他教材に応用する
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- ちょこっと分析批評―“このパーツ”で国語をカジュアル化 (第4回)
- 日本語には主語がない。主語を省略して読んでみよう
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- 中学発 テスト問題を授業に組み込む―あら不思議? 学力UP (第4回)
- 「読解スキル」で生徒全員を熱中させる
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- 伴一孝の授業道場―土足でハートに侵入の実況放送 (第4回)
- 多くのメンバーが脱落する中、たった一人で徹夜をし、授業を創るメンバー。けっして負けない向山型の真髄
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- 意見が「真っ二つ」に分かれるこの発問 (第4回)
- がまくんが一番ほしかったものは何ですか。お手紙という「物」なのか、お手紙を出してくれる「人」なのか。主題に迫る発問を追究する
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- 教室熱狂―「学級通信=アチャラの授業」再現スポット (第4回)
- 学級通信「アチャラ」追試ポイントC 分析批評の授業@視点
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第80回)
- 静岡県の全域で使われている国語ワークテストを授業する
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- “学び合い実践のキケン部分”を予測する (第4回)
- 解釈コードを教えずに考えさせる愚
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- 国語で発達障がい児の指導―最前線 (第4回)
- 手指の巧緻性を向上させる様々な教材でトレーニングをする
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- 〜書くことに慣れさせるトレーニングをTOSS教材で実現する〜
- 学校内にある奇妙な習慣
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- 非連続型テキストの読解力―向上への指導ポイントは“ここ” (第4回)
- 定石の発問を追試してイラスト資料を読み取る
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- 〜非連続型テキストを読解する授業の実際A〜
- A論文を生み出した実践 (第4回)
- どの子にも一年生一学期に、ひらがなをマスターさせる文字指導とは
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- オジン世代発→若い世代の“向山実践の咀嚼率” (第4回)
- 向山実践の咀嚼率が低かった!『知的好奇心への挑戦「日本語の音」』を一年生に授業した結果、熱中しない子がいた
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- 向山実践と大谷実践の違いはどこで生まれた? オジン世代の私は向山実践と大谷実践の「最初の指示」に注目した そこに向山実践に隠された二つの「配慮」が見えてきた
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- 向国高段者のバックヤード 学級のワクワク授業風景 (第4回)
- 代表的な分析批評の発問で知的な授業を作る。新しい解釈を子どもたちに持たせる。それが、授業である
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- 向国高段者のバックヤード 松崎力の国語教室 (第4回)
- 学力が低いという学級を担任した時に行う国語授業の基本
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- この授業で“向山実践が蘇った瞬間” (第4回)
- 言葉を根拠に意見を述べる
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- 〜第二学年「お手紙」〜
- 華の女子三人組 学級経営と国語授業―連動スポットは“ここ” (第4回)
- 脳は八歳までに九十五%出来上がる
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- 一年生がよく考え熱中する授業
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- やらせっぱなしではなく、確認し、褒め、できていないときはやらせる
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- 向山実践を読み解く
- 子どもがノートに書いたことから授業を組み立てる
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- 〜「海雀」の授業K〜
- 足が震えた模擬授業体験談 (第4回)
- 何度も繰り返された瞬殺で修正!
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- 足の震えはどうして起きるのか?
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- 読者のページ
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- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第82回)
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巻頭コラム 授業に一気に突入するフラッシュカード(TOSSが作り出した新しい教育文化)
本誌編集長/向山 洋一
「フラッシュカード」による授業開始の二分間の学習活動が、急速に広がっている。
子どもたちが一気に授業に集中して、学習モードに突入するからだ。
「フラッシュ」は、その名の通り、一秒以下の時間で展開する。
もともとは、ロケットで科学技術の遅れを自覚したアメリカで、幼児教材として作られたセサミストリートが源流である。作られた時、日本中の教育関係者が批判的だったが、あっという間に子どもの心をとらえた。
脳の働きのスピードのとらえ方の違いである。
先進的な幼稚園で、フラッシュカードが開発され、数十年を経てTOSSの学校でも広がってきた。
次は、ある先生の報告である。
昨年に続いて、今年も、学級崩壊寸前のクラスに国語を教えている。
六月下旬から、週六時間入っている。
ベテランのスクールカウンセラーが三十九人のクラスの様子をみとって、十八人配慮を要する子がいるというレポートを提出した。
まさに新型学級崩壊である。
だから、私も最初どきどきして国語の授業をした。
子どもの頭と心をつかんだのは、フラッシュカードだった。
輪郭漢字カードとことわざカードを駆使した。
ビデオにも録画した。
参観者の記録
【1回目】
1 全員席についている。(学級崩壊をした三年生のクラスの、しかも発達障害系の子どもたち。離席をしていないだけですごい)
2 リズムが心地よい。
3 子どもたちの無駄話がない。
4 子どもたちがすぐに集中した。
5 指示は「はい」のみ。
6 「210」のあと、ワンバイワン。
7 輪郭漢字フラッシュカードからの、ことわざフラッシュカード。
8 テンポが悪くなった。→枚数が多い。
9 減らした。
10 ここでも「210」「ワンバイワン」。変化のある繰り返し。
11 先生「一人の人がしゃべってるみたい! ゆうしゅう! すごいなあ!」ほめ続ける。(畳み掛けるようにたくさんほめていた。)
12 ことわざフラッシュカードは、後半で後ろの文字が消える。難しい!
13 子どもたちがなじみのあることわざからやったほうがいい。(先生より)
14 ことわざフラッシュカードのあとの……地図記号フラッシュカード!
15 三種類のフラッシュカードをやっているけれど、子どもたちはまったく飽きない!
16 約五分で全員発表!
17 子どもたちの動きが速い!
フラッシュカードによる授業の導入は、授業に革命的変化をもたらす。
何より、やんちゃ君を含めた全員が一気に授業に集中するからである。
TOSSが作り出しつつある新しい教育文化である。
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- 明治図書